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パヴェル・チェコフ

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パヴェル・アンドレイェヴィッチ・チェコフ (Pavel Andreievich Chekov, Павел Андреевич Чеков) は、アメリカSF作品『スタートレック』シリーズ、主にテレビドラマ宇宙大作戦』(TOS) の登場人物である。宇宙パトロール船USSエンタープライズ号操縦士(ナビゲーター)。俳優はウォルター・ケーニッグ。正確には「チェーホフ」少尉で、チェコフは英語読み。


注意:以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。


プロフィール

2245年地球ロシア生まれの人間男性。宇宙艦隊士官。TOS当時の階級は少尉。認識番号656´5827B(スタートレックIV 故郷への長い道より)

キャラクター

シンデレラはロシアの物語」「クアドロトリティケール(作中の新種の麦)はロシアの発明」など、あたかも朝鮮起源説を信じ込む朝鮮人のように何でもロシア起源だと主張する。

レギュラーキャラの中で最も若い。また、失敗が多くやられ役となることも多い。瀕死の目にあうことも多く、「危機一髪! OK牧場の決闘」にいたっては射殺までされた。陽気で女好きな性格。

歴代シリーズでの活躍

  • TOS
第2シーズンから登場。TOS開始後、ソ連の新聞『プラウダ』に「国際的なエンタープライズ乗組員の中にソ連人がいないのはおかしい」という記事が載り、それを読んだジーン・ロッデンベリーテコ入れもかねて新キャラクター投入を決めた。
スケジュールの都合で登場しなかったが(TOS終了後全米じゅうに散らばっていたオリジナルキャストが、アニメの声のためだけに、あちこちでアフレコのスケジュールを組んでいた)、TASのエピソード「惑星ファイロスの巨人」はケーニッグの脚本作品である。
  • 劇場版
映画1作目映画7作目に登場。保安主任、U.S.S.リライアント副長兼科学士官を務めた。なお『映画2作目』ではカーンに「お前は見た事があるな」と言われるが、この発端となったエピソード「宇宙の帝王」は第1シーズンの話であり、公開後にファンから指摘が殺到した。新俳優による別世界を描く『映画11作目』では、当初から他の6人と共に乗り組んでいるが、ケーニッグが演じたオリジナル版と比べ、髪がはねているという大きな違いがある。

演じた俳優と声優

俳優

吹き替えでは再現されていないが、ひどいロシア訛りを話す。ロシア訛りが話せることが、ケーニッグのオーディション合格理由の1つだった。ただし、ケーニッグは実際はシカゴ生まれのリトアニア系2世である。

日本語版吹き替え

井上弦太郎。劇場版では、古川登志夫曽我部和恭金尾哲夫西村知道辻親八。DS9では遊佐浩二。なお井上はチェコフが出演していないTOS第1シーズンでも、後にチェコフが座る右舷席の士官など、脇役を何度も演じている。

ディープ・スペース・ナイン(DS9)』第104話「伝説の時空へ」にも再登場するが、これはシスコらが『宇宙大作戦』43話「新種クアドロトリティケール」の過去に行ったという設定で、当時の映像の編集・合成。声は原語版では俳優本人が声を演て、吹き替えではカーク役の矢島とウフーラ役の松島のみオリジナルと同じ。