タクティクスオウガの登場人物
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タクティクスオウガの登場人物は、『タクティクスオウガ』に登場する架空の人物及びクラスについて記述・解説したもの。
注意:以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。
主要登場人物と出演キャスト
メインキャラクター
- デニム・パウエル (C.V.佐々木望)
- 主人公(ファーストネーム「デニム」は変更可能)。ウォルスタ人。カチュア、ヴァイスと共にゲリラ活動を行っている。
- アルモリカ城に幽閉されているロンウェー公爵の救出の功により「ゴリアテの若き英雄」とウォルスタ陣営から担ぎ上げられ、ヴァレリアを巡る様々な勢力と関わっていくことになる。
- Template:SpoilerH自らをウォルスタ人であると思って生きてきたが、ストーリー後半でバクラム人であることが判明する。本名はデニム・モウン。父プランシー・モウンがブランタ・モウンの弟のため、バクラムの最高実力者ブランタの甥にあたる。Template:SpoilerF
- カチュア・パウエル (C.V.冬馬由美)
- デニムの姉。ウォルスタ人。弟デニムを溺愛しており、デニムと一緒にいたいがためにゲリラ活動に参加している。博愛主義的な発言をするが、実はデニムが戦争に参加することを嫌っているだけであって、本質的な博愛主義者ではない。
- ヴァイスを口汚く罵るシーンなどもあり、自己中心的な面が強いキャラクター性は好みが大きく分かれ、毛嫌いするプレイヤーも多い。
- Template:SpoilerH後に暗黒騎士ランスロットの手によって、覇王ドルガルアの血を受け継ぐヴァレリアの正統後継者、ベルサリア・オヴェリス王女である事が判明する。「カチュア」とは、幼くして亡くなったプランシーの実の娘からとった名前である。Template:SpoilerF
- ヴァイス・ボゼッグ (C.V.関俊彦)
- デニムの親友。ウォルスタ人。ウォルスタ人が長く虐げられてきたことに対して強い反感を持っている。
- ゲリラ活動に積極的であり、戦争を嫌うカチュアに苛立ちを見せることが多いが、死亡時のコメント等からも実は彼女に少なからず気がある事が見て取れる。
- ある行動の是非を巡ってデニムと対立、袂を分かつこととなる。デニムの選ぶ道筋次第で、彼の辿る結末は全く違った物となる。
ゼノビア王国
- ランスロット・ハミルトン(聖騎士ランスロット) (C.V.子安武人)
- 元新生ゼノビア王国聖騎士団団長。シャロームの都市バルナ出身のゼノビア人。かつてハイランドの支配から大陸を救った英雄の一人。国家の権威に関わるとある不祥事を起こしてしまったため、カノープスらと共にゼノビアを追放され、ヴァレリア島にやって来た。亡くなった妻の形見のオルゴールを肌身離さず持っており、デニムに生きるために戦うことの意義を教える。
- Template:SpoilerH古都ライムでバクラム軍の襲撃に巻き込まれ、その最中に部隊を指揮していたバルバスと遭遇し対戦するも捕らえられ、連行されハイム城の地下牢に監禁される。その後、海の見えるハイムの教会にて発見された彼は、形見のオルゴールにわずかに反応を示すくらいですでに廃人となっていた。
その際、ランスロットを献身的に看護していたクレアと云う少女から、デニムは彼の剣であり、ゼノビア王国騎士団団長の証でもある「ロンバルディア」を譲り受ける。
この結末は、多くのプレイヤーに衝撃を与えたといわれている。Template:SpoilerF - カノープス・ウォルフ(風使いカノープス) (C.V.井上和彦)
- 元新生ゼノビア王国魔獣軍団団長。ランスロットの仲間。シャロームの都市ペシャワール出身のゼノビア人。バルタンと呼ばれる古代有翼人の末裔で、人間の3倍も長生きをする。年齢は48歳(登場時)だが、外見は10代の青年。バーニシア城でのバルバスとの戦闘シーンにおいて、ランスロットは舎弟だと公言する。デネブからは「かのぷ~」と呼ばれ、よくからかわれている。また、「トリ」と呼ばれるのを何よりも嫌う。
- ウォーレン・ムーン(占星術師ウォーレン) (C.V.堀内賢雄)
- 元新生ゼノビア王国魔法団団長。出身地不明のゼノビア人。ランスロットたちに連座しヴァレリア島にやって来た占星術師。ヴァレリア島の紛争に関する出来事や噂話、登場人物を事細かに分類し要約したウォーレン・レポートを作成している。古都ライムでのバクラム軍の襲撃により負傷し、意識不明のままアルモリカ城へ運ばれる。その後、何とか意識を取り戻したウォーレンの口から、ゼノビアによる介入の真意が語られる。なお、この時点でデネブが仲間となっている場合、デネブが見舞いに来るシーンを見る事ができる。
- Template:SpoilerH物語最終局面にて、崩壊するカオスゲートからデニムらを救出するが、自らはそれに巻込まれ行方不明となる。
なお、彼らゼノビア陣が、今回ヴァレリアに介入した真意は、盗まれた聖剣『ブリュンヒルド』を穏便に奪還し、回収することであった。Template:SpoilerF - ミルディン・ウォルホーン(騎士ミルディン) (C.V.相沢正輝)
- 元新生ゼノビア王国聖騎士団所属。ダルムードの都市コンシュ出身のゼノビア人。団長に従い、共にゼノビアから追放される。タクティクスオウガ中でも随一の二枚目で、物腰が穏やかなためか女性からの支持が厚い。バーニシア城でのバルバスとの掛け合いから、意外に毒舌だと判明する。同僚のギルダスと比べて技術系に優れ、素早い行動を得意とする。
- ギルダス・W・バーン(騎士ギルダス) (C.V.那波一寿)
- 元新生ゼノビア王国聖騎士団所属。ハイランドの上都ザナドュ出身のゼノビア人。団長に従い、共にゼノビアから追放される。酒と女をこよなく愛する豪快で頼りがいのある好漢。カノープスとはケンカ友達で、事あるごとに言い争いをしている。
- Template:SpoilerHランスロット・ハミルトンらと共に古都ライムでバクラム軍の襲撃に巻き込まれ、その際に部隊を指揮していたマルティムと対峙するも敗北してしまう。その結果、ランスロット同様に捕縛され、ハイムへと連行される。Nルートではその際に死亡してしまうため、その遺体が二バスのマテリアルとして利用されてしまう。その後、二バスは彼の肉体をデスナイトととして改造し、復活させることに成功する。しかしながら、魂の再生に失敗したため、当人の自我は失われ、単に破壊のみをもたらす凶暴なゾンビと成りはてる結果となる。加えて皮肉にも、その牙はデニム達に向けられ二バス自身の実験の成果を試す絶好の機会とされてしまう。Template:SpoilerF
- デネブ・ローブ(魔女デネブ) (C.V.金月真美)
- カボチャが大好きな元新生ゼノビア王国魔法団所属の美しい魔女。出身地不明のゼノビア人。新たな魔導研究に必要な資金を集めるため、今回はヴァレリア島の各地でショップの店先を借りて商いをしている。また、特殊クラスのパンプキンヘッドはここでしか雇う事が出来ない。ランスロットらとは旧知の仲で、カノープスのことを「カノぷ~」と呼んでいる所にも、彼女の性格が表れている。見かけはうら若い美女だが、転生の秘術(?)を使って若さを保ってるため実年齢は不明である。(本人は秘術の利用を否定している。)本編ではそのことをカノープスに皮肉られるエピソードがある。
- Template:SpoilerHデネブのお店
第四章以降、ウォーレン・レポート内にある「デネブのお店」と云う項目を読むと特定の拠点と日付を条件に、魔女デネブのお店が出現する。(デネブの気まぐれな移動販売のためか、日付が変わると出没する拠点も変化する)この施設は通常のショップと品揃えが少々異なり、通常の品揃えに加えて各種オーブや、キュアエキス等の高級消耗品系のアイテムを購入できる。また、ここでは「ガラスのカボチャ」を売却する事で、その売却数に応じたパンプキンヘッドの雇用も可能となっている。
なお、この施設でアイテムを累計255個以上購入するとメニューに「仲間に加える」(ヘルプによると愛の奴隷になりたい貴方に捧げるスペシャルコマンドらしい…)という項が現れ、これを選択後に承諾するとデネブをユニオンに加える事ができる。(断ると、購入アイテム累計がリセットされ、再度255個以上アイテムを購入しなければ同コマンドが出ない)
その際、購入アイテム255個に加え、パンプキンヘッドを10体以上雇用しているとレベルや、所持品、魔法がグレードアップしたスペシャル?デネブを仲間にできる。Template:SpoilerF - フィクス・トリシュトラム・ゼノビア(聖王トリスタン)
- 新生ゼノビア王国国王。かつてハミルトンらと共に反乱軍に参加し、ゼテギネア大陸を支配していた神聖ゼテギネア帝国を倒し新生ゼノビア王国を建国した立役者の1人。革命終了後に国王に即位し、厚い人望と優れた政治力により民衆からの支持を集める。後にネオジオポケットで発売された伝説のオウガバトル外伝 ゼノビアの皇子の主人公である。
- ギルバルド・オブライエン(天空のギルバルド)
