MAPPAのソースを表示

{{pp-vandalism|small=yes}}
{{Otheruses|日本のアニメ制作会社|日本の女性アイドルグループ|MAPA|[[読売テレビ]]系関西ローカルの深夜アニメ枠|MANPA}}
{{混同|モーション・ピクチャー・アソシエーション|x1=1945年から2019年9月まではアメリカ映画協会（'''MPAA'''）と称していた}} 
{{基礎情報 会社
|社名 = 株式会社MAPPA
|英文社名 = MAPPA Co.,LTD.
|ロゴ = MAPPA Logo.svg
|ロゴサイズ = 250px
|画像 = 中野駅前の住友不動産高層ビル(ビジネスタワー、レジデンス、ナカノサウステラ).jpg
|画像サイズ = 200px
|画像説明 = 本社が入居する住友不動産中野駅前ビル
|種類 = [[株式会社 (日本)|株式会社]]
|市場情報 = 
|略称 = 
|国籍 = {{JPN}}
|本社郵便番号 = 164-0001
|本社所在地= [[東京都]][[中野区]][[中野 (中野区)|中野]]2丁目24番11号<br />住友不動産中野駅前ビル10階
|本社緯度度 = |本社緯度分 = |本社緯度秒 = |本社N(北緯)及びS(南緯) = N
|本社経度度 = |本社経度分 = |本社経度秒 = |本社E(東経)及びW(西経) = E
|座標右上表示 = Yes
|本社地図国コード = JP-13
|設立 = [[2011年]][[6月14日]]
|業種 = 5250
|統一金融機関コード =
|SWIFTコード = 
|事業内容 = 
* テレビアニメ、映画、CM、Webムービー等、アニメーション映像に関わる全てのジャンルにおける企画・制作
* 自社で権利を保有するIPの窓口権を運用した国内外でのライツ事業
|代表者 = 代表取締役社長 大塚学
|資本金 = 100万円
|発行済株式総数 = 
|売上高 = 
|営業利益 = 
|純利益 = 
|純資産 = 
|総資産 = 
|従業員数 = 408名（2024年4月時点、契約含む）
|決算期 = 
|主要株主 = 
|主要子会社 = 
|関係する人物 = 「[[#関連人物]]」参照
|外部リンク = {{Official URL}}
|特記事項 = <!--第2スタジオ：東京都杉並区阿佐谷南3丁目5番3号大瀧ビル2F-->
}}
'''株式会社MAPPA'''（マッパ、{{Lang-en-short|MAPPA Co.,LTD.}}）は、[[日本]]の[[アニメ制作会社]]。

社名のMAPPAは「'''M'''aruyama '''A'''nimation '''P'''roduce '''P'''roject '''A'''ssociation」の頭文字に由来する<ref name="animeanime54711_1">{{Cite web|和書|url= https://animeanime.jp/article/2020/07/01/54711.html|author= |title= ドロヘドロ、ゾンビランドサガ…アニメスタジオ・MAPPA、ヒット作の裏にある"手のかかること"をやる精神 (1/3)|date= 2020-07-01|accessdate= 2022-09-03|website=アニメ!アニメ!|publisher= [[イード (企業)|イード]]}}</ref>。

