フィンランド国営放送
表示
(Yleから転送)
形態 | 地上波テレビ、ラジオ、 オンラインネットワーク |
---|---|
国 | フィンランド |
視聴可能 |
国内 国際(近隣各国の一部地域[注 1]) |
設立 |
ラジオ:1926年9月9日 テレビ:1958年1月1日 |
スローガン | One Word. A Thousand Stories.[注 2] |
シェア |
テレビ:国内の全視聴者50 %(2021年[1]) ラジオ:同全聴取者53 %(2022年8-10月期[2]) |
所有者 | 国有率99.9 %、国会の指名する管理委員会の監督を受ける[注 3]。 |
代表者等 | en:Merja Ylä-Anttila (CEO) |
開局 | 1926年9月9日 |
公式サイト |
yle |
フィンランド国営放送株式会社(フィンランドこくえいほうそう、フィンランド語: Yleisradio Oy 略称:Yle)、フィンランド放送協会(フィンランドほうそうきょうかい)は、フィンランド全域をカバーする公共テレビ・ラジオ局。NHKやBBC同様、収入の大部分を受信料で賄えて(まかなえて)いる。本拠地はフィンランド、ヘルシンキ、旧称にO.Y. Suomen Yleisradio 、A.B. Finlands Rundradio[3]がある。
YLEはフィンランド政府がその株式の99.98%を所有する株式会社(特殊会社)であり、4つのテレビチャンネルと13のラジオチャンネル、25の地方局がある。1926年にヘルシンキで創業。フィンランドは公式的に2つの公用語を持つ国であり(スウェーデン語を母語とする人口は約5.5%)、スウェーデン語のテレビとラジオ放送を「Svenska Yle」と言う局名で実施していた。
欧州放送連合(EBU)の設立時からの加盟局である。
歴史
[編集]- 1926年 ヘルシンキにて設立。1928年には全国放送(ラジオ)開始。
- 1957年 テレビ実験放送を開始。翌年「Suomen Televisio」(フィンランド・テレビ)の名で本放送へ移行した。
- 1964年 TES-TVとTam Visioを傘下に編入し、YLE TV2として統合。
- 1969年 全放送をカラー放送へ移行。
- 2007年 アナログからデジタル放送へ移行。
テレビ
[編集]- YLE TV1:ニュースや教育番組、映画、娯楽番組など
- YLE TV2:子供・若者向け、スポーツ中継など
- YLE Teema:文化・芸術・科学番組など
- YLE FST5:スウェーデン語放送、フィンランド語字幕付
- 国際放送
ラジオ
[編集]- YLE Radio 1:文化、時事、トーク番組など。クラシック、ジャズ、フォーク、ワールドミュージック、宗教音楽など。
- YLEX:若者向けのテンポの速い番組など。音楽番組の割合が7割。国内外のポップス、ロックの新曲等が多い。
- YLE Radio Suomi:国内ニュース、宗教、スポーツ、娯楽など。幅広いジャンルの国内外の音楽、アダルト・コンテンポラリーなどが多い。
- YLE Radio Extrem:スウェーデン語放送の若者向き時事、流行文化など。ポップス、ロックの新曲等が流れる。
- YLE Radio Vega:時事、ニュース、文化等幅広い分野のスウェーデン語放送。アダルト・コンテンポラリー、ジャズ、クラシックが流れる。
- YLE Sámi Radio:ラップランド地域をカバーするサーミ語放送。スウェーデン・テレビ(SVT)とノルウェー放送協会(NRK)の協力で放送。
- YLE Radio Peili:ニュース、時事を扱うトーク番組放送。DVBと中波でも放送。
- デジタルサービス
YLEは2005年末にDABからDVBへ移行し、下記のデジタル・ラジオ放送を実施している。
- Ylen Klassinen:24時間放送
- YLE VegaPlus
- 国際放送
- YLE Radio Finland:フィンランド語、スウェーデン語、英語、ロシア語による国際放送。、中波、インターネットにて放送。
- YLE World and YLE Mondo:英語や他言語によるラジオ・フィンランドのデジタル国際放送。
- Capital FM:ヘルシンキ圏においてラジオ・フィンランドの一部を放送。トゥルク、ラハティ、クオピオでも一部放送を実施している。
- 教育放送:トゥルク、ラハティ、クオピオ、ミッケリで実施している。
主な番組
[編集]- ヌーンティイー・ラティーニー - ニュース番組(ラジオ)
脚注
[編集]注
[編集]出典
[編集]- ^ “Finnpanel - TV Audience Measurement [テレビ視聴率調査]” (英語). www.finnpanel.fi. 2022年12月6日閲覧。 “各局の年平均の日単位視聴率。Yle系3局※総合、2021年:50 %、2020年:52 %、年齢層は4歳以上、総人口529万7000人。(※=Yle TV1、Yle TV2、Yle Teema&Fem。)”
- ^ “Finnpanel - National Radio Survey [全国ラジオ聴取者調査]” (英語). www.finnpanel.fi. 2022年12月6日閲覧。 “局名:YLE総合、単日(千人):1,644・33 %、週間:2,440・48 %、視聴時間(分/日・千人):平均:72、局:221。「ラジオと映像番組視聴調査・2022年8月 - 10月期の統計」 より。総人口=503万6867人、対象はフィンランド全国の9歳以上の視聴者。エラー誤差:±2 %-yks. = 98 000。”
- ^ “Ylen historia [よくある質問 > Yle 沿革]” (フィンランド語). yle.fi (2015年5月15日). 2022年12月6日閲覧。