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SO-DIMM

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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SO-DIMM (small outline dual in-line memory module)はコンピュータで使用するメモリモジュールの規格の一種である。 SO-DIMMはDIMMに対してより小さなサイズでモジュールを提供するための規格であり、その大きさはDIMMの約半分とされている。そのためSO-DIMMは主にノートパソコン省スペースパソコンで使用される。さらに、プリンターやルーターを始めとするネットワーク機器の機能拡張の際にも用いられる。

SO-DIMMには72ピン、100ピン、144ピンまたは、200ピンのモジュールが用意されている。100ピンのモジュールは32ビットデータ転送をサポートし、144ピンから200ピンのモジュールは64ビットデータ転送をサポートする。これは、64ビットデータ転送が可能な168ピン、184ピンまたは、240ピンのDIMMに相当する。

SO-DIMMの種類を見分けるにはモジュール上の端子に付いている切りかきがどこにあるかによって判別できる。100ピンのSO-DIMMモジュールは切りかきがふたつあり、144ピンのモジュールは端子の中央付近(完全に中央ではない)に切りかきがひとつあり、200ピンのモジュールは端子の左右どちらかの端の付近に切りかきがひとつある。 200ピンのSO-DIMMモジュールはDDRDDR2とを区別するために切りかきの位置にさらに微妙な差違がつけられている。切りかきがピンのある辺の端により近ければDDRであり、中央により近ければDDR2となる。DDRとDDR2とでは互換性がないため、誤って使用するのを防ぐためにこのような差違がつけられている。この項に掲載している写真のモジュールは切りかきが端に近いDDRのものとなっている。一見すると見分けが付かないため、これらを見分ける際は注意が必要である。

SO-DIMMの動作電圧はDIMMと比較して大きく違わない。そして、技術の進歩によりDIMMと同等の動作速度-クロック数(例えば400MHz PC3200)やCASレート(2.0、2.5、3.0)-および記憶容量(512MB、1GB、その他)を実現している。現在、DDR2 SO-DIMMメモリモジュールは800MHz PC6400のクロック数を実現している。また、近い将来に1066MHz PC8500の速度を実現する予定である。