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Windows Kernel-Mode Driver Framework

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

Kernel-Mode Driver Framework (KMDF) は、Windows 2000以降[1]用のカーネルモードデバイスドライバーを作成および保守するドライバー開発者の支援をするためのツールとしてマイクロソフト社が開発したドライバーフレームワークである。これは、Windows Driver Foundationに含まれるフレームワークのひとつである。

WDMとの関係

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一般的に、KMDFはWindows Driver Model向けに書かれたドライバーをサポートしており、WDM上で動作する。WDMはWindows 98の登場以来使用されているドライバーモデルであるが、対してKMDFはマイクロソフトがWindows 2000以降向けに提唱・使用しているドライバーフレームワークである。

一般的には、電源管理英語版プラグアンドプレイのような多くの機能がフレームワークによって処理されるので、KMDFドライバーは同等のWDMドライバーと比べてあまり複雑ではなく、コードも短くなる。

KMDFは、オブジェクトベースであり、WDM上に構築される。これはそのスーパーセットであるWDFのアーキテクチャ権限に従いながら、WDMへオブジェクトベースの視点を提供することを意味する。またその機能は、さまざまなタイプのオブジェクトに包含されている。KMDFの実装は以下によって構成される。

バージョン履歴

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  • KMDFのバージョン履歴およびサポート対象となるWindowsバージョンは下記となっている[2]
KMDFのバージョン履歴
KMDFバージョン リリース手段 搭載されているWindowsバージョン 動作可能環境
1.17 Windows 10 (Version 1511) WDK Windows 10 (Version 1511) デスクトップ向けWindows 10Windows 10 MobileWindows 10 IoT Core、Windows Server 2016 TP
1.15 Windows 10 WDK Windows 10 デスクトップ向けWindows 10、Windows 10 Mobile、Windows 10 IoT Core、Windows Server 2016 TP
1.13 Windows 8.1 WDK Windows 8.1 Windows 8.1以降
1.11 Windows 8 WDK Windows 8 Windows Vista以降
1.9 Windows 7 WDK Windows 7 Windows XP以降
1.7 Windows Server 2008 WDK Windows Vista SP1, Windows Server 2008 Windows 2000以降
1.5 Windows Vista WDK Windows Vista Windows 2000以降
1.1 ダウンロードのみ なし Windows 2000以降
1.0 ダウンロードのみ なし Windows XP以降

関連項目

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脚注

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  1. ^ KMDFの最初のリリースはWindows XPおよびWindows Server 2003のみをサポートしていた。Windows 2000のサポートはKMDFバージョン1.1にて追加された。
  2. ^ KMDF Version History (Windows Drivers)

参考文献

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外部リンク

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