11番街 (マンハッタン)
座標: 北緯40度44分54.6秒 西経74度0分26.2秒 / 北緯40.748500度 西経74.007278度
11番街 (Eleventh Avenue) は、ニューヨーク市マンハッタンを南北に走る大通りである。11番街はウエストサイド・マンハッタンのハドソン川のすぐ近くを走っており、南端はウエスト・ヴィレッジのミートパッキング・ディストリクトのガンズヴォート・ストリートで、北端は59丁目である。
概要
[編集]11番街の南端のガンズボート・ストリートの地点は、他にも10番街とウエスト・ストリート(12番街)の起点または終点となっている。ガンズヴォート・ストリートと西22丁目の間の区間では11番街はウエストサイド・ハイウェイの一部となっており、西22丁目の地点で11番街はウエストサイド・ハイウェイから分岐する。これより北では11番街は1811年委員会計画の標準的なアベニューの道幅となり、他の数字名のアベニューと平行して継続する。
11番街は、22丁目の地点で12番街から分岐して以降も24丁目までは両方向通行であり、24丁目から44丁目までは南への一方通行道路となる。以前は34丁目から40丁目の間もリンカーン・トンネルへのアクセスのための両方向通行であったが、地下鉄7系統延伸工事のためにこの区間は一方通行となった。
西39丁目から59丁目の区間はマンハッタンの自動車ディーラーの密集エリアであり、ガソリンスタンドや洗車・修理ステーション、レンタカーサービス店も数多くある。この一帯は100年以上前から運送業が栄えていたエリアで、現在でもマンハッタンの多くの馬車や自転車タクシーはこのエリアに馬小屋や駐輪場・車庫を置いている。
59丁目より北の区間はウエスト・エンド・アベニューに名称が変わり、ストラウス・パークのある107丁目より北はブロードウェイと合流し名称もブロードウェイに変わる。ウエスト・エンド・アベニューは59丁目から106丁目までは両方向通行だが、106丁目から107丁目はブロードウェイから分岐する南向きの一方通行である。この約2マイル (3.2 km)の区間はアッパー・ウエスト・サイドの閑静な住宅街である。
かつて、ニューヨーク・セントラル鉄道のウエスト・サイド線は11番街沿いに併用軌道が走っていた。これは鉄道と自動車の事故頻発路線であったため「死のアベニュー」(Death Avenue) として有名であった[1]。
1934年、死のアベニューの代わりとなるヘンリー・ハドソン・パークウェイを建設する法案が可決された。
ランドマーク
[編集]11番街沿いに1ブロック以内にある名所:
- ホイットニー美術館(ガンズヴォート・ストリート)
- チェルシー・マーケット(15丁目と16丁目の間)
- チェルシー・ピアーズ(23丁目とウエストサイド・ハイウェイの間)
- コルベア・レポーのコメディ・セントラルスタジオ(54丁目)
- ザ・デイリー・ショーのコメディ・セントラルスタジオ(51丁目)
- コパカバーナ(34丁目)
- デウィット・クリントン・パーク(52丁目から54丁目の間)
- ハイライン(ガンズヴォート・ストリートから34丁目の区間をほぼ11番街と平行して走る)
- ジェイコブ・ジャビッツ・コンベンション・センター(34丁目から39丁目の間)
- MTAのマイケル・クイール・バス車庫(41丁目)
- ポマンダー・ウォーク
- リバーサイド・パーク
公共交通機関
[編集]参考文献
[編集]- 脚注
- ^ Staff. "STATE MAY REGULATE TRACKS IN 11TH AVE.; Court Denies Right of City to Disturb New York Central in Use of the Street.", The New York Times, May 20, 1911. Accessed August 7, 2009. "...the way had been opened through the decision for settling the so-called 'Death Avenue' problem".
外部リンク
[編集]- ウィキメディア・コモンズには、11番街 (マンハッタン)に関するカテゴリがあります。