== 概要 ==
MAPPAは、作品構成・テーマ・映像表現などの制作物をプロデュースするアニメスタジオである<ref name="animebiz15480">{{Cite web|和書|url= https://web.archive.org/web/20140916130141/https://www.animeanime.biz/archives/15480|author= |title= アニメプロデューサー丸山正雄氏 MAPPA設立を語る|date= 2012-09-22|accessdate= 2022-09-03|website=[[インサイド (ニュースサイト)|インサイド]]|publisher= [[イード (企業)|イード]]}}</ref>。もともとは、2011年に70歳で[[マッドハウス]]を退社したアニメプロデューサーの[[丸山正雄]]が、[[片渕須直]]監督の『[[この世界の片隅に (映画)|この世界の片隅に]]』をどうにかして世に出そうと設立したものだった<ref name="animeanime54711_1"/><ref name="akiba27618">{{Cite web|和書|title=アニメ業界ウォッチング第24回：今年75歳、やぶれかぶれのアニメ人生！丸山正雄インタビュー! (1/2) |newspaper=アキバ総研 |date=2016-08-20 |author= |url=https://akiba-souken.com/article/27618/ |accessdate=2022-09-03}}</ref>。当初集まった人材も片渕や丸山たちと仕事がしたいと思った者たちが多かった<ref name="gendai79407_6">{{Cite web|和書|url = https://gendai.media/articles/-/79407?page=6|author = |title = 『呪術廻戦』と『鬼滅』、アニメを比べて見えた制作サイドの「決定的な違い」 「制作スタイル」がまるで異なる (6/7)|date = 2021-01-21|accessdate= 2022-09-03|website = 現代ビジネス|publisher = [[講談社]]}}</ref>。『この世界の片隅に』は資金集めに苦労し、公開できるかも未定の作品だったが、最終的には日本国内では最長となる1133日連続ロングラン上映となり累計動員数210万、興行収入27億円を突破するヒット作となった<ref name="animeanime54711_1"/><ref name="animeanime54711_2"/>。

2016年、創設者の丸山は会長に就任し、新たに設立した[[スタジオM2]]に活動拠点を移す。それに伴い丸山はMAPPAの経営からも撤退し、設立時のメンバーで[[STUDIO 4℃]]出身のプロデューサーである'''大塚学'''が2代目社長としてその座を引き継いだ。また、取締役・企画部部長には[[フジテレビ]]のプロデューサーである木村誠が就任した<ref name="kurashio">{{Cite web|和書|url= http://kurashio.jp/fukkou/love-for-shiogama/masao-maruyama|author= |title= 丸山 正雄（アニメーションプロデューサー）|date= 2017-06-24|accessdate= 2022-09-02|website=|publisher=クラシオ -塩釜で暮らすあなたに 良い暮らしを}}</ref><ref name="akiba27618"/><ref>{{Cite web|和書|url=https://www.animatetimes.com/news/details.php?id=1623653145|title=【アニメスタジオの今と未来】MAPPAスタッフインタビュー『進撃の巨人 The Final Season』『呪術廻戦』『ユーリ!!! on ICE』人気作品を作り続けられる理由とは？|date=2021-06-19|accessdate=2023-2-11}}</ref>。

以降、大塚の経営方針により、様々なクリエイターに外注を行う多作傾向の体制に方向性がシフトする<ref name="gendai79407_5"/><ref name="animeanime54711_3"/>。大塚体制後に制作された『[[呪術廻戦 (アニメ)#劇場アニメ|劇場版 呪術廻戦 0]]』は観客動員977万人以上、興行収入137億円を突破し、国内興行成績で歴代14位に相当する大ヒットを記録<ref name="animationbusiness13138">{{Cite web|和書|url= http://animationbusiness.info/archives/13138|author= |title= 「呪術廻戦 0」が終幕、国内137億円・世界興収230億円以上の大ヒット|date= 2022-05-29|accessdate= 2022-09-01|website= |publisher= アニメーションビジネス・ジャーナル}}</ref>。同年5月までに世界70ヶ国以上で劇場公開され、日本を含むグローバルでの興行収入は約237億円に達した<ref name="animationbusiness13138"/><ref>{{Cite web|和書|url= https://realsound.jp/movie/2022/03/post-992160.html|author= |title= 『劇場版 呪術廻戦 0』北米で初登場No.2 『鬼滅の刃』に続く大ヒットの背景に配給戦略も|date= 2022-03-22|accessdate= 2022-09-01|website=[[リアルサウンド (ニュースサイト)|リアルサウンド]]|publisher=株式会社blueprint}}</ref>。

=== 特徴 ===
丸山正雄の在籍していた[[虫プロダクション|虫プロ]]の[[DNA]]を引き継ぎ、作品制作に対して「面白ければ何でもいい。でも気に入らなければやらない」「面倒くさいことを言う人の、面倒くさい希望をあえて叶える」というスタンスを取っている。これは丸山が経営から退いた後もスタジオの理念として引き継がれた<ref name="animeanime54711_1"/><ref>{{Cite web|和書|url= http://sunrise-world.net/feature/feature.php?id=9120|author= [[高橋良輔 (アニメ監督)|高橋良輔]]|title= リバイバル連載：サンライズ創業30周年企画「アトムの遺伝子 ガンダムの夢」その16「"丸どえ～す"というモンスター……」ゲストは丸山正雄さん|date= 2022-06-01|accessdate= 2022-09-03|website= ITmedia NEWS|publisher= [[サンライズ (アニメ制作ブランド)|サンライズ]]}}</ref>。