- 新生ゼノビア王国魔獣軍団団長。カノープスの親友。事実上の隠しキャラクター。前作のエンディングにおいてカノープスとの再会が示唆されていたため、「ヴァレリア島に来ているらしい」ことだけは発売前から知られていた。彼の登場する通称ギルバルト・エンディングに行くためには隠しパラメータの調整が必要で、通常のプレイで到達する事はまずありえない。後に「オウガバトル64」にも登場していることから、現在までのサーガ正史皆勤賞であるといえる。
ウォルスタ陣営
- ジュダ・ロンウェー (ロンウェー公爵)(C.V.有本欽隆)
- 元アルモリカ城城主であり、少数民族であるウォルスタ人の指導者としての立場を担う。ウォルスタ人を率いて武装蜂起しガルガスタンに抵抗するも、物量の差を前に半年で敗北、同城内に捕虜として幽閉される。その後、デニム達によって救出され、解放軍を組織していく事となる。そのカリスマ性から「ウォルスタの虎」の異名を持つが、その仮面の裏は筋金入りの利己主義者であり、おおよそ指導者としての器量が不足している。特に2章Lルートにおいてはそれが顕著となる。
- レオナール・レシ・リモン(騎士レオナール) (C.V.堀内賢雄)
- アルモリカ出身のウォルスタ人。アルモリカ騎士団団長。常に冷静沈着で、その場において最も理にかなった判断を下す事のできる男で、誰よりもウォルスタの未来を憂いている。その優れた才能は政治面にも通じ、他人や自分自身に対しての考察も例外ではないため、しばしば主義主張の違いから、デニムと対立することもある。
- 物語中のルート分岐に最も関わる人物で、いずれも彼の問いにどう返答したかによって、その後のデニムの歩むべき未来が決定される。
- アロセール・ダーニャ (C.V佐々木るん)
- クリザロー出身のウォルスタ人。ガルガスタンとの戦いの際に両親を失った事から解放軍に身を置く。バルマムッサの悲劇で兄を亡くし、その実動部隊及び首謀者へ復讐するため、デニムの前に立ちはだかる。かつてはレオナールの恋人だった。通常のアーチャーより全ての能力が一回り上という、タクティクスオウガきっての優秀なアーチャーである。なお、彼女はLルートでは敵、Nルートでは強制離反、Cルートでは味方と、歩むルートによって立場が一変する。
- ドナルト・プレザンス(プレザンス神父)
- アルモリカ?出身のウォルスタ人。身寄りのない孤児達と暮らしていたが、先の戦乱で教会を焼き払われた際、その全てを失う。その後、解放軍に身を置き、ガルガスタン陣営への復讐の機会を窺う悲しき神父。
- 物語序盤のクリザローの町で、アンデッド集団に襲われている所をデニム達に救われ、以後行動を共にする事となる。なお、此処での救出に失敗しプレザンスが死亡した場合は、代わりに「フェリシア」というクレリックが仲間になる。ちなみにフェリシアは固有の顔は持っておらず、「イクソシズム」を所持しているが彼女自身は使うことが出来ない。
- ザパン・イリューダス(傭兵ザパン)
- 金のためならどんなに汚い仕事でも請け負う、戦闘のプロフェッショナル。その徹底した、又は過剰過ぎるプロ意識の為か、自分の母親でさえも敵に売ると噂される男で、周囲からあまり良い話は聞こえてこない。派手にやりすぎたためガルガスタンに賞金を掛けられる等、後先考えずに行動する傾向もあるらしい。
- ルート次第で彼のストーリーへの関わり方も大きく変わってくる。Cルートでは最期まで敵として登場するが、Lルートでは戦闘後に選択次第で傭兵として仲間にすることができる。彼を仲間に出来るチャンスは2章と4章の計2回ある。
- プランシー・パウエル(プランシー神父)
- 物語の核心に迫る重要人物で、デニムの父親であると同時にカチュアの育ての親でもある。ウォルスタ人と思われていたがバクラム人である。ゴリアテで牧師をしていたが、「マナフロア」についての情報を握っていたため、物語冒頭で暗黒騎士団により拉致され、行方不明となる。その後、暗黒騎士団団長ランスロットの奸計による王女(カチュア)擁立と同時にハイム城より釈放され、死人の谷にて衰弱しきった状態で発見される。オリビア達の手により、ブリガンテス城に保護されるも、デニムに事の真相と、成すべき事、歩むべき未来を告げた後、死亡する。
- ロデリック・デズモーリア
- 旧ブリガンテス国の王。ウォルスタ人。ドルガルアとはヴァレリア統一戦争で共に戦った戦友であったが、最後には敵となり敗北する。その後幽閉中に死亡した。統一戦争において、自然界に影響を及ぼすほど強大で危険な力を秘める「禁呪」を乱用したため、次第に民心が離れ孤立していく。かつて緑豊かであったブリガニア平原が、年中ブリザードが吹き荒ぶ極寒の地と化してしまったのは、その当時の禁呪の影響によるものである。
- 死者の宮殿を思念体として彷徨っており、バーニシアの民(バクラム人のこと)への恨みを晴らすため、デニム達にブリガンテスに伝わる「10の必殺技」を伝授してくれる。
ガルガスタン陣営
- レーウンダ・バルバトス(バルバトス枢機卿)
- ガルガスタン陣営の指導者。コリタニ出身のガルガスタン人。ガルガスタン王国の実権者でありながら「王」ではなく「枢機卿」と名乗る。非常に冷酷な性格で、「民族浄化」政策としてヴァレリア島内の少数派であるウォルスタ人を虐げ、弾圧している。その残忍なやり方にガルガスタン内部からも非難の声が上がったが、それすらも粛清の対象としている所からも、独裁者らしい人物像がうかがわれる。
- 死した後も仇討ちを目論む残党が後を絶たない事から、急進派からはそれ相応の支持を得ていたようである。
- ザエボス・ローゼンバッハ(騎士ザエボス)
- ガルガスタン騎士団団長。アシュトン出身のガルガスタン人。バルバトスの思想と精神に賛同し、ウォルスタ人の虐殺・反体制派の粛清といった「民族浄化」政策に積極的に関わっている。王国崩壊後、残党となってからも枢機卿の意思を継ぎ、ウォルスタに対して戦いを挑み続ける。Cルートでデニムと対峙した際、公然と彼を偽善者と罵ったセリフは有名である。
- ガンプ・バックスタイン(我執のガンプ)
- ガルガスタン軍のビーストテイマー。出身地不明のガルガスタン人。周りの人間には非常に野卑な言動をとるが、唯一魔獣だけには心を許している。初めてデニムと戦った際は少数ながら人間ユニットを引き連れていたが、それ以降の戦闘では彼の性格ゆえかアタックチームは全て魔獣と亜人間で編成されている。第4章である条件を満たせば、自分を人間として扱ってくれたデニムに心を開き、仲間に加わる。その際は固有クラス『ビーストマスター』になっている。
- ニバス・オブデロード(屍術師ニバス)
- ガルガスタン軍のネクロマンサー。出身地、実年齢共に不明。ガルガスタン人ではあるらしい。ガルガスタン占領時のアルモリカ地方監督官となるがヴァレリア島の民族紛争には全く興味が無いらしく、任務などはすべて部下に任せて労力と時間の全てを不老不死の研究に費やしているため、人前に姿を現すのは稀であった。彼の知識は高名な賢者にも匹敵するが、自己の研究のために自然の摂理をねじ曲げ死者の魂を弄ぶ等、その本質は邪悪である。彼の不老不死にかける信念、執念は並々ならぬ物で物語中盤以降は、死者の宮殿で更なる研究の熟成を図っていた。Nルートにおいては自らの子達と共にストーリーに非常に深く関わってくる人物である。そのため、本来Nルートの意味は「ニュートラルルート」だが、プレイヤー達はしばしば「ニバスルート」と呼ぶ。ちなみにC・Lルートでは進め方によっては1度も対峙しない場合もある。
- ジュヌーン・アパタイザ(竜騎兵ジュヌーン)
- 古都ライム出身のガルガスタン人。元ガルガスタン王国竜騎兵団団長で、元々はバルバトスの元で「民族浄化」政策の為に働いていたが、当時の同僚(黄土のグアチャロ)に騙され、無関係な「竜使いの村バスク」でゲリラ基地殲滅と称して住民虐殺の指揮を執った事を悔い反体制派となる。そのため「民族浄化」推進派に捕らえられ、反枢機卿派の人々と共にブリガンテス城に軟禁される。その後、デニムの呼掛けに応じて仲間となり行動を共にする事になる。Lルートでストーリーに関わってくる人物で、以降オクシオーヌの誤解を解き、彼女を仲間にする為には彼の協力が必要不可欠となる。
- オクシオーヌ・ラヴィン(竜使いオクシオーヌ)
- 集落単位でバルバトス枢機卿に反発したために民族浄化の対象となり、全住民虐殺の憂き目にあった竜使いの村バスクの唯一の生き残り。虐殺の指揮を執ったジュヌーンを仇として狙っている。Lルートでのみ登場する人物で、ベルモルーゼ大地でのランダムエンカウントに「竜騎兵ジュヌーン」を出撃させると遭遇する事が出来る。なお、その際にコリタニ城にてジュヌーンとグアチャロの会話を発生させていると、彼女を仲間にするチャンスが巡ってくる。因みに彼女はタクティクスオウガ最年少の(固有の顔を持つ)キャラクターである。
- オリアス・オブデロード(僧侶オリアス)
- ブリガンテス出身のガルガスタン人。ガルガスタン軍のネクロマンサーであるニバスの娘。家族を顧みず不老不死の研究に没頭し、命を軽んじる父に疑問を感じ、あえてその対極に位置する僧侶となる。後に兄デボルドまでも研究の実験材料として使われたことを知り、父との決別、対立を決意する。兄と共に父を探し、各地を放浪していた。Nルートでストーリーに関わってくる人物。
- デボルド・オブデロード(騎士デボルド)
