酔い
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酔い(よい)は生理現象の一種。酔いには酒などを摂取した時に引き起こされる酒酔い(drunkenness)と、乗り物などに乗った時に起こる乗り物酔い(kinetosis)の二種類がある。 詳細は各項参照。本項では酒酔いと乗り物酔いの違いについて主に記述する。
また、全く別の使い方として「自分に酔う(自己陶酔)」などのように見惚れる、夢中になるなどといった用法もある。
違い
酒酔いはアルコールに含まれるエチルアルコールが中枢神経の機能を抑制する事によって引き起こされ、乗り物酔いは三半規管の誤作動により自律神経に異常が発生した場合に起こる症状であり、根本的に別ものである。
酒酔い
酒酔いは中枢神経の高位機能が抑制され、低位機能が表層化する事により、日常作用している判断力、集中力、抑止力等が低下する事により軽い興奮状態に陥る。いわゆる酒を飲む事によって気が強くなったり、気分が良くなったりする状態である。また体内でアルコールを分解する際に生成されるアセトアルデヒドは有毒物質であり、これが血中に蓄積されると心拍数の増加、嘔吐、皮膚の紅潮などの状態が引き起こされる。前者の酒酔いとは別の症状であるが、同様に酒酔いに分類される。
乗り物酔い
乗り物酔いは三半規管の誤作動により自律神経に異常が発生した場合に起こる症状であり、振動、視覚刺激、嗅覚刺激などが要因で引き起こされる自律神経系失調による一過性の眩暈、吐き気などの症状を指す。