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南富鎭

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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南 富鎭(남부진、Nam,Bujin 1961年 - )は大韓民国慶尚北道醴泉出身の文学研究者。専門は日本近代文学、朝鮮文学、植民地期文学、松本清張、村上春樹、北海道文学など。

経歴

  • 慶北大学校国語国文学科卒業。高等学校の国語教師(韓国語)を経て、1990年に日本文部省国費留学生として来日。
  • 筑波大学大学院文芸言語研究科で博士号(学術)を取得。日本学術振興会外国人特別研究員。早稲田大学、筑波大学で非常勤講師を勤める。
  • 2003年より静岡大学人文学部言語文化学科の助教授。2006年より同教授。

著書

単著

  • 『近代文学の〈朝鮮〉体験』勉誠出版 2001年
  • 『近代日本と朝鮮人像の形成』勉誠出版 2002年
  • 『文学の植民地主義―近代朝鮮の風景と記憶』世界思想社 2006年
  • 『翻訳の文学―東アジアにおける文化の領域』世界思想社 2011年
  • 『松本清張の葉脈』春風社 2017年
  • 『村上春樹 精神の病と癒し』春風社 2019年
  • 『桜木紫乃の肖像―北海共和国とクシロの人びと』作品社 2023年
  • 『原田康子の挽歌―北海国の終焉』作品社 2024年

共編著

  • 『張赫宙日本語作品選』白川豊共編 勉誠出版 2003年
  • 『張赫宙日本語文学選集 仁王洞時代』白川豊共編 作品社 2022年

受賞歴

  • 第1回筑波大学日本語日本文学奨励賞(筑波大学、2000年6月)
  • 第3回松本清張研究事業奨励賞(松本清張記念館、2001年度)

所属学会

  • 昭和文学会
  • 日本近代文学会
  • 松本清張研究会