Modern UI
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開発元 | マイクロソフト |
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対応OS | Windows Embedded CE 7.0 Windows 8 |
ライセンス | プロプラエタリ EULA with オープンソース コンポーネント |
Modern は、Microsoftが作り出したユーザーインターフェイスである。コードネームは「Metro」だった[1]が、商標問題により、2012年8月より使われなくなった。詳細は後述。フォントには、マイクロソフトの Segoe をカスタマイズした Segoe WP が使用される[1]。主に、Modern UIを採用している製品はWindows PhoneやWindows 8であるが、Microsoft は Xbox 360 など他の製品にも Modern を実装する計画である[2]。
経緯
Modern UI は、スイスのクラシカルなデザインを基にしている。この傾向は、文章を基調としたナビゲーション UI を採用した Windows XP Media Center edition の Windows Media Center からも垣間見ることができる。2006年には Zune のインタフェイスが Modern のデザインを利用したものとなり、マイクロソフトの設計者はメッキのようなアイコンを使った UI よりも、簡潔なタイポグラフィに焦点をあわせることを決めた[3]。Zune のデスクトップクライアントも再設計され、以前の Portable Media Center を基にした UI とは異なったものとなっている。単色で塗りつぶされたライブタイルは初期の Windows Phone の研究段階で Modern に導入された。2009年2月には マイクロソフトは Modern UI を他の製品に組み込みはじめ、この直接的影響は最新版の Windows Live Messenger や Live Mesh で確認することができる[1]。2010年2月にはModern UIを採用した新しいWindows Phone 7が発表され、2011年6月には、Modern UIを採用したWindows 8が公開され、それ以降に発表された製品、Microsoft Office 2013などにもModernを採用している。
開発
Microsoft の設計チームによると、Modern UI はロンドンの地下鉄の標識を基調にしている[3]。ロンドンの地下鉄は大きなフォントと読みやすさに重点をおいている。マイクロソフトはこれは、「お洒落、わかりやすい、モダン」と評しており、Android や iOS などのアイコンベース UI を「リフレッシュ」するものだとしている。"Metro" では Agfa Monotype のスティーヴ・マテスンが開発した Segoe が使われている。マイクロソフトはこれまでに、Zegoe UI と呼ばれる Zune 向けのカスタムバージョン、Windows Phone 向けの Segoe WP フォントファミリーを作成している。
反響
Modern UI への反響は概ね良好である。Engadget は「マイクロソフトは、魅力的で洗練されたデザインレイアウトを提供する巨大なこのタイポグラフィへの道を進み続けている」(Microsoft continues its push towards big, big typography here, providing a sophisticated, neatly designed layout that's almost as functional as it is attractive.)[4]と評し、CNET は「タイトで消毒されてしまったようなアイコングリッドや回転式名刺整理機のような iPhone や iPod touch と比べると堅苦しさがなく大胆不敵だ」(It's a bit more daring and informal than the tight, sterile icon grids and Rolodex menus of the iPhone and iPod Touch.)[5]と評している[要出典]。
MetroからModernに
それまでマイクロソフトが(コードネームとしてではなく正式に)使っていた Metro という名称が、2012年8月から突然使われなくなった。マイクロソフトのパートナー企業であるドイツの小売大手 Metro AG から商標に関するクレームがあったのではないかと推測されている[6]。また、Metroから別の名称に変更されることはすでにMicrosoftから確認されているが、変更後の名称はひっそりと発表され、Windows 8の公式ブログ「Building Windows 8」で「Modern UI」と書かれていたことから、新名称が明らかとなった。しかし、「Windows 8スタイル」と呼ばれたり、「Modernスタイル」・・など、ほかにもさまざまな呼び方があるといわれているため、ややこしくなっている。また、まだMetro UIが正式名称であったWindows 8の初期ビルド(Build 7850)では、Modern UIを採用したPDFアプリ「Modern」が搭載されていた。これと何らかの関係があるのかは不明。
関連項目
参考
- ^ a b c “Windows Phone 7 Series UI Design & Interaction Guide” (March 18, 2010). 2010年10月9日閲覧。
- ^ http://blog.seattlepi.com/microsoft/2011/06/06/e3-xbox-360-getting-tv-tuner-bing-search-metro-interface
- ^ a b “Windows Phone Design System: Codenamed ‘Metro’” (PDF). 2010年10月9日閲覧。
- ^ Zune HD (2009年9月17日). “Zune HD review”. Engadget. 2012年3月3日閲覧。
- ^ “Zune HD 64GB Review”. CNET. 2012年3月3日閲覧。
- ^ “マイクロソフト、「Metro」という名称を「Windows 8」に変更か”. CNET Japan. (2012年8月10日) 2012年8月10日閲覧。