スタジオとして制作する作品を選ぶ基準は、プロデューサーや監督が「面白い」「やってみたい」と心の底から思える作品であるかどうかを重視している<ref name="animeanime54711_2"/>。また、スタジオとして取り組むテーマを作品・制作ラインごとに掲げており、設立初期の作品は若手社員を中心としてスタッフの経験やスタジオとしての実績を積むことを目的としたものが多かった<ref name="animeanime54711_2"/>。作画をメインとするスタジオだが、2020年放送の『[[ドロヘドロ]]』ではスタジオとして初めて[[3DCG]]を中心とした作品作りに挑戦した<ref name="animeanime54711_2"/>。

制作体制としては外部のクリエイターや専門スタジオに積極的に発注を行うことで、バラエティ豊かな作品を作っている<ref name="gendai79407_7">{{Cite web|和書|url = https://gendai.media/articles/-/79407?page=7|author = |title = 『呪術廻戦』と『鬼滅』、アニメを比べて見えた制作サイドの「決定的な違い」 「制作スタイル」がまるで異なる (7/7)|date = 2021-01-21|accessdate= 2022-09-03|website = 現代ビジネス|publisher = [[講談社]]}}</ref>。そのため、作品ごとにスタジオのカラーが変わり様々なタイプの作品に柔軟に対応できる体制となっている<ref name="gendai79407_5"/>。

アニメーション制作では、作画とCGを融合させた新しい画づくりを目指しており、社内にCGI部門やCGI専門スタジオを設立することでCGクオリティの向上にも注力している<ref name="animeanime54711_3">{{Cite web|和書|url= https://animeanime.jp/article/2020/07/01/54711_3.html|author= |title= ドロヘドロ、ゾンビランドサガ…アニメスタジオ・MAPPA、ヒット作の裏にある"手のかかること"をやる精神 (3/3)|date= 2020-07-01|accessdate= 2022-09-03|website=アニメ!アニメ!|publisher= [[イード (企業)|イード]]}}</ref>。

=== 制作方針・雇用 ===
近年<!--「劣悪な労働環境」自体は東映動画をはじめ1970年代から-->{{いつ|date=2023年9月}}、作品数増加による劣悪な労働環境や低賃金などの問題への対策として各スタジオが制作本数を減らしていく傾向にあるなかで、経営が大塚に代わって以降のMAPPAでは、「業界の抱える問題から目を背けない」「作品数が多いということはアニメーションに需要があるということ。その需要に対して高品質な作品をいかに供給できるかが問題」という考えのもと、作品や工程ごとに様々な専門性の高いスタジオやフリーランス個人に作業の多くを発注し、制作本数を増やして生産性を高めることで上記の問題に対処しようとしている<ref name="gendai79407_5"/><ref name="animeanime54711_3"/>。制作本数としては、劇場作品を交えながら、毎年4〜8本ほどのテレビ・Webアニメシリーズを制作している<ref name="gendai79407_5">{{Cite web|和書|url = https://gendai.media/articles/-/79407?page=5|author = |title = 『呪術廻戦』と『鬼滅』、アニメを比べて見えた制作サイドの「決定的な違い」 「制作スタイル」がまるで異なる (5/7)|date = 2021-01-21|accessdate= 2022-09-03|website = 現代ビジネス|publisher = [[講談社]]}}</ref><ref name="animeanime54711_2">{{Cite web|和書|url= https://animeanime.jp/article/2020/07/01/54711_2.html|author= |title= ドロヘドロ、ゾンビランドサガ…アニメスタジオ・MAPPA、ヒット作の裏にある"手のかかること"をやる精神 (2/3)|date= 2020-07-01|accessdate= 2022-09-03|website=アニメ!アニメ!|publisher= [[イード (企業)|イード]]}}</ref><ref name="gendai79407_5"/>。

