鉄道に関する日本一の一覧
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鉄道に関する日本一の一覧(てつどうにかんするにっぽんいちのいちらん)では、鉄道に関する日本で一番や一位を一覧化する。なお、ここでの「鉄道」は、鉄道事業法に準拠する鉄道および軌道法に準拠する軌道に限っている。
過去における記録については「過去の鉄道に関する日本一の一覧」を、日本初・最古の記録については「交通に関する日本初の一覧#鉄道」を参照
駅
規模
- 日本一(世界一)乗降客数が多い駅 - 新宿駅(一日平均322万人。ギネス認定)
- 日本一乗り入れ鉄道事業者の多い駅 - 横浜駅(JR東日本、京浜急行電鉄、東京急行電鉄、相模鉄道、横浜高速鉄道、横浜市交通局の6社[1])
地理
- 東西南北端
- 日本一東に位置する鉄道駅 - JR北海道根室本線東根室駅[2](東経145度35分49.97秒[3])
- 日本一西に位置する鉄道駅 - 沖縄都市モノレール線那覇空港駅[4](東経127度39分8.09秒[1][5])
- 日本一南に位置する鉄道駅 - 沖縄都市モノレール線赤嶺駅[7](北緯26度11分35.64秒[1][8])
- 日本一北に位置する鉄道駅 - JR北海道宗谷本線稚内駅[2](北緯45度25分1.3秒[10])
- 標高
- 日本一高所に位置する鉄道駅 - 駒ヶ岳ロープウェイ千畳敷駅(標高2,612m[1])
- 日本一(世界一)低所に位置する鉄道駅 - 青函トンネル竜飛斜坑線体験坑道駅(海面下140m[16])
- 地上で日本一低所に位置する駅 - JR東海関西本線と、名鉄尾西線の弥富駅(標高-0.93m[17][18])
- 地上からの距離
- 日本一地上からの高さがある鉄道駅 - JR西日本三江線宇都井駅(地上高20m[19])※2018年に廃駅。
- 日本一深い所にある駅ホーム - JR東日本上越線土合駅1番線(地下70.7m[20][21])
- 傾斜
名前
- 日本一命名センスの無い新設駅名 - 高輪ゲートウェイ駅
- 日本一長い駅名
- ひらがな表記では、南阿蘇水の生まれる里白水高原駅、長者ヶ浜潮騒はまなす公園前駅(22文字[1][22][23])
- 過去に存在したものを含めると、ルイス・C.ティファニー庭園美術館前駅(現・松江イングリッシュガーデン前駅)(24文字[24][23])
- JRの駅では、上越国際スキー場前駅(17文字)
- 新幹線の駅では、黒部宇奈月温泉駅(11文字)
- 地下鉄の駅では、馬出九大病院前駅(16文字)
- 正式表記の文字数では、リゾートゲートウェイ・ステーション駅、東京ディズニーランド・ステーション駅(17文字[22])
- JRの駅では、あしかがフラワーパーク駅(11文字)
- ひらがな表記では、南阿蘇水の生まれる里白水高原駅、長者ヶ浜潮騒はまなす公園前駅(22文字[1][22][23])
- 日本一長い路面電車の停留場名 - 西線9条旭山公園通停留場(20文字[25])
- 日本一(世界一)短い駅名 - 津駅(1文字1音[1]。ギネス認定)
- 過去に存在したものを含めると、神岡軌道の土(ど)駅が漢字・平仮名・ローマ字表記いずれの場合でも最短となる(津駅はローマ字表記だと訓令式綴りでは「Tu」で同じ2文字だが、ヘボン式では「Tsu」で3文字)。
その他
- 日本一営業日の少ない駅(休止駅を除く) - JR四国予讃線津島ノ宮駅、会津鉄道会津線一ノ堰六地蔵尊駅、岡山電気軌道東山本線京橋停留場(臨時駅、営業日数2日。津島ノ宮駅は8月4日と5日、一ノ堰六地蔵尊駅は8月23日と24日[26]、京橋停留場は5月と10月の第一日曜日)
構造物
- 日本一長い鉄道トンネル - 海峡線の青函トンネル(53.85km[27][28])
- 日本一短い鉄道トンネル - JR西日本呉線の川尻トンネル(8.7m[30])
- 日本一長い鉄道橋 - 東北新幹線の第1北上川橋梁(3,868m[31])