- ブリガンテス出身のガルガスタン人。ガルガスタン軍のネクロマンサーであるニバスの息子でオリアスの実兄。バルバトス枢機卿に反抗したため粛清されるが、父ニバスの屍術の実験により蘇る。しかしながら術が不完全なものであったため、肉体は完全に復元できたが、魂の再生には失敗した。結果として、記憶に関しては妹オリアスを認識できることを除き全てを失う。本編では初対面時とエンディング、及び戦闘で死亡した時以外では(たとえニバスと対峙しても)全く喋らないが、除名しようとすると「私に何か言わせたいだけなら時間の無駄だと思うが?」と返される。Nルートでストーリーに関わってくる人物。
- レンドル(銃士レンドル)
- 出身地不明のガルガスタン人。嵐に襲われ、レーゲット島沖で沈没した貿易船の引き上げ作業に雇われたガンナー。船が沈没した際、貴重な荷物の大半は海底に沈んだため、サルベージには暗黒騎士団が乗り出し、その際に彼は雇われる形となった。しかし、積荷の一つであった「アッサルト」をガンプに強奪されたことで咎を受け、マルティムから処刑される寸前の所でデニム達より救出される。その後、本人の希望によって行動を共にすることとなる。なお、彼は固有名称を持つものの、固有の顔は持たない。
- Template:SpoilerH物語4章以降、ウォーレン・レポート内の記事「沈没船ラムゼン号の引き上げ」を閲覧することで、移動マップ上にグリムスビーの町が出現する。この町を訪れる事で発生する特殊イベントを終えると以後、編成画面から『ガンナー』へのクラスチェンジが可能となる(クラスチェンジ後は完全に固定される)。Template:SpoilerF
バクラム陣営
- システィーナ・フォリナー(風のシスティーナ) (C.V.岡本麻弥)
- フォリナー四姉妹の三女。島内でも大きな影響力を持つフィラーハ教団の要人の娘で、あることをきっかけに教団を離れ、姉のセリエと共に「ヴァレリア解放戦線」を結成し、ゲリラ活動に従事する。しかし、苛烈な手段をも辞さないセリエのやり方に次第に疑問を抱き始め、自ら戦線を離れる。シナリオ上、チャプター1で関わりを持つ事になるが、Lルートに物語が進んだ場合、フォルカス、バイアンと共にそれ以降、行方不明となる。
- Template:SpoilerHシスティーナやセリエが初対面の時デニムを見て無反応だったのは「デニムの事には気づいていたが、その指摘がショックを与えることを考慮してできなかった」ということらしい。Template:SpoilerF
- セリエ・フォリナー (炎のセリエ) (C.V.佐々木るん)
- フォリナー四姉妹の長女。システィーナの姉で彼女と共に教団を離れた後、武力による戦争終結を目的とした「ヴァレリア解放戦線」を結成しその指導者となる。全面戦争の誘発による紛争の解決を求め奔走する。
- Template:SpoilerHLルートでは、ヴァレリア解放戦線崩壊と同時に非業の死を遂げるため、仲間とならない。Template:SpoilerF
- シェリー・フォリナー(大地のシェリー) (C.V.金月真美)
- フォリナー四姉妹の次女。他の姉妹同様に教団を離れ、情勢や待遇の良いバクラム軍に帰順し、優秀な魔術師として禁呪捜索任務に従事していた。デニム達の助力によってモルーバ拉致に失敗し、敗走したことでブランタに見限られ、自らの帰る場所を失い、行方不明となる。
- Template:SpoilerHなお、本人が敗走してからバーニシア城攻略までという限られた期間内に、様々な特殊条件を揃えなければ彼女は仲間とならなかったため、当時のユーザー達の間でこの事が議論された時期もあった。Template:SpoilerF
- オリビア・フォリナー(水のオリビア) (C.V.大沢つむぎ)
- フォリナー四姉妹の末妹。姉たちが教団を離れる中唯一残り、教団の団結に奔走する。四姉妹の中で唯一、どのようにストーリーを進めても必ず仲間にすることができるキャラクターである。
- Template:SpoilerH物語後半、ブリガンテス城にて幼少の記憶よりデニムがバクラム人である事を伝えた張本人で、その事実に動揺し落胆する彼を励まし奮い立たせている。同時に、この時点で初めてデニムがフォリナー四姉妹と以前、顔馴染みであったことが判明する。Template:SpoilerF
- モルーバ・フォリナー(大神官モルーバ)
- 上記フォリナー四姉妹の父親。ドルガルア王の時代にはヴァレリア王国の国教フィラーハ教の大神官として活躍するが、王の死後、ブランタとの権力闘争に敗れ、大神官の地位を剥奪されたことから失意のうちに王都ハイムを去る。デニムら解放軍がバクラムに攻め込もうとした時期に、解放軍内部でフィラーハ教徒による反乱が発生したことから、解放軍内部のフィラーハ教徒の統率を取るためと、フィラーハ教内部の反ブランタ派の取り込みの目的から、フィラーハ教の権威として解放軍に協力を求められ承諾することになる。
- フォルカス・リダ・レンデ(騎士フォルカス)
- ヴァレリア解放戦線に所属する騎士で、バクラムの名門・バナヘウム士官アカデミーをトップで卒業したエリートでもある。セリエとシスティーナが仲違いした際、システィーナについてセリエの元から去った。なお、バイアンの口からシスティーナが恋人であることをほのめかすかの様な話を聞けるが、シナリオ上では何の絡みも語られない。C、Nルートで登場する人物。
- バイアン・ローゼン・オーン(魔術師バイアン)
- ヴァレリア解放戦線に所属する、旧ヴァレリア王国時代には魔法アカデミーで教壇に立っていたこともあるという魔術師。フォルカス同様、システィーナについて解放戦線を離れる。やはりC、Nルートに登場する。
- ブランタ・モウン(司祭ブランタ) (C.V.村松康雄)
- 王都ハイム出身のバクラム人。フィラーハ教の現最高責任者にしてバクラム陣営の指導者。島外よりローディス教国の支援を得てバクラム・ヴァレリア国を建国、島内全域の支配を図る。
- Template:SpoilerHデニムの父であるプランシーの実兄にあたる人物。「マナフロア」についての秘密をプランシーと共有し、それを自らの出世材料とする事で現在の地位を築き上げた。Template:SpoilerF
- マナフロア・ベフォンヌ (C.V.網川順子)
- 出身地不明のバクラム人。
- Template:SpoilerHベルナータ王妃の侍女でカチュアの実母。ドルガルアにより見初められ、カチュアを身篭った事でベルナータにより放逐され、カチュアを出産した後にそのまま衰弱死した。生まれた子供は極秘裏にブランタからプランシーに引き取られ、真実を伏せたまま、育てられることとなる。Template:SpoilerF
- ドルガルア・オヴェリス・ヴァレリア(覇王ドルガルア)
- 旧ヴァレリア王国の国王。かつて多くの小国が乱立し、混沌としていたヴァレリアの地をたぐいまれなる頭脳と厚い人望で統一した。その後国王として認められ、島内のすべての民族が平等に互いに助け合って暮らしていけるようにしたいと願い「民族融和」政策を打ち出した。島民からは名君として現在でも称えられている。死後、後継者が不在の為ウォルスタ・ガルガスタン・バクラム三民族間に争いが勃発、ヴァレリアは後に「ハイム戦役」と呼ばれる内乱に突入した。
- Template:SpoilerH史実では死んだことになっているが実際には生きている。晩年、息子に続いて妻までも亡くした彼は二人の蘇生を神に祈り続けたが、その祈りが神に届くことは無く、絶望した彼は神への信仰を捨てて悪魔の力を借りることを思いつく。そのために彼は現世と魔界を繋ぐ門であるカオスゲートを通って魔界へ旅立った。本編のラストで思念体として魔界から舞い戻り、完全復活のために必要なブリュンヒルドを奪うべくデニムたちに襲い掛かる。Template:SpoilerF
- ベルナータ・エルテナハ・オヴェリス(ベルナータ王妃)
- ドルガルア王の妃。ドルガルアがヴァレリアを統一し王となった際に、上級貴族の名門・エルテナハ家から迎え入れた。王との間に王子を一人授かるも不慮の事故により失ってしまう。その後病床に臥すようになり、王子の後を追うかの様にこの世を去る。享年30。
- ファルファデ・ゲブ・レスモアリア(毒使いファルファデ)
- バクラム軍極秘探索隊所属のヴェネフィック。司祭ブランタの命を受け、古代聖典等の記録より死者の宮殿内に存在すると云われる幻の竜言語魔法を探索していた際に、地下一階でデニム率いる解放軍と戦闘になり、死亡した。
- ヴェパール・ダブラン(白魔導士ヴェパール)
- バクラム軍極秘探索隊所属のシーアルジスト。行方知れずとなったシェリーに代わり、死者の宮殿にて禁呪探索の任に就いていたが、地下二十五階で解放軍と戦闘になり死亡した。禁呪よりも貴重な秘宝『ファイアクレスト』の秘密を掴みかけていた。
ローディス教国
- ランスロット・タルタロス(暗黒騎士ランスロット) (C.V.速水奨)
- ローディス教国教皇サルディアン直属の騎士団である暗黒騎士団「ロスローリアン」の団長。ローディス人。教皇の片腕的存在と言われる。また、ロスローリアンはローディス教国にある16の騎士団の中でも最強と謳われる。ある情報を握るとされる神父を拉致するため、デニム達の住む港町ゴリアテを襲撃する。右目に眼帯をしているのは過去にランスロット・ハミルトンと戦った際負傷したためらしいが、詳しいことはゲーム中では語られない。
