鞘橋
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鞘橋(さやばし)は、琴平町内を流れる金倉川の東西の往来を結ぶためにかかる橋である。銅ぶき、両妻唐破風(りょうづまからはふう)、上屋根千鳥破風の屋根付き橋である。
歴史
金比羅宮蔵の元禄屏風「金比羅祭礼図」には、現在の一の橋が架かっている場所に鞘橋が描かれており、この橋では市がたち、飲食物などの出店があったといわれています。 また、十辺舎一九の金比羅道中膝栗毛のなかで、「上の覆ふ屋形の鞘におさまれる御代の刀のようなそりはし」と書かれており、珍しい形だったと思われます。
概要
いつ頃架けられたかは不明ですが記録のあるものでは下記のとおりです。
- 寛永元年-改造
- 明和八年-流失
- 天明二年-再築
- 慶応二年-流失
- 明治二年-再築
- 明治三十七年-現在地に移築
現在は、金比羅宮大祭の御神輿の渡御、湖川神事、お田植え祭などの神事のときに用いられている。
諸元
- 長さ 28m
- 幅 5m
- 構造 単純桁橋
- 位置 香川県仲多度郡琴平町琴平(北緯34度10分56秒東経133度49分27秒)