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NEXUS-2060

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『NEXUS-2060』
capsuleスタジオ・アルバム
リリース
ジャンル エレクトロ
レーベル contemodeヤマハミュージックコミュニケーションズ
プロデュース 中田ヤスタカ
チャート最高順位
capsule アルバム 年表
S.F. sound furniture
(2004年)
NEXUS-2060
(2005年)
L.D.K. Lounge Designers Killer
(2005年)
『NEXUS-2060』収録のシングル
  1. space station No.9(アナログ盤)」
    リリース: 2005年2月2日
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NEXUS-2060』(ネクサス・にまるろくまる)は、日本のエレクトロユニット、capsuleの5枚目のオリジナルアルバムである(品番:YCCC-10002)[2]

背景について

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本作発売の7日前となる2005年2月2日に、アルバム中の4曲を収録した限定12インチアナログ盤「space station No.9」が発売された[3]

前作『S.F. sound furniture』から約8ヶ月後にリリースされたアルバムで、capsuleにとっては普通の制作ペースである、と中田は語っている[4]

制作について

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現代でいう普通のことを2060年にやってみたらどうなるかと発想して制作されていった[4]

ミュージック・ビデオについて

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space station No.9

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スタジオカジノスタジオジブリ)の劇場アニメ作品で、『ポータブル空港』から『空飛ぶ都市計画』へと続くSF3部作の第二作である[5]。アニメの監督は百瀬ヨシユキ、音楽は中田ヤスタカが務めた。公開当時は、本作の音楽を担当している中田ヤスタカによる音楽レーベル「contemode」のホームページで本作を視聴することができた[5]他、capsuleが2005年に代官山駅周辺で当時営業されていたカフェUNICE(現:B1FLAT)とコラボした際、この作品とその前作『ポータブル空港』はカフェ店内で放映された[6]。ベスト・アルバム『FLASH BEST』の初回限定盤のDVDや、スタジオジブリの短編集『ジブリがいっぱいSPECIAL ショートショート 1992-2016』に収録された[7][8]2021年8月に始動した、過去作品を、リマスター音源とビジュアライザーと共にオフィシャルYouTubeチャンネルに公開していく『CAPSULE アーカイブコレクション』という企画の一環で、2022年1月25日から、アルバム『L.D.K. Lounge Designers Killer』の収録曲のリマスター音源が連日公開されていった[9]が、そのビジュアライザー映像に本作と次作の映像が一部使用されている。

tokyo smiling

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中田ヤスタカが監督を務めた。

楽曲について

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※シングル収録曲は各リンクも参照。

前作『S.F. sound furniture』、前々作『phony phonic』のようにゲストが入っているアルバムではなく、誰のことも考えずに制作できたから、リズムが強い曲が多い、と中田は語っている[10]

また、これまでの楽曲にあった「いくつも重なったメロディー」があまりなく口ずさみやすい、と中田とこしじまは語っている[10]

5.Lucky Love

ether22がゲスト・ボーカルとして参加しているほか、レーベルのコンピレーション・アルバム『contemode V.A.2』に収録されているether22の楽曲『SKYWALKER』のサビ前半部のボーカルが使われている。

9.world fabrication

レーベルのコンピレーション・アルバム『contemode V.A.2』に先行で収録された楽曲で、そちらのバージョンでは本作収録版にはないイントロが追加されている。

10.tokyo smiling

レーベルのコンピレーション・アルバム『contemode V.A.2』に先行で収録された楽曲。

シングル収録

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タイトル 収録シングル
2 space station No.9 4枚目「space station No.9」(アナログ盤)
3 A.I. automatic infection 4枚目「space station No.9」(アナログ盤)
6 happy life generator 4枚目「space station No.9」(アナログ盤)
7 beautiful hour 4枚目「space station No.9」(アナログ盤)

収録曲について

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全曲作詞・作曲・編曲: 中田ヤスタカ

CD
#タイトル作詞作曲・編曲時間
1.「NEXUS-2060」  
2.space station No.9  
3.「A.I. automatic infection」  
4.「Q & A」  
5.「Lucky Love」  
6.「happy life generator」  
7.「beautiful hour」  
8.「urban complex」  
9.「world fabrication」  
10.「tokyo smiling」  
合計時間:

カバーについて

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出典

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  1. ^ capsule『NEXUS-2060』(オリコン)
  2. ^ NEXUS-2060(yamaha music communication)
  3. ^ space station No.9 (アナログ盤)(yamaha music communication)
  4. ^ a b CAPSULE INTERVIEW ページ1”. web.archive.org (2020年12月2日). 2022年12月6日閲覧。
  5. ^ a b capsule : STUDIO KAJINO百瀬監督とのコラボによるミュージックフィルムが公開中|エキサイトミュージック(音楽)”. web.archive.org (2007年12月14日). 2022年1月2日閲覧。
  6. ^ Excite エキサイト:ミュージック(音楽):特集・capsule”. web.archive.org (2021年11月28日). 2022年12月5日閲覧。
  7. ^ FLASH BEST 《初回盤》 | capsule | ヤマハミュージックコミュニケーションズ公式サイト”. ヤマハミュージックコミュニケーションズ | YAMAHA MUSIC COMMUNICATIONS CO., LTD.. 2022年1月2日閲覧。
  8. ^ Takai, Shinichi. “『ジブリがいっぱいSPECIAL ショートショート 1992-2016』が7月17日に発売されます - スタジオジブリ|STUDIO GHIBLI”. www.ghibli.jp. 2022年1月2日閲覧。
  9. ^ 田村, 伊吹 (2021年8月19日). “リマスター音源とビジュアライザーと共に公開していく『CAPSULE アーカイブコレクション』がスタート”. CAPSULE OFFICIAL WEB. 2024年2月5日閲覧。
  10. ^ a b CAPSULE INTERVIEW ページ3”. web.archive.org (2016年6月4日). 2022年12月6日閲覧。