アニメーターなどスタッフの待遇面については、労働環境の改善と映像表現の追求の両立を目指している。現在は外注や契約アニメーターとの制作をメインとしており、契約スタッフを含めスタッフ総数は2022年時点で300名を超えている。現在は契約スタッフがメインだが、大塚は将来的な目標として[[京都アニメーション]]や[[ufotable]]を挙げており、両スタジオに共通する「社員による全セクションの内製体制や正社員雇用」を目標に内製を強化していき、将来的には両スタジオと同様の完全内製体制を目指している<ref name="animeanime54711_3"/><ref name="animeanime54711_2"/><ref name="mappacompany">{{Cite web|url=https://www.mappa.co.jp/company|title=COMPANY|publisher=MAPPA|accessdate=2022-1-3}}</ref><ref>{{Cite web|和書|url=https://www.animatetimes.com/news/details.php?id=1623653145|title=【アニメスタジオの今と未来】MAPPAスタッフインタビュー｜『進撃の巨人 The Final Season』『呪術廻戦』『ユーリ!!! on ICE』人気作品を作り続けられる理由とは？【連載第2回】|date=2022-06-19|accessdate=2022-10-11}}</ref>。この方針を実現するために仙台スタジオでは「安定した生活基盤の上で仕事に打ち込む」ことを目標に設立当初は新卒から正社員として雇用。教育を充実させながら人を増やしていくことを大きな課題として取り組んでいる。現状、全スタッフを正社員として雇用すると経営を圧迫するためこの取り組みは仙台スタジオの一部スタッフのみではあるが、将来的には拡充していく方針である<ref name="animeanime54711_3"/><ref name="mappacompany"/><ref name="kahoku20201016">{{cite news |url= https://kahoku.news/articles/20201016kho000000094000c.html|author= |title= コロナ下、地方拠点に存在感 アニメ制作MAPPA仙台、スタジオ設立２年半|date= 2020-10-16|accessdate= 2022-09-03|website= |publisher=[[河北新報]]}}</ref><ref name="kahoku20201016"/><ref name="sendaiinterview">{{Cite web|和書|url = https://www.city.sendai.jp/invest/interview/mappa.html|author = |title = 仙台から最先端のアニメ制作を - 株式会社MAPPA 代表取締役 大塚 学 氏|date = 2022-04-08|accessdate= 2022-09-03|website = |publisher = [[仙台市]]}}</ref><ref>{{Cite web|和書|url = https://www.dailyshincho.jp/article/2021/12170559/?all=1&page=3|author = |title =脱税の「鬼滅の刃」制作会社社長が本人尋問で"驚きの発言" アニメ業界の構造的問題が明らかに (3/4)|date = 2021-12-17|accessdate= 2022-09-03|website = デイリー新潮|publisher = [[新潮社]]}}</ref>。

スタジオとしては出資比率に応じて利益配分される[[製作委員会方式|製作委員会]]に加わることが多いが、2022年放送のテレビアニメ『[[チェンソーマン (アニメ)|チェンソーマン]]』においては通常の複数企業から出資を募る製作委員会方式ではなく100％自社の出資で制作を行い、ビジネス面で新たなチャレンジをしている<ref>{{Cite web|和書|url= https://jp.ign.com/anime/61843/news/mappa-ign|author= |title= アニメ『チェンソーマン』制作のMAPPA、藤本タツキ作品は自社ですべてアニメ化したい考え IGNフランスによるインタビューで明かす|date= 2022-08-17|accessdate= 2022-09-03|website= IGN Japan |publisher= 産経デジタル }}</ref>。

== 沿革 ==
[[File:MAPPA studio.jpg|200px|thumb|2018年から2024年まで本社が入居していた朝日生命杉並ビル]]
2011年6月、マッドハウスの創設者のひとりである丸山正雄プロデューサーが設立、代表取締役に就任する<ref name="animebiz15480"/><ref name="gendai79407_5"/>。