- Template:SpoilerH後にゲームボーイアドバンスで発売されたタクティクスオウガ外伝 The Knight of Lodisの主人公アルフォンスは若き日の彼である。Template:SpoilerF
- バールゼフォン・ヴァン・ラームズ(暗黒騎士バールゼフォン) (C.V.立木文彦)
- ロスローリアンのナンバー2。ローディス人。ローディスの神都ガリウス出身。ローディスの武門の名家ラームズ家の現当主。タルタロスが最も信頼を置く人物で、騎士団を土台から支える。また、ローディス本国の元老院とのパイプ役も担っている。ハボリムの実兄。
- ヴォラック・ウィンザルフ(暗黒騎士ヴォラック) (C.V.八戸優)
- ロスローリアンのナンバー3。人種、出身地不明。タルタロスからはバールゼフォンに次ぐ腹心の部下として信頼を置かれてはいるが、騎士団に入団した経緯や自身の軍歴などは全く不明。ちなみに姓の「ウィンザルフ」は、ヒカシュー大将軍や、その娘でありゼノビア国王トリスタンの妃となった聖騎士ラウニィー(両名とも伝説のオウガバトルに登場)を輩出したハイランドの武門の名家と同じものだが、その一族と関係があるのかどうかは不明。作中では登場が比較的遅く、戦闘シーンもないため暗黒騎士の中では影が薄いキャラクターである。
- マルティム・ノウマス(暗黒騎士マルティム)
- ロスローリアン所属のテンプルコマンド。神都ガリウス出身のローディス人。「手を汚さずに」をモットーに生きる。頼りなさそうな外見でいつも軽口を叩いているが、実際はそれらからは想像出来ないような狡猾さと残忍さを持ち合わせており、「羊の皮を被った狼」と称される。タイマンでギルダスを破るほどの力を持っている。
- バルバス・ダド・グース(暗黒騎士バルバス)
- ロスローリアン所属のテンプルコマンド。ローディスの辺境ボウマス出身のローディス人。過去に自分の上官を殴り殺したことで裁判に掛けられ、処刑されそうになったがタルタロスに助けられる。残忍さと凶暴さが取り柄の巨漢である。かなり高い城壁から飛び降りても何故か全く平気、銃の威力を敵に見せびらかすのにわざと部下を殺しうっかり自軍の戦力を減らす、「騎士は剣で戦えということだな!」などと言いながらハンマーで戦う…などツッコミどころが多いため、ネタにされやすいキャラである。Lルートでは、ヴァイスの父親の仇ということが判明する。
- オズ・モー・グラシャス(暗黒騎士オズ)
- ロスローリアン所属のテンプルコマンド。神都ガリウス出身のローディス人。名門・ザナム士官学校を首席で卒業したエリート。ガナン光師団の三個連隊の長を3年間務めた後、ガリウス魔導院の強い意向でロスローリアンに配属されることになった。サディスティックな性格の持ち主である。シスターコンプレックスの傾向が強い。
- オズマ・モー・グラシャス(暗黒騎士オズマ)
- ロスローリアン所属のテンプルコマンド。神都ガリウス出身のローディス人。ロスローリアンのテンプルコマンドの紅一点。オズとは二卵性双生児の姉弟という間柄。武術だけでなく魔導にも精通している魔法戦士である。また、暗黒騎士の中で唯一水地形に入ることができるキャラでもある。ブラザーコンプレックスの傾向が強い。
- アンドラス・ガフラヌ(暗黒騎士アンドラス)
- ロスローリアン所属のテンプルコマンド。ローディスの辺境ニーマラン出身のローディス人。かつては隆盛を極めたニルダム王家の末子。剣術よりも鍛え上げられた自らの肉体を武器にしての肉弾戦を好む。また、警戒と分析を怠らない戦略家でもある。自国を滅亡に追いやったローディスに対し深い憎しみを抱いているが、ローディスに力を貸せば残った民には手を出さないという盟約を交わし、自ら人質となり騎士団に身を置いている。
- ハボリム・ヴァン・ラームズ(剣聖ハボリム)
- 暗黒騎士バールゼフォンの弟で、「剣聖」と呼ばれる盲目の剣士。兄と同じく神都ガリウス出身のローディス人。暗黒騎士団を弱体化させるために、父ヴォグラスにより兄と共に暗黒騎士団にスパイとして潜り込んだが、バールゼフォンは暗黒騎士団に寝返ってヴォグラスを殺害し、その後教皇派に協力的ではなかった母親も毒殺した。その罪を着せられたハボリムは両目を潰された挙句、ローディス国外へ追放された。仇である兄を討つためにヴァレリア島を訪れている。回想シーンでは失明する前のハボリムを見ることができる。
- デニム達と初めて対面した時は、ハボリム・ヴァンダムという偽名を使用する。プレイヤーの間では「ハボリム先生」や「ペトロクラウダー(ペトロクラウドを装備させると非常に強力なため)」などとも呼ばれる。
- ヴォグラス・ヴァン・ラームズ(ヴォグラス准将)
- バールゼフォンとハボリムの父で5つの騎士団を従えるVIP。教皇派の権力が巨大になりすぎることを恐れ、ロスローリアンの権力を減らそうと画策するが、スパイとして潜り込ませたはずの実の息子バールゼフォンに殺害される。ハボリムの回想シーンでのみ登場する故人である。
その他
- ラドラム(魔導士ラドラム)
- 死者の宮殿内(地下2階)でアンデッドに襲われている所をデニム達に救助され、仲間となる。異国より幻の竜言語魔法を求めてヴァレリア島を訪れていたらしい。出身地、年齢、人種ともに不明の魔導士だが、その正体は前作「伝説のオウガバトル」に登場した魔導士アルビレオが5度目の転生を終えた姿である。デネブ同様?に転生を繰り返し若さを保持する事で魔力を維持している。なお、厳密にいうと元(本体)はゼノビア人である。
- ベルゼビュート(魔女ベルゼビュート)
- 人の姿を模した魔界の住人。アスモデの神殿(死者の宮殿)を守る番人の一人らしい。暗黒系魔法のスペシャリストで闇の禁呪「デッドスクリーム」を所持しているが、使うことはほとんど無い。同宮殿の地下50階で、アンデッドを配下にデニム達に立ち塞がる。なぜかデニムのことを知っていたようだ。なおウォーレン・レポートには「外見は若い女に見えるが~」とあるが、どう見ても若い女には見えず、見る人によっては男にすら見えるとの意見もある。
- ブラックモア
- 死者の宮殿最深部(地下100階)で、屍術士二バスを倒した後、再度宮殿を最深部まで探索すると遭遇する固有名を備えるLV50のリッチ。(固有の顔は持たない。会話も無い)エレメントは常に炎で、炎の禁呪や、召喚魔法などを行使する。その際、四風神器(ボレアス、エウロス、ノトス、ゼピュロス)を全て揃えた状態で彼を倒すと、本作品の中で、幻であり最大の秘宝であるとされている『ファイアクレスト』を手にすることができる。以降、宮殿最深部には彼が登場し、倒すごとに「死者の指輪」が手に入る。(四風神器を持っていない場合もこれになる。)なお、ブラックモアの名の由来はギタリストの「リッチー・ブラックモア」から来ている。
クラスリスト
味方・汎用クラス
男性
- ソルジャー - 得意武器:なし
- 男性ユニットの基本クラス。各拠点で雇用した男性ユニットは必ずこのクラスから始まる。良くも悪くも平凡なクラス。ヘルプには「育て方次第では汎用的に投入できるユニット」とあるが、本作ではスペシャリストが絶対的に強いため、そのユニットの方向性を探るためのリハーサル期間の間しか存在意義を持たない。
- ナイト - 得意武器:剣
- 忠誠と名誉を誇りとする騎士。位置付けとしてはソルジャーと同等クラス。ソルジャーよりも攻撃力、防御力に優れるが、敏捷性と魔力において劣っている。クラスチェンジできるアラインメントはN, L。
- バーサーカー - 得意武器:斧
- 強靭な肉体と怪力を備えた狂戦士。HPが高く、VIT、防御修正にも優れているため、序盤における肉弾戦では若干ナイトよりも頼りになる。ただし、AGIは低く、魔力に関してはナイトより更に劣っているので、ニンジャ等での補強が必要不可欠。クラスチェンジできるアラインメントはN, C。
- ニンジャ - 得意武器:爪 能力:ダブルアタック、攻撃魔法行使、手裏剣、3段昇4段降、水上移動
- 諜報活動などを得意とするクラスで、攻撃力、防御力は共に低いものの、敏捷性に関しては成長率も含めユニット中で最も高いため、♂ユニットの敏捷性強化の要として大いに利用する価値があるクラス。遠隔攻撃として簡単な攻撃魔法や手裏剣、近接攻撃としてダブルアタックの技能を持つ。移動に関しても優秀で、3段の高さを上り、4段の高さから降りる事が可能なほか、水上移動の能力も備える。クラスチェンジできるアラインメントはN, L, C。
- ウィザード - 得意武器:なし 能力:攻撃魔法行使
- 数多くの攻撃系魔法を操る魔法使い。後衛タイプのユニットで、様々な攻撃魔法を行使できる。その反面、HPは低く、防御力は無いに等しいため、直接攻撃に期待は出来ない。物語序盤では非常に弱いが、中盤以降、INT、MENが上昇するにつれ強力なユニットとなる。クラスチェンジできるアラインメントはN, C。
- ビーストテイマー - 得意武器:ムチ 能力:操獣効果
