舘暲
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舘 暲(たち すすむ、1946年1月1日 - )は、東京大学大学院情報理工学系研究科システム情報学専攻教授。システム情報学、特にロボット工学、バーチャルリアリティ、計測工学、制御工学に関する研究者・教育者。東京都出身。工学博士。
略歴
1973年、東京大学大学院工学系研究科計数工学専門課程を修了。その後、1973年4月より、東京大学工学部計数工学科助手、1975年5月より、通商産業省工業技術院機械技術研究所研究員。主任研究官、遠隔制御課長、バイオロボティクス課長を歴任。この期間中、1979年7月から1980年7月、マサチューセッツ工科大学客員研究員。
1989年9月から、東京大学助教授を併任、1991年1月に東京大学先端科学技術研究センター助教授に転任、1992年4月に同センター教授、その後1994年4月に工学部教授、2001年4月には大学院情報理工学系研究科教授に就任。
テレイグジスタンス、臨場感コミュニケーション、再帰性投影技術、ハプティクスなどの研究に従事。R3(Rキューブ)=リアルタイム・リモート・ロボティクスによるユビキタス・コンピューティングとの融合も提唱している。
著書
- 『メカトロニクスのはなし』 日刊工業新聞社
- 『自然とロボット(盲導犬)』 桐原書店
- 『画像処理とパターン計測』 朝倉書店
- 『バーチャル・テック・ラボ』 工業調査会
- 『人工現実感』 日刊工業新聞社
- 『ロボットから人間を読み解く』 日本放送出版協会
- 『人工現実感の基礎』 培風館
- 『ロボット入門』 筑摩書房
- 『バーチャルリアリティー入門』 筑摩書房
- 『Telecommunication, Teleimmersion and Telexistence』 IOS Press
関連語
- クマのぬいぐるみの形をしたIP電話で、音声と共に、ぬいぐるみのしぐさやポーズを送信できるコミュニケーションツール。