2016年4月、大塚学が2代目社長に就任<ref name="animeanime54711_1"/>。丸山は会長となり経営から退く。同時にクリエイターとしての活動の場を自らが新たに立ち上げた[[プリプロダクション]]専門のアニメ制作会社の[[スタジオM2]]に移した<ref name="akiba27618"/>。同年9月には同社設立のきっかけとなった長編アニメーション映画『この世界の片隅に』のプロデューサーを務めた[[松尾亮一郎]]が独立。アニメスタジオ[[CLAP]]を設立して代表取締役に就任し、同作の制作メンバーがMAPPAより移籍した<ref name="animationbusiness9341">{{Cite web|和書|url= http://animationbusiness.info/archives/9341|author= |title= 「映画大好きポンポさん」2020年公開、制作に新進スタジオのCLAP|date= 2020-02-28|accessdate= 2022-09-03|website= |publisher= アニメーションビジネス・ジャーナル}}</ref><ref name="akiba28417_3">{{Cite web|和書| url = https://akiba-souken.com/article/28417/?page=3|author= | title =アニメ業界ウォッチング第27回：プロデューサーという職業の抱える理想とジレンマ 松尾亮一郎インタビュー (3) | date =2016-11-26| accessdate = 2022-09-03| website =アキバ総研 | publisher =株式会社カカクコム}}</ref>。

2018年2月5日、本社を[[東京都]][[杉並区]][[成田東 (杉並区)|成田東]]5丁目42番18号 池下アネックスビル3Fから同区[[天沼 (杉並区)|天沼]]2丁目3番9号 朝日生命杉並ビル9階へ移転<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.houjin-bangou.nta.go.jp/henkorireki-johoto.html?selHouzinNo=8011301017765|title=株式会社MAPPAの情報|website=法人番号公表サイト|publisher=国税庁|accessdate=2024-10-04}}</ref>。同年4月2日、[[仙台市]]にスタジオを開設<ref>{{Cite web|和書|url=https://sendai.keizai.biz/headline/2370/ |title=「この世界の片隅に」制作のマッパ、仙台に地方スタジオ開設へ　人材育成目的に |publisher=[[仙台経済新聞]] |date=2017-06-03 |accessdate=2018-03-06}} {{Cite web|和書|url=http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201706/20170603_12003.html |title=アニメ制作「ＭＡＰＰＡ」仙台スタジオ来春開設 |publisher=河北新報オンラインニュース |date=2017-06-03 |accessdate=2018-03-06}} [http://mappa.co.jp/news/news_2018.html#news_2018_0402 仙台スタジオを開設しました。]</ref>。同年10月22日、[[サンライズ (アニメ制作ブランド)|サンライズ]]や[[ぴえろ]]など国内の大手アニメスタジオ8社とともにグループ横断組織「[[電通ジャパニメーションスタジオ]]（Dentsu Japanimation Studio）」を設置。アニメーションの活用による企業等のブランディングなどのマーケティング課題に対応する体制の構築を目指し、広告大手の[[電通]]と提携を結んだ<ref name="marketing"/>。

2019年9月2日、大塚が片渕須直監督の次回作制作のためにアニメ制作会社[[コントレール (アニメ制作会社)|コントレール]]を設立。大塚が代表取締役を兼任する<ref name="animeanime50528">{{Cite web|和書|url= https://animeanime.jp/article/2019/12/23/50528.html|author= |title= 「この世界の片隅に」片渕須直監督、次回作に向けたスタジオ設立!|date= 2019-12-23|accessdate= 2022-09-03|website=アニメ!アニメ!|publisher= [[イード (企業)|イード]]}}</ref>。

2020年10月23日、[[アニマ&カンパニー]]、[[サイエンスSARU]]、[[スタジオミール]]の日韓のアニメ制作会社3社とともに、動画配信大手の[[Netflix]]と新規作品制作における包括的な業務提携を結ぶ<ref name="business.nikkei">{{Cite web|和書|url = https://www.nikkei.com/article/DGXMZO65358560T21C20A0X30000/|author = |title = ネットフリックス、日韓のアニメ制作4社と提携|date = 2020-10-23|accessdate= 2022-09-03|website = 日経ビジネス|publisher = [[日経BP]]}}</ref><ref group="注">Netflixは2018年から2019年にかけても日本の制作会社5社と提携しており、提携先は合計で9社となった。</ref>。