- 日本一高い鉄道橋 - 大井川鐵道井川線の関の沢橋梁 (約71m[27])
- 日本一長い鉄道用トレッスル橋 - 南阿蘇鉄道高森線の立野橋梁(136.8m[32])
- 日本一高い鉄道用トレッスル橋 - 仙山線の第二広瀬川橋梁[33]
路線・事業者
日本一
- 路線延長
- 日本一総営業距離が短い鉄道事業者 - 鞍馬山鋼索鉄道(207m[1][34])
- 日本一営業距離の長いモノレール - 大阪高速鉄道(28.0km。ギネス認定[1])
- 日本一営業距離の長い新交通システム - アストラムライン(18.1km[38])
- 日本一営業距離の短い地下鉄 - 名古屋市営地下鉄上飯田駅・平安通駅間(0.8km[39][40])
- 日本一(世界一)営業距離の長い索道 - 苗場・田代ゴンドラ(5,481m[1])
- 駅間距離
- 日本一長い隣接駅間距離 - JR北海道北海道新幹線・海峡線奥津軽いまべつ駅・木古内駅間(74.8km[1])
- 日本一短い隣接駅間距離 - とさでん交通後免線一条橋停留場 - 清和学園前停留場間(84m[1])
- 線路数
- 線形
- 日本一長い直線区間 - JR北海道室蘭本線白老駅・沼ノ端駅間(28.736km[43])
- 日本一急な鉄軌道のカーブ - 豊橋鉄道東田本線井原停留場・運動公園前停留場間(半径11m[1])
- 日本一の急勾配
- その他
- 日本一運賃が安い鉄道区間(鉄道事業法上の鉄道に限る) - 100円
- 日本一資本金の額が多い鉄道事業者 関西電力 4893億円(2015年3月31日現在)[51]
- 陸運業を業種とする鉄道事業者では、東日本旅客鉄道 2000億円(2015年3月31日現在)
列車速度
- 日本一営業最高速度の高い列車 - JR北海道・JR東日本東北新幹線はやぶさE5系・H5系[52]およびこまちE6系[53](320km/h[54])
- 新幹線以外で日本一営業最高速度の高い列車 - 京成成田空港線有料特急「スカイライナー」[55](京成AE形電車 (2代))(160km/h[54])
- 特急料金等を払わずに乗車券のみで乗れる列車で、日本一表定速度の高い列車 - 北越急行ほくほく線超快速スノーラビット(88.6km/h[56])
脚注
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x 「鉄道風景&名所800」『鉄道ピクトリアル』第58巻第2号、鉄道図書刊行会、2008年2月、23-111頁、ISSN 00404047、NAID 40015748278。
- ^ a b 伊藤博康 2012, pp. 164–165.
- ^ 根室市観光協会
- ^ 伊藤博康 2012, pp. 170–171.
- ^ 「ゆいレール」えきガイド(2017年7月21日閲覧)
- ^ a b 伊藤博康 2012, pp. 168–169.
- ^ 伊藤博康 2012, pp. 174–175.
- ^ 「ゆいレール」 えきガイド - 沖縄都市モノレール株式会社
- ^ 伊藤博康 2012, pp. 172–173.
- ^ 日本最北端の駅 稚内 - エキナビ
- ^ 駅めぐり - 立山黒部アルペンルート オフィシャルガイド
- ^ 伊藤博康 2014, p. 188.
- ^ 地下鉄短信 第225号 (PDF) (日本地下鉄協会 2016年1月21日発行)
- ^ 地下鉄駅で高さ日本一 八木山動物公園駅(河北新報 2015年5月17日)
- ^ 仙台市交通局 建設工事の進捗状況
- ^ 種村直樹『鉄道旅行術』JTB、1997年、240頁。ISBN 4-533-02640-0。
- ^ a b 伊藤博康 2014, p. 190.
- ^ a b 伊藤博康 2012, pp. 162–163.
- ^ 鉄道ものしり王国(編) 2013, pp. 182–183.
- ^ 「日本一のモグラ駅」の正体とは - All About
- ^ 伊藤博康 2014, p. 197.
