岩城裕明
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岩城 裕明(いわき ひろあき、1984年 - )は、日本の小説家。
経歴・人物
[編集]2009年9月、第6回講談社BOX新人賞“流水大賞”優秀賞を受賞した『ようこそ、ロバの目の世界へ。』で単行本デビューした。
初の単行本刊行の前に、講談社発行の文芸雑誌『パンドラ』に短編が1編掲載されている。また、第6回の優秀賞受賞以前に、第4回流水大賞で『僕等が愛に笑いに勇気に希望に暴力に自殺に虚構に頼る理由』があしたの賞を受賞している。
2014年、『牛家』で第21回日本ホラー小説大賞佳作に入選。
作品リスト
[編集]単行本
[編集]- 『ようこそ、ロバの目の世界へ。』 (講談社BOX、2009年9月、ISBN 978-4-06-283727-9) - イラスト:ごり
- 『その花束は少年で出来ている The bouquet is made of boys. 』(講談社BOX、2013年3月、ISBN 978-4-06-283834-4) - イラスト:スオウ
- 初出:講談社BOX『BOX-AiR』6号(2011年9月) - 11号(2012年2月)、16号(2012年7月) - 18号(2012年9月)
- 『牛家』角川ホラー文庫、2014年11月、ISBN 978-4-04-102162-0
- 収録作:「牛家(うしいえ)」「瓶人(かめびと)」
- 『煉獄ふたり : 優しい幽霊はコンビニにいる』(講談社BOX、2015年5月、ISBN 978-4-06-219544-7) - イラスト:スオウ
- 『三丁目の地獄工場』 角川ホラー文庫、2016年4月、ISBN 978-4-04-103999-1
- 収録作:「怪人村」「女瓶(めかめ)」「ぼくズ」「地獄工場(ヘルこうじょう)」「キグルミ」
- 『呪いに首はありますか』実業之日本社、2018年8月、ISBN 978-4-40-853727-6
- 【改題】『呪いのカルテ たそがれ心霊クリニック』実業之日本社文庫、2021年8月、ISBN 978-4-408-55676-5
- 『事故物件7日間監視リポート』角川ホラー文庫、2020年2月、ISBN 978-4-04-107327-8
漫画原作
[編集]- 『神様、僕は気づいてしまった』(ゲッサン少年サンデーコミックス、ISBN 978-4-09-851007-8)-マンガ:ウエマツ七司
アンソロジー収録作品
[編集]- 「優作の優」 (『Powers Selection 新走』、講談社、2011年5月) - イラスト:スオウ
- 「ぼくの影」「ムラサキのインコ」「押入れ」「祖母の絵」「うどん石」「首吊り橋」(『世にも奇妙なストーリー 呪いの螺旋』、西東社、2019年8月)
単行本未収録作品
[編集]- ホッピングマンション (『パンドラ』Vol.4、講談社、2009年8月) - イラスト:ごり
- コーポ・クジライヌ (『群象』、講談社BOX非公認サークル パンドラBETA、2009年12月6日) - 第9回文学フリマで販売
- デルタ (講談社BOX『BOX-AiR』1号、2011年4月)
- さよならと言って、さよなら (講談社BOX『BOX-AiR』13号、2012年4月)
- ななめうしろの男 (講談社BOX『BOX-AiR』22号、2013年1月)
- 夜を歩く (講談社BOX『BOX-AiR』36号、2014年3月)
- 春はまだか (講談社BOX『BOX-AiR』37号、2014年4月)
- どうして幽霊は服をきているのですか (実業之日本社『月刊ジェイ・ノベル』2017年1月号)
- 海になる (アトリエサード『ナイトランド・クォータリー』vol.15、2018年11月)
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 岩城裕明 (@hiroaki_iwaki) - X(旧Twitter)