2021年3月、『[[呪術廻戦 (アニメ)|呪術廻戦]]』第1期の監督を務めた[[朴性厚]]が独立し、アニメーションスタジオ・[[E&H production]]を設立、同社の代表取締役社長に就任した。設立に際して多数の主要クリエイターが<!--ここからCO。より詳細な出典を求めます。--><!--『呪術廻戦』『劇場版 呪術廻戦0』の副監督や『GRANBLUE FANTASY The Animation Season 2』の監督を務めた梅本唯、『体操ザムライ』監督で『ダンス・ダンス・ダンスール』助監督の清水久敏、『THE GOD OF HIGH SCHOOL』
キーアニメーターや『呪術廻戦』絵コンテ・演出、『劇場版 呪術廻戦 0』作画監督を務めた西澤千恵、『進撃の巨人 The Final Season』巨人設定・サブキャラクターデザイン・作画監督や『呪術廻戦』呪霊デザイン、『劇場版 呪術廻戦 0』呪霊作画監督の佐野誉幸、『呪術廻戦』デザインワークス・ロゴデザインや『劇場版 呪術廻戦 0』2Dデザインワークスの雪駄、『賭ケグルイ』CGディレクターの申在勲、『ドロヘドロ』3DCGモデリングの朴昌楫など、-->移籍している<ref name="E&H02">{{Cite web|url=https://e-h-pro.co.jp/company/|title=company E&H production|accessdate=2022-12-02}}</ref>。

2022年3月、大阪市内に3DCGIを専門とする新たなスタジオを設立する方針を発表した<ref name="animationbusiness12757">{{Cite web|和書|url= http://animationbusiness.info/archives/12757|author= |title= MAPPAが大阪に新スタジオ設立　3DCGなどデジタル中心のCGI部門|date= 2022-03-01|accessdate= 2022-09-03|website= |publisher= アニメーションビジネス・ジャーナル}}</ref>。

2024年10月1日、本社を東京都[[中野区]][[中野 (中野区)|中野]]2丁目24番11号 住友不動産中野駅前ビル10階へ移転<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.mappa.co.jp/news/corporate/2024/2687/|title=東京本社移転のお知らせ|publisher=MAPPA|date=2024-10-01|accessdate=2024-10-04}}</ref>。

== 制作体制 ==
東京・中野区に本社とスタジオを持つほか、2018年に動画工程専門の[[仙台市|仙台]]スタジオを設立<ref name="animationbusiness12757"/>。[[大阪]]にもCGI専門のスタジオ開設を予定している。2023年現在、東京、仙台、大阪で100名近いフリーランスの契約スタッフも含めた約360名が活動している<ref name="jobs">{{Cite web|和書|url= https://cgworld.jp/jobs/30441.html|author= |title= 求人情報検索 MAPPA|date= |accessdate= 2022-09-03|website=[[CGWORLD.jp]]|publisher=株式会社ボーンデジタル}}</ref>。

作品は各アニメーションプロデューサーが統括・管理しており、各ラインごとにチームが分かれている。年間作品数の多さから、一般的な日本のアニメスタジオと同様に各作品ごとに工程の多くを外注している。編集は[[キュー・テック]]や[[サンジゲン|エディッツ]]に依頼することが多い。

=== 東京スタジオ ===
東京スタジオは制作部、[[Computer Generated Imagery|CGI]]部、演出部、作画部、ライツ事業部、企画開発部などから構成される<ref name="mappacompany"/><ref name="animationbusiness12757"/>。

ライツ事業部・企画開発部・制作部には100名以上のスタッフが所属。企画・制作進行業務を主としているが、その他にも宣伝や各種版権窓口、国内イベント事業、グッズ制作・版権事業など、一般的にメーカー側が担当する業務も請け負っている。海外イベントの運営や翻訳・通訳などの海外事業案件も取り扱う。

CGI部には約100名以上のスタッフが所属。[[3DCG]]、背景、仕上、撮影、編集、デザインの6部門で構成され