- ^ a b 伊藤博康 2014, pp. 199–201.
- ^ a b 鉄道ものしり王国(編) 2013, pp. 154–155.
- ^ いばらきもの知り博士 - 茨城県公式サイト
- ^ 鈍行列車の旅(種村直樹著 日本交通公社出版事業局 1979年)p66に当時(1979年8月)の名標の写真が掲載されている
- ^ 伊藤博康 2014, pp. 209–210.
- ^ a b 伊藤博康 2014, p. 18.
- ^ 鉄道ものしり王国(編) 2013, p. 172.
- ^ 東北新幹線八甲田トンネル 大坪工区JV工事, 鹿島建設, (2002年2月) 2017年6月20日閲覧。
- ^ 伊藤博康 2014, p. 21.
- ^ 伊藤博康 2014, p. 22.
- ^ 余部鉄橋利活用検討会 第1回会議 資料 (PDF) 34ページ目に現存するトレッスル橋の一覧がある。日本のトレッスル橋としては、旧国道4号の青岩橋(189.0m)が最長。
- ^ 『余部鉄橋』香美町 2007年 p.27
- ^ 伊藤博康 2012, pp. 180–181.
- ^ 伊藤博康 2012, pp. 178–179.
- ^ 鉄道事業について - 紀州鉄道株式会社(2017年7月21日閲覧)
- ^ 鉄道ものしり王国(編) 2013, p. 156.
- ^ アストラムライン(新交通システムの営業キロ全国1位) - 広島市
- ^ 阿部亮吾・駒木伸比古・近藤暁夫・久保倫子・林 琢也・田中健作 (13 March 2015). 平成26年度国土政策関係研究支援事業研究成果報告書『名古屋大都市圏をモデルにした持続可能な地域政策のための基礎研究-人口減少時代のコンパクト都市圏モデルを目指して-』 (PDF) (Report).
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は不正です。 (説明) - ^ 伊藤博康 2014, p. 75.
- ^ 佐世保発、MRの旅 - デイリーポータルZ、2007年12月21日。
- ^ 伊藤博康 2014, p. 203.
- ^ 伊藤博康 2012, pp. 190–191.
- ^ 伊藤博康 2012, pp. 194–195.
- ^ “鉄道敷設情報”. 江ノ島電鉄株式会社. 2017年3月22日閲覧。
- ^ a b 伊藤博康 2014, pp. 56–58.
- ^ 伊藤博康 2012, p. 110.
- ^ 箱根登山鉄道株式会社 - 日本民営鉄道協会
- ^ 杉山淳一 (2010年2月6日). “【連載】鉄道トリビア34 日本一運賃が安い「北大阪急行電鉄」に存在する謎のトンネルとは?”. マイコミジャーナル. 2011年1月4日閲覧。Business Media 誠:近距離交通特集:どうなる、こうなる近畿圏の鉄道網(後編) (2/6) *2017年4月1日料金改定
- ^ 京都・鞍馬の紅葉を電車に乗って楽しもう - [鉄道旅行]All About
- ^ 2019年電気バスへの車両更新に伴い鉄道事業廃止予定
- ^ 2013年3月ダイヤ改正について (PDF)
- ^ 2014年3月ダイヤ改正について (PDF)
- ^ a b 伊藤博康 2014, pp. 116–118.
- ^ 石川修「2010年7月17日開業 成田スカイアクセスの概要」『鉄道ピクトリアル』第60巻第10号、鉄道図書刊行会、2010年10月、104-109頁、ISSN 00404047、NAID 40017240528。
- ^ 栗原景 (2015年8月1日). “超快速で北陸新幹線に挑むあの路線の真意”. 東洋経済online 2017年8月3日閲覧。
参考文献
- 伊藤博康『日本の鉄道ナンバーワン&オンリーワン ―日本一の鉄道をたずねる旅』創元社、2014年。ISBN 978-4-422-24069-5。
- 伊藤博康『鉄道名所の辞典』東京堂出版、2012年12月30日。ISBN 978-4-490-10829-3。
- 鉄道ものしり王国(編)『メッチャおもしろくて、タメになる!最強の鉄道雑学王』河出書房、2013年4月5日。ISBN 978-4-309-02175-1。