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衛星画像

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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衛星画像の例(ランドサットによる東京湾・トゥルーカラー画像)

衛星画像(えいせいがぞう)とは、リモートセンシング衛星などの人工衛星に搭載されるセンサの観測データを画像化したものである。

なお、観測データの画像化には地球自転による誤差を補正する必要があり、画像に利用する光の種類(バンド)によって種類がある。インターネットの衛星画像配信では、広域にナチュナルカラー画像を使用し、詳細部にトゥルーカラー画像を使用する傾向がある。

画像の種類

トゥルーカラー画像

可視域のセンサを用いて画像化したもの。

空気の層が写りこみ画像が青っぽくなるものもあるが、衛星を傾けずに真上から観測すると航空写真の色合いに近くなる。

可視域の3バンドをレベル補正して画像化する手順はデジタルカメラRAW画像現像に似ている。ただし、可視域のセンサは反射光を利用しているため、雲の反射率の高さを考慮する必要がある。

ナチュナルカラー画像

可視域と赤外線のセンサを用いて画像化したもの。自然な色合いのためナチュラルカラーと呼ばれる。客観的な評価になるため様々な表現方法がある。

不可視域のバンドを用いるため一部の色合いはおかしくなるが、アルゴリズムの進化により地表面の色合いはかなり自然に見えるようになった。

フォルスカラー画像

目的にあわせてセンサのデータを組み合わせて、適切と思われる色彩で画像化したもの。人間の見た目とは異なるためフォルスカラーと呼ばれる。 たとえば、赤外線とマイクロ波を組み合わせて緑地を強調表示して、植生状況を知る事ができる。

シュードカラー画像

単一バンドのセンサを用いて画像化したもの。温度や標高の色分け表示でよく見かける。

関連項目

外部リンク

  • FLASH EARTH 各配信サイトの衛星画像を切り替えて表示できる。まったく同じ衛星・時期の観測データが採用されていて色合いが違うことが分かる(Yahoo!のみトゥルーカラー)。