- 魔獣使い。周囲のLサイズユニット(ドラゴン、ゴーレムを除く魔獣系)の能力を上昇させる能力を持つクラス。しかしながら、魔獣の移動速度に追随出来ないため、この能力を発揮できる場は限られている。HPでは、バーサーカーが優秀だが、防御力はビーストテイマーの方が優れている。共に似たようなパラメータを持っているが、何れもテラーナイトへの修行用(HP重視か、防御重視かの点において)として重宝する。クラスチェンジできるアラインメントはN, L, C。
- エクソシスト - 得意武器:なし 能力:神聖魔法行使
- 対アンデッドに特化した除霊のエキスパート。本作において基本的に倒すことのできないアンデッドを神聖魔法「イクソシズム」によって葬り去ることのできるクラス。神聖魔法を得意とするため、物語序盤において重宝するクラスだが、クレリック、プリーストの登場と同時に場を追われる傾向にある。クラスチェンジできるアラインメントはL。
- ソードマスター - 得意武器:剣 能力:補助魔法行使、ダブルアタック、指弾
- 侍風の格好をした剣の道に生きるエキスパート。ニンジャ同様、ダブルアタックを行使できるが打たれ弱いため、直接攻撃の際は高いリスクを伴う。AGI、DEXの高さを活かし補助魔法を行使する事で真価を発揮するクラスといえる。クラスチェンジできるアラインメントはL。
- ハボリムは盲目のためスペシャル攻撃「邪眼」は無効となる。また彼はクラスチェンジすることはできない。
- ドラグーン - 得意武器:剣 能力:攻撃魔法行使、竜殺・対竜効果
- ドラゴン系種族(リザードマン含む)に対する攻撃や防御に特化した、別名ドラゴンキラーと呼ばれるクラス。単体での攻撃力は戦士系ユニットの中で最も高く、一部の攻撃魔法も行使できるが、その代償としてAGI(敏捷性)が極めて低い等、長所と短所が明確である。クラスチェンジできるアラインメントはN。なお、ヘルプに『ドラゴン以外に対しての戦闘力は凡人並み』とあるが、これはただ単にダメージの修正がないというだけで、実質的にはナイト以上の強さを誇る。
- テラーナイト - 得意武器:斧 能力:恐怖効果
- 多くの殺戮を行い、その怨念を背負った戦士。その怨念の力か、周囲の敵ユニット(アラインメントがC以外のもの)の能力を下げることができるクラス。加えて防御修正、VIT、HPが非常に高く打たれ強いため、肉弾戦に向いていると同時に壁の役割も果たす。クラスチェンジできるアラインメントはC、殺害人数30人以上(実戦で敵を倒した人数。SFCとSS版ではマスクパラメーターであるが、PS版では見ることができる。)。Nルートのデボルドは最初からテラーナイトであるが殺害数は0のため、チェンジしてしまうとしばらくテラーナイトには戻れない。
- ウォーロック - 得意武器:なし 能力:補助魔法行使、竜言語魔法行使、操人形効果
- 古代語や古代文字、また教典の解読に努める研究者、及び学者を表すクラス。補助魔法と竜言語魔法を得意とする。また人形使いの心得もあり、周囲のゴーレムの能力を上げる能力も持つ。物語終盤、死者の宮殿で竜言語魔法を取得してから真価を発揮する。また、水系の回復魔法を行使できるため「ヒーリング」系の魔法が無効化されるアンデッドのHPを回復できる貴重な存在である。クラスチェンジできるアラインメントはN、L。
- ガンナー - 得意武器:銃
- 信仰を捨て、機械の力を扱うクラス。全クラス中で唯一「銃」で射撃を行うことができる(他のクラスでは「銃」で殴ることしかできない)が、魔法などの超自然科学への信仰を捨てているため魔法への耐性が低くなっている。余談だが、本作中銃は3丁しか存在しないため、4人以上は作成しても無駄になってしまう。イベントフラグ(特殊イベント)を立てた後、アラインメントNのユニットがクラスチェンジできるようになる。また、一旦クラスチェンジすると他のクラスへクラスチェンジできなくなるのも特徴。ガンナー自体の成長率は非常に低いので、ナイト、ニンジャを遍歴して基礎力をつけた方がよい。
女性
- アマゾネス - 得意武器:なし
- 女性ユニットの基本クラス。雇用した女性ユニットは必ずこのクラスから始まる。ソルジャー同様に平凡なクラスだが、アラインメントLのユニットに関しては敏捷性の強化としての活用が期待できる。
- アーチャー - 得意武器:弓
- 弓矢の扱いに優れたクラスで、AGIとDEXが高い。高低差により射程が伸びること、また投射攻撃では反撃を受けないことなどから、本作において弓という武器は非常に強力であるため、♀系クラスの内でも随一の強さを持つユニットと言える。また防御力の伸びも良いので、他のクラスへの修行用としても重宝する。飛行またはワープ移動を可能にする装備品を身に着ければ無類の強さを誇る。クラスチェンジできるアラインメントはN, C。
- クレリック - 得意武器:なし 能力:神聖魔法行使
- 神聖系回復魔法を得意とする僧侶。広範囲のユニットを一度に回復可能な「ヒーリングプラス」を行使できるため、終盤までプリーストにお株を奪われる事なく活躍が期待できる。当然ながら、直接的な攻撃防御面においては脆弱な為、護衛ユニットが必要不可欠。クラスチェンジできるアラインメントはN, L。殺害人数5人以下。
- ウィッチ - 得意武器:なし 能力:補助魔法行使
- 三角帽子をかぶったいわゆる魔女。攻撃魔法は扱えないが、戦闘の局面を左右する補助魔法の扱いに優れたクラスである。特に切迫した状況下ほど真価を発揮し、その突破口を開くキーマンとなるため、使いようによっては強力。また、魔法使い系としては珍しく軽歩タイプである。クラスチェンジできるアラインメントはN, C。
- ヴァルキリー - 得意武器:槍 能力:攻撃魔法行使
- 戦乙女と呼ばれる、ナイトの女性版といえるクラス。こちらの場合は一部の攻撃魔法を使うことができるが、やはりナイト同様突出した能力を持たない。クラスチェンジできるアラインメントはN, L。
- ドラゴンテイマー - 得意武器:剣 能力:攻撃魔法行使、操竜効果
- 竜使い。周囲のドラゴンの能力を上げる能力を持つクラス。また、一部の攻撃魔法を使うこともできる。得意武器は剣であるが、防御力の成長率が極端に低い(クラス個別の修正自体は他の女戦士系クラスと変わらないが)ため直接攻撃ユニットとして使うことは難しいと思われる。クラスチェンジできるアラインメントはN, L, C。
- プリースト - 得意武器:なし 能力:神聖魔法行使
- 神聖魔法全般を得意とする司祭。死者の魂を呼び戻し、肉体を復活させる「リザレクション」を行使できる唯一のクラス(固有クラスを除く)である。クレリック以上の上級回復魔法に加え簡単な神聖系攻撃魔法も行使可能だが、肉体面においては更に脆弱になっているほか、物語終盤に必須となる「ヒーリングプラス」を使用できない等の欠点も目立つ。戦闘において最優先で護衛すべきユニットである。クラスチェンジできるアラインメントはL。殺害人数10人以下。
- セイレーン - 得意武器:扇 能力:攻撃魔法行使
- 数多くの攻撃系魔法を操る美しい魔女。女性版のウィザードで、単体の魔導士系ユニットとしてはウィザードより成長が早く、魔力も高い為、物語終盤にかけてウィザード以上に強力なユニットとなる。クラスチェンジできるアラインメントはN, L。なお、得意武器に扇とあるが作中に扇は一つしか登場しない上、性能も知れたものであり大抵のプレイヤーは杖などを装備させる。
デミヒューマン・魔族
- ホークマン - 得意武器:斧
- 野蛮で粗暴な有翼人。カノープスの専用クラスである「バルタン」とは明確に区別される。
- 背中の翼で地形の影響を受けず飛行移動できるため、得意武器の斧より、弓との相性が良いユニット。遊撃が得意なので、デミヒューマン系としてはかなり使える方である。しかし、あまり打たれ強くないので接近戦には不向き。
- リザードマン - 得意武器:槌
- 硬い鱗に覆われた身体を持つ、いわゆるトカゲ男。水中でも自由に動けるため、湿地帯や湖畔などの地形では有利に戦うことができる。竜族であるため、ドラゴンテイマーの周囲にいると能力が上昇し、ドラグーンの竜殺・対竜効果の影響を受ける。
- フェアリー - 得意武器:なし 能力:スペシャル技
- 小さな身体で愛嬌を振りまく可愛らしい妖精。飛行+浮遊の移動能力を持ち、様々な特殊能力で味方を援護する。また、スペシャル技の「マジックミサイル」はアンデッドの消滅効果も持つ。接近戦は得意としないが素早さが非常に優秀で、物理回避率が高いのも特徴である。また、飛行能力のため、弓との相性も良い。
- グレムリン - 得意武器:なし 能力:スペシャル技
- 悪戯ばかりする小さくて醜い容貌の小悪魔。ゲーム内ではフェアリーと同格の存在で接近戦は不得意。飛行+浮遊の移動能力を持ち、様々な特殊能力で敵を妨害する。フェアリーが神聖系特殊能力を得意とするのに対し、グレムリンは暗黒系特殊能力を得意とする。フェアリー同様防御力は無いに等しいが、素早さと攻撃力は非常に高い。また、フェアリーと異なり基本的に説得でしか仲間にならない。
- ゴブリン - 得意武器:槌
- オウガの末裔といわれる鬼人。得意武器を持ち、移動力が6であること以外は、ほぼ男女基本クラス(ソルジャー♂、アマゾネス♀)と能力成長率が同じという何とも微妙なユニット。当然、特殊能力も一切無いので説得によって仲間にするかどうかは完全に趣味の問題といえる。
- ゴーゴン - 得意武器:弓
