段蘭
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段 蘭(だん らん、ピン音:Duàn Lán 生没年不詳)は、鮮卑段部の大人(たいじん:部族長)。段遼の弟。『魏書』では郁蘭と表記。
生涯
331年二月、東晋より兄の段遼が驃騎将軍・幽州刺史・大単于・北平公を下賜されると、段蘭は撫軍将軍・冀州刺史・渤海公を下賜された。
334年、段遼が慕容部の徒河を襲撃した際、段蘭と慕容翰は柳城を襲撃するが、慕容部都尉の石琮に撃破される。十日後、段蘭・慕容翰はふたたび柳城を包囲、慕容皝は寧遠の慕容汗及び封弈等を派遣して包囲を解くが、慕容汗が命令を無視したために大敗し兵の半分を失った。またしばらくして、段蘭は柳城を襲撃するが、石琮に撃破され遁走した。
338年、後趙の石虎は遼西を征し、段遼は平岡山へ奔走、遂に慕容皝に投降するが、謀反を起こし段遼は慕容皝に殺されてしまう。
343年八月、段蘭は宇文部の逸豆帰に捕まり、石虎のもとへ送られ、遼西郡令支県に駐屯させられた。しかし、段蘭はたびたび挙兵し石虎を患わした。
段蘭が死ぬと、子の龕がこれに代わった。
関連項目
参考資料
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