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トロール網

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トロール漁業の概念図
古いタイプのトロール網の図。一番上は浅いところで用いるもの。残り2つは深いところで用いるもの。
トロール網を漁船に引き上げたところ。
深さ200m以上の海底でトロール網を用いて得られた獲物。ハダカイワシグラスシュリンプ

トロール網(trawl)とは漁網のうち底引き網の一種である。

概要

トロール網は両側に袖網を付けた三角形の袋網で、長さはおよそ25メートル程度のものをいう。この網を船で曳いて航行することで大量に魚を捕獲することができる。主にカレイタラなどの遠洋漁業に使用される。英国で発達したもので、日本には明治期になって倉場富三郎によって導入された。

この網を使う漁業・漁法トロール漁業、これを行う漁船トロール船であり、それら三者いずれも「トロール」と略されることがある。


関連項目