- 頭部より無数の蛇が生え、蛇の下肢を持つおぞましい風貌のモンスター。見た者を石に変える「邪眼」を持つ。ただし、盾を持っている者や目の見えない者には効かず、ゴーゴンに向き合っているユニットに対してのみ効果を発揮するため、使いどころはさほど多くない。弓を得意とする数少ないユニットのため、説得して仲間にする事で即戦力となりうる。
- パンプキンヘッド - 得意武器:なし 能力:スペシャル技
- デネブによって「ガラスのカボチャ」を触媒として造られた人工生命体。カボチャ頭の異色ユニットで目標優先順位が高く、非常に狙われやすい。加えてVITの伸びも悪くないのでおとりとして最適である。成長すると「パンプキンボム」などの広範囲に及ぶ自爆技も習得するが、毎回「リザレクション」でのフォローが必須になるので、やや扱いが難しい。その問題を解決できればかなり強いユニット。また、デネブを仲間にした後は、雇用ができなくなるので注意すべきである。
屍人・転生
- スケルトン - 得意武器:槌 能力:死亡後に全快復活
- 肉弾戦を得意とするアンデッド。いわゆる骸骨戦士である。HPが0になってもしばらくすると復活を遂げる恐ろしいユニットだが、消滅系神聖魔法(「イクソシズム」「マジックミサイル」「ジハド」「スターティアラ」など)が命中すると肉体を失い消滅(即死)するという特質を持っている。また、目標優先順位が高く(狙われやすく)、意外とAGIも優秀なので最高の陽動ユニットとしての活躍が期待できる。なお、すでに生命活動が停止している為「ヒーリング」系の回復魔法は無効になる。本作におけるアンデッドの回復手段は、水系魔法の「マーシーレイン」と、天使言語の「サッドソング」と、アイテム「回復の杖」の使用のみとなっている。
- 基本的に説得で仲間になるが、暗黒系魔法「ネクロマンシー」で死亡したユニットを蘇生させることでも仲間にできる。
- ゴースト - 得意武器:なし 能力:攻撃魔法行使、死亡後に全快復活
- 魔法攻撃を得意とするアンデッド。いわゆる幽霊である。死亡後に復活するのはスケルトン同様だが、こちらは移動属性が「ワープ+浮遊」という特殊なもので、かなり使い勝手が良い。また、防御修正も優秀で通常の物理攻撃が効き辛いのも特徴である。なお、「ネクロマンシー」で蘇生する際、スケルトンとゴーストのどちらになるのかはランダムでは無く、死亡ユニットのSTRとINTの数値に依存する。(両方の数値が同じ場合はランダムで決定される)スケルトン同様狙われやすく、消滅系神聖魔法に弱いほか、回復魔法の定義についても同じことがいえる。
- リッチ - 得意武器:なし 能力:神聖、竜言語以外の全魔法行使
- 強力な魔力を有した魔導士が死後、死者の指輪の力によって転生した魔導士系上級クラス。人間の持ちうる魔力の限界を超越し、老いなどの時の流れの制約から解放された、人ならざる者である。そのため、神聖系・竜言語魔法以外の、全ての属性の攻撃魔法と補助魔法を使いこなすことができる。INT、MEN、MP等、魔導士系に必要とされるパラメータ全てが非常に高く、後方支援の花形ユニットとして物語終盤まで活躍できる。また防御修正も非常に優秀で、魔導士ユニット特有の打たれ弱さをある程度克服している。
- なお、スケルトンやゴースト等のアンデッドとは違い不死身ではないため、HPが0になると死亡し、「ヒーリング」系の魔法によるHP回復も可能である。
- パラメータ条件で転生可能なエンジェルナイトに比べ、「死者の指輪」の所持が転生の絶対条件のため、量産は難しい。ただ死者の宮殿深層部では説得が可能なリッチも存在する。
- クラスチェンジ条件は、特定の能力値以上を満たした上で「死者の指輪」を装備したウィザード・エクソシスト・ウォーロック・ウィッチ・セイレーンが死亡するというものである。転生後、触媒となった死者の指輪は消滅する。(エンジェルナイトと違い、条件を満たしていれば確実に転生する。)なお、固有の顔グラフィックを持つキャラクターを転生させた場合、そのキャラクターは死亡したことになるので注意すべきである。
- エンジェルナイト - 得意武器:槍 能力:神聖魔法行使、天使言語
- 清らかな心を持つ女性が死後、神の祝福を受け天使として転生した後、地上に降臨した女性系上級クラス。アラインメントLの♀ユニットの最終形態で、武器・神聖魔法の双方を操り、飛行移動も備えるほか、天使言語による特殊能力も行使可能。
- また、全てのパラメーターが優秀でバランスが良いため、早い段階での転生に成功するとかなり強いユニットへと成長する。なお、当然ながら通常の編成画面からクラスチェンジすることは不可能で、転生後はクラスが完全に固定される特性がある。
- アラインメントLで、特定の能力値以上を満たしたアマゾネス、ヴァルキリー、ドラゴンテイマー、クレリック、プリースト、セイレーン、リッチ(♀)が死亡時にラックの数値分の確率で転生する。ただ、リッチと違い特別なアイテムなどが必要ないため、逆に言えば条件を満たしたキャラクターが死亡すると誰でも転生する可能性があり、重要なキャラクターが転生することもある。そういった意味では厄介とも言える。
魔獣・人形(Lサイズ)
- ゴーレム
- 粘土から造られた人型の巨人。防御修正及びSTR、VITこそ高いものの、HPは低い、WTは遅い、魔法に弱い、特殊能力は無い等、欠点ばかりが目立つユニットである。ウォーロックの周囲にいると能力が上昇する。
- オクトパス
- 巨大なタコ。陸上よりも水系の地形にいる方が能力が上がる風変わりなクラス。ビーストテイマーの周囲にいると能力が上昇する。敵が水中にいる場合のみ使用できるスペシャル攻撃「メイルシュトロム」を持つ。
- グリフォン
- 鷲の頭とライオンの胴に翼を持つ魔獣。飛行能力を持ち移動力も高いが、意外なほどAGI、DEXが低いため、物語中盤以降は扱いが困難になる傾向がある。成長するとスペシャル攻撃「ウインドショット」を行使できるようになる。ビーストテイマーの周囲にいると能力が上昇する。
- コカトリス
- 鶏の風貌と、蛇の鱗、及び尾を有する魔獣。石化効果を伴う「ペトロブレス」を得意とする。石化効果に加え、飛行移動が可能で移動力も高いため、序盤では重宝するが「ペトロクラウド」の登場と同時にグリフォン同様、2軍落ちする可能性が大きい。ビーストテイマーの周囲にいると能力が上昇する。
- サイクロプス
- 強靭な肉体を持つ単眼の巨人。誘惑効果を伴う「トキシックブレス」を吐く。STR、VITは高いが、AGI、DEXが低く、扱いにくさは否めない。仲間になるLサイズユニットの中では唯一の軽歩タイプである。人の姿をしているが、知能が低いため武器や防具を装備することはできない。ビーストテイマーの周囲にいると能力が上昇する。
竜族(Lサイズ)
- レッドドラゴン
- 「火」の属性を持つドラゴンで、ドラゴンでは最も基本的なクラス。武具性能低下の効果がある「ファイアーブレス」を吐く。都市で雇用する際に、エレメントで「火」を選ぶとこのクラスになる。
- ブルードラゴン
- 「水」の属性を持つドラゴンで、ドラゴンでは最も基本的なクラス。眠りの追加効果がある「コールドブレス」を吐く。都市で雇用する際に、エレメントで「水」を選ぶとこのクラスになる。
- サンダードラゴン
- 「風」の属性を持つドラゴンで、ドラゴンでは最も基本的なクラス。マヒの追加効果がある「サンダーブレス」を吐く。都市で雇用する際に、エレメントで「風」を選ぶとこのクラスになる。初期状態のドラゴンの中では最も頼りになるタイプと言われている。
- アースドラゴン
- 「大地」の属性を持つドラゴンで、ドラゴンでは最も基本的なクラス。毒の追加効果がある「ポイズンブレス」を吐く。都市で雇用する際に、エレメントで「地」を選ぶとこのクラスになる。
- ホワイトドラゴン
- 聖なる属性を持つ白いドラゴン。使用するブレスはエレメントに準ずる。クラスチェンジできるアラインメントはN, L。
- ブラックドラゴン
- 邪悪な属性を持つ黒いドラゴン。エレメントに関係なく誘惑効果のある「トキシックブレス」を吐く。クラスチェンジできるアラインメントはN, C、殺害人数30人以上。
- バハムート
- 聖なる竜である「ディバインドラゴン」の血を引くドラゴン。使用するブレスはエレメントに準ずる。クラスチェンジできるアラインメントはL。
- ティアマット 能力:恐怖効果
- 邪悪なる竜である「リュングウィ」の血を引くドラゴン。エレメントに関係なく誘惑効果のある「トキシックブレス」を吐くほか、周囲のユニットの能力を下げる能力を持つ。クラスチェンジできるアラインメントはC、殺害人数40人以上。殺害人数の制約があるため量産は難しいが、死者の宮殿などには説得できるティアマットも登場する。
- ヒドラ
- 三つの首を持つドラゴン。自身のエレメントに関係なく、各エレメントに対応する4種類のブレスを全て吐くことができる。飼い慣らそうなどとは考えないほうがいいほど凶暴であるが説得することは可能である。説得以外では仲間にならない。
※以上の全てのドラゴンは、ドラゴンテイマーの周囲にいると能力が上昇する。
専用クラス
- ロード - 得意武器:剣 能力:神聖魔法行使、ダブルアタック、3段昇4段降、指弾、水上移動
- デニム専用クラス。終盤にカチュアが死亡した状態で、フィダック城に行くことが転職の条件である。能力的にはパラディンに近く、忍者同様の移動力、クレリック同様の神聖魔法と肉弾系のダブルアタック等を使いこなせる。主人公のクラスという事もあり、全体的に能力が高く、バランスの良いオールラウンダータイプ。ヴァレリア王国の後継者に与えられる称号。
- また、第4章に入ってからのデニムの成長値はクラスに関係なくロードと同じになる。
- プリンセス - 得意武器:なし 能力:全魔法行使
- カチュア専用クラス。非常に高い魔法能力を秘め、竜言語魔法を含む全ての魔法を行使できる。また、攻撃力、防御力も低くはなく、前線で戦うことも不可能ではない。バーニシア城での説得に成功すれば正式に仲間となり、その後、除名はできず忠誠度が低くても離反しないため、死亡以外でパーティを抜けることはない。ヴァレリア王国の正当な後継者に与えられる称号。
- ウォリアー - 得意武器:剣 能力:攻撃魔法行使、ダブルアタック
- Lルートでのみ仲間になるヴァイス専用クラス。ロードに迫る高い能力に加えて、ダブルアタックや一部の攻撃魔法を行使できる。しかも早い段階で仲間になるため、じっくり育てていけば物語終盤まで活躍が期待できる。
- バルタン - 得意武器:槌 能力:スペシャル技
- カノープス専用クラス。ホークマンとは別種と言われる有翼人。ホークマン同様背中に翼を持つため、地形の影響を受けず移動できる。ホークマンと比べ、攻撃防御面での能力が高く、レベルが上がると「風使い」の名にふさわしい特殊攻撃も習得する。得意武器は槌だが、弓を持たせ、高台から攻撃する事でその真価を発揮するユニット。
- ホワイトナイト - 得意武器:剣
- ミルディン、ギルダス専用クラス。ゼノビアではパラディンに次ぐ騎士を示すクラス。特性そのものはナイトとそう違わないが、彼らの基礎能力が高いせいか前衛としては他の前衛クラスよりも優秀である。ミルディンは技術タイプ、ギルダスは力タイプと成長値が異なる。
- シャーマン - 得意武器:なし 能力:プレイ系スペシャル
- フォリナー四姉妹専用クラス。地水火風の女神に仕える巫女のような存在。攻撃魔法に加えて、仕える神に祈りを捧げて加護を得る能力を持つ。また、禁呪の封印を解くために必要である。一度シャーマンになると一般クラスに戻ることはできず、エンジェルナイトへの転生も行われない。
- ビーストマスター - 得意武器:鞭 能力:操獣効果
- ガンプ専用クラス。ビーストテイマーと同様、周囲のLサイズユニット(ドラゴン、ゴーレムを除く魔獣)の能力を上昇させる力を持っている。ビーストテイマーとの違いは、能力が多少高いことぐらいであり、クラスチェンジが出来ないことに加えて仲間になるのが終盤であるため、使うかどうかは趣味の問題といえる。
- うぃっち - 得意武器:なし 能力:神聖、竜言語以外の全魔法行使
- デネブ専用クラス。リッチ同様に神聖系・竜言語魔法以外の、全ての属性の攻撃魔法と補助魔法を使いこなす。ウィッチと同格に見られる事を快く思ってないらしく、彼女の方がより美人でグラマーで…(中略)…であるらしい(本人談)。読むときには少し尻上がりに発音するのがコツだという。ちなみに、「美人でグラマーで」と言っているように、通常のウィッチより1ピクセルだけ足が長くなっている。(画面上での判別はまず不可能だが。)
専用クラス(ゲスト)
以下は自分で操作できないユニット。ストーリー上の一定期間だけ仲間に加わる。トレーニングやランダムバトルには参加させられない。
- パラディン - 得意武器:剣
- ランスロット・ハミルトン専用クラス。ゼノビア王国の聖騎士に与えられる称号。ナイトより各パラメータの成長率が高く、回復魔法も行使できる。
- ロードマンサー - 得意武器:なし
- ウォーレン・ムーン専用クラス。星の動きを見て未来を予言する占星術師。装備等の変更はできないがプログラムの設定上竜言語を含む全ての魔法を使うことが出来る。
- ハイプリースト
- カチュア専用クラス。能力的にはプリーストに近く、神聖魔法を使いこなす。回復はデニムを優先する傾向がある。
敵専用クラス
以下はプレイ中には仲間にできないクラスである。魔法を使用できるキャラクターは、行使できる魔法の種類に制限がない。
暗黒騎士団ロスローリアン
- テンプルナイト - 得意武器:剣 全魔法行使
- ロスローリアンの一般的な兵士だが精鋭揃いである。見た目は同じだが使用する武器や魔法はそれぞれ違うので注意すべきである。顔グラフィックがゴーレムに似ている。
- テンプルコマンド
- ローディス教国の騎士団における部隊長にあたるクラス。ロスローリアンのテンプルコマンドは7人おり、それぞれ得意武器および必殺技、能力が異なる。
- マルティム・ノウマス - 得意武器:剣(ニフリートソード) 必殺技:フローヴェノム
- バルバス・ダド・グース- 得意武器:槌(サンシオン) 必殺技:デスアベンジャー
- オズ・モー・グラシャス - 得意武器:斧(グラムロック) 必殺技:ブラックプリズン
- オズマ・モー・グラシャス - 得意武器:鞭(ラプチャーローズ) 必殺技:デーモンローズ
- アンドラス・ガフラヌ - 得意武器:爪(トゥルエノ) 必殺技:サンダーブレイド
- 以下のバールゼフォン、ヴォラックの2名については開発段階で容量の都合により敵キャラとしてプレイヤーと戦う場面がカットされた。
- バールゼフォン・V・ラームズ - 得意武器:槍(イグニス) 必殺技:フレイミングデス
- ヴォラック・ウィンザルフ - 得意武器:剣(不明) 必殺技:ライアットバーン
- ちなみに、これらのデータは没データとしてROMの中に残っている。
- デステンプラー - 得意武器:剣(アンビシオン) 必殺技:アポカリプス
- ランスロット・タルタロス専用クラス。ローディス教国の各騎士団を統率する団長。ローディス教国には16人存在し、デステンプラー1人の戦闘力は一般騎士100人に匹敵すると云われている。
- 彼を撃破することはできない(HPをゼロにしても逃亡する)ため、彼の武器「アンビシオン」は絶対に入手できない幻の武器となっている。
- ヘルプにもあるとおり、並みのユニットでは太刀打ちできない強さを持ち、最大HPを減少させる必殺技も持つためプレーヤーの壁となる存在だが、クラス名そのものは『死の油揚げ』などとネタにされることが多い。
専用特殊クラス
- サモナー - 得意武器:なし
- 毒牙のラミドス・木賊のミュンツァー専用クラス。
- 精霊や神霊、魔人、悪魔、悪霊などさまざまな使い魔を呼び出し、意のままに操る召喚師。そうした効果を持つ呪文書も存在するが、自らの精神力のみで召喚するところが他と違う。
- 「サモンダークネス」によってグレムリン、ゴースト、スケルトンを召還してくる。
- ヴェネフィック - 得意武器:なし
- 毒使いファルファデ専用クラス。
- 毒使いの意。あらゆる毒薬、毒の魔法に精通したその道のエキスパート。暗殺者でもある。もとは薬学の専門家だったが、その知識を医学に役立てることなく毒の製造のみに転用している。
- 毒使いであるにもかかわらず毒カビの地形効果でダメージを受けるためネタにされることも多いが、毒使いといっても毒を飲んだりして修行しているわけではないので不自然ではない。
- 彼女の率いる魔法使い軍団は全員「ワープリング」を装備しており、それらを説得して少しでも多く入手するという人は少なくない。
- シーアルジスト - 得意武器:なし
- 白魔導師ヴェパール専用クラス。
- 白魔術士の意。あらゆるシーアルジー(神聖系の魔法やスペシャル攻撃)を学んだ専門家。神の加護によって神聖魔法を使う僧侶達と違い、身近にいる雑多な精霊の力を借りる。
- スターティアラという強力な魔法を持っているが、使うことはほぼない。
- スペシャル攻撃の「ジハド」はダメージの他にアンデッドを消滅させる効果もあるので注意すべきである。
- デスナイト - 得意武器:剣
- ギルダス、レオナール、ザエボス専用クラス
- ニバスによって不老不死を実現するために死体を改造し創られた。
- 見た目はゾンビだが、イクソシズム等は効かず、倒しても復活することは無い。
- リーダーではないため倒さずにクリアすることも可能だが、どちらにせよ彼らが助かることはない。
- デーモン - 得意武器:なし
- ベルゼビュート専用クラス。外見はセイレーンと同じだが、魔界の住人である。
- ソーサーラー - 得意武器:なし
- 怒りのモディリアーニ・秘色のブルタコス専用クラス。
- 悪魔を崇拝し、その加護を得る暗黒魔法の使い手と違い、崇拝や契約なしで力を行使できる魔法使い。あらゆる呪文書に精通しており、並みのウィザードとは比べものにならない魔力を持っている。
- ヘルプメッセージには「並みのウィザードとは比べものにならない魔力を持っている」とあるが、ゲーム上での魔法攻撃力にウィザードと大差は無い。
- ビショップ - 得意武器:なし
- 司祭ブランタ専用クラス。
- フィラーハ教で教会を支配する最高位の僧侶。本来ビショップとは「司教」の意味だが、ブランタは司祭(司教の2つ下の位)にもかかわらずビショップとして君臨している。
- なぜか「サモンダークネス」でエンジェルナイトを召還できる。召喚されるエンジェルナイトは幾つかのタイプがあり、光のオーブを持っているタイプはすぐさま使用してくるので非常に厄介である。
- ダークプリースト - 得意武器:なし
- カチュア専用クラス。
- ロスローリアンに身を置いている時のカチュアであり、黒いローブを身にまとっている。
- 能力的にはハイプリーストと変わらないが、この漆黒の姿からそう呼ばれている。
- デニムの選択次第では戦うことにはならない場合もある。
- ネクロマンサー - 得意武器:なし
- 屍術師ニバス専用クラス。
- ネクロマンシー(降霊術を使って未来を占うこと)を行う魔法使い。その知識は、賢者に匹敵する。
- 実際は占いよりも、死人に命を吹き込んだり、死体から新たな生命を創ると言った屍術を中心としている。
- 戦闘中にも当然のようにアンデッドを召還してくる。
- リッチ - 得意武器:なし
- 屍術師ニバス専用クラス。
- 二バスが生前の能力を残したままリッチとなった姿。能力面では大きな差は無いが、サモンダークネスを使えるのが通常のリッチとの大きな違い。
死者の宮殿(闇の住人・その他)
以下、物語後半で探索可能となる死者の宮殿(アスモデの神殿)などに出現し、かつ説得不可能なクラスである。なお、宮殿内の「ガラスのカボチャ」等を初めとした様々な武器や財宝、竜言語魔法なども彼らが所持している。
- ゾンビ(アンデッド)- 得意武器:-
- お宝目的で死者の宮殿内に忍び込み、途中で力尽きた悪党や賊の成れの果て。
- アンデッドでありながら生前のクラスの能力を継承している。
- ソルジャータイプやウィザードタイプなど種類は様々だが、基本的な性質は同じ。※性質は同じだが全魔法行使可能な部分が異なる
- ダークストーカー - 得意武器:爪
- 死者の宮殿に巣くい、暗闇の中に生きる闇の住人。吸血鬼や人狼はこれの仲間と思われる。
- ダブルアタックと魔法を使いこなすうえ、恐ろしいまでにウェイトが低い。だがその分MPがたまりにくいため、いきなり強力な魔法を使われることが無いのが救いである。
- 一応、水上も移動できるが、彼らと遭遇する場所に水地形は存在しない。
- レイヴン - 得意武器:なし
- 漆黒の翼を持つ堕落した有翼人。ホークマンとは違い魔法を行使可能。性格は極めて惨忍凶暴、血を見るまで戦いをやめない。
- ホークマン同様、地形に影響を受けず移動する。比較的打たれ弱い点も変わっていない。
- ゲイビアル- 得意武器:槌
- リザードマンの亜種であるワニ男で、こちらは魔法も使う。
- 竜族に属するため、竜殺系の効果が大きい。
- レリクスナイト - 得意武器:斧
- 異世界より現れた、もしくは召喚された狂戦士。殺戮と狩りを好む極めて危険な存在で人間の言葉は通じない。
- 防御面でも目を見張る物があり、魔法も行使する。(魔法を行使するときはなぜか人間の言葉を使う。)
- アイアンゴーレム
- 文字どおり鋼鉄から造られたゴーレム。防御修正はゴーレムの上をいく。
- ゴーレム同様鈍歩だが、射程7の「地竜精」というスペシャル攻撃がそれを補っている。
- オピニンクス
- オウガバトルの際、神の乗り物として創造された聖獣が、死者の宮殿の毒気にあてられて凶暴化したもの。
- 「ファイアーブレス」を使う。
- ヒポグリフ
- グリフォンと馬が交わって誕生すると言われる魔獣。
- Lサイズユニットではウェイトが低く、射程7の「トルネード」や、「ウィンドショット」を使う。
- ダークウィング
- 死者の宮殿に巣くい、暗闇の中に生きる闇の凶鳥。
- ヴァレリアで古来から恐れられている暗黒鳥としても知られる。「ペトロブレス」を使う。
- フェニックス
- その血を飲んだ物は不死が約束されるといわれる伝説の不死鳥。
- しかし、死者の宮殿内に入ったことで毒気にあてられて凶暴化し、その神通力は失われてしまっている。
- ルシファークロウ
- 暗黒神ダグザの血から生まれ出でたとされる伝説の怪鳥。体内を流れる血は氷よりも冷たいという。
- ウェイトが低く俊敏に動く。「コールドブレス」を使う。
- ルフ
- オウガバトルの際、オウガ(魔人)の乗り物として使用された超大型の魔鳥。「ポイズンブレス」を吐く。
- クラーケン
- 魔導士などが持ち込んだ魔導生物が宮殿内で大型・凶暴化したものと思われる。
- 水がない場所でも「メイルシュトロム」を行使し、強力な特技「ポイズンハザード」も使う。
- 『伝説のオウガバトル』ではオクトパスの上位種として登場したが、本作では敵として登場するのみ。
- ダークアイ
- 死者の宮殿に巣くい、暗闇の中に生きる闇の巨人。正確には巨人族ではなく、精霊の一種であるらしい。
- 石化効果のある「邪眼」を使うため、盾は必須である。
- フィボルグ
- 神々から追放された凶悪な巨人族の末裔。元は寒冷地に生息していたらしい。
- 水系のスペシャル攻撃「ブルースパイラル」と、「コールドブレス」を使う。
- デスジャイアント(アンデッド)
- 死者の宮殿内で力尽きたサイクロプスが、ネクロマンシーの秘術によって、アンデッドと化したもの。
- 「トキシックブレス」を吐く。
- バジリスク
- 本来、砂漠などに生息する蛇に似たモンスター。本作ではドラゴンの一種として扱われている。
- 石化効果のある「邪眼」や「ポイズンブレス」を使う。
- サラマンダー
- 宮殿内で実体化した炎の精霊サラマンダーが、正気を失い凶暴化したもの。
- 召喚魔法「サラマンダー」の同種と思われる。「ファイアーブレス」を使う。
- ダークドラゴン
- 死者の宮殿に巣くい、暗闇の中に生きる闇のドラゴン。
- 闇に耐性をもち光に弱い性質を持つ。「トキシックブレス」を吐く。
- ガーゴイル
- 死者の宮殿の番人として設置された邪神の像が、魔導士によって命を吹き込まれたもの。石像なだけあって動きは鈍い。
- ゴーレム同様、擬似生命体として活動する。「トキシックブレス」を吐く。
- もともと石であるにもかかわらず石化魔法が効くため、ネタにされることが多い。
- デスバハムート
- バハムート同様ディバインドラゴンの血を継承しながら、暗黒道へと堕落したドラゴン。「コールドブレス」を吐く。
- ファイアドレイク
- レッドドラゴン系の最上位種。
- ドラゴンの中でも屈指の力を持ち、その実力はトップクラス。「ファイアーブレス」を吐く。
- フレアブラス
- オレンジ色に光り輝く鱗を持つ灼熱のドラゴン。
- ドラゴン中では最強を誇り、射程7の超強力な「クリムゾンノート」の威力は、凄まじいの一言に尽きる。
- ドラゴンゾンビ(アンデッド)
- 死者の宮殿内で力尽きたティアマットが、ネクロマンシーの秘術によって、アンデッド化した物。
- 若干弱体化している。「トキシックブレス」を吐く。
- スキュラ
- 本来は海に登場する竜族で、本作では死者の宮殿内に生息するヒドラの亜種。
- エレメントに関係なく「ポイズンブレス」「ぺトロブレス」「トキシックブレス」の三種のブレスを吐く。
- デスヒドラ(アンデッド)
- 死者の宮殿内で力尽きたヒドラが、ネクロマンシーの秘術によって、アンデッド化した物。
- 「ポイズンブレス」「ぺトロブレス」「トキシックブレス」の三種のブレスを吐く。どちらかと言えばスキュラに近い印象がある。
- ガーディアン
- 四風神器が実体化し、聖獣化したモンスター。死者の宮殿内で最も警戒すべき最強のユニットで、その非常に強力なパワーは危険極まりない。必ず「青月」、「円舞」、「金武」、「烈空」の固定名称の4体で登場し、各スペシャル攻撃などを使ってくる。ペトロクラウドも通用しないため、確実で安全な対処法は存在しない。なお、SFC版と比較してPS版ではオーブを乱発しない等、若干弱体化したようである。恐ろしく強いためオーブを使用されるだけで魔法ユニットは一撃で全滅することも珍しくない。また、壁ユニットも甚大な被害を蒙る。オーブ使用後の回復・蘇生が間に合わず、遠距離からのスペシャル技でゲームオーバーになったユーザーも少なくない。
- ダークエレメント
- かつて魔界へ旅立ち、現在では肉体を失ったある人物の思念体。本作品のラストボス。サモンダークネスでダークストーカー、ダークウイング、ダークアイ、ダークドラゴンを召喚し、「トニトルス」「ラディウス」などオーブと同じ効果を持つ技を使用する。恐怖効果付きの防具で身を固めている(誤解されがちだが、このユニット自体に恐怖効果はない)ため、アラインメントC以外のユニットが下手に近づけば能力が激減する。また、ステータス画面には表示されないが、攻撃してきた敵のエレメントに自身のエレメントを変更する「コッレクティオ」という技も使う。オーブ効果の技は強力な上に未然に防ぐことができないため、プレーヤーは回避してくれることを祈るのみ。
- 余談だが、タクティクスオウガのデータ内に、このユニットが使用するはずであったろうと思われる射程∞の暗黒属性技「エクスハラティオ」Exhalatio (ラテン語で蒸発、発散、蒸気等の意)という特殊な技が没データとして存在する。その効果は、使用した直後にユニットが全滅するというとてつもないもので、一応ヘルプメッセージにもコメント(謝罪文のような文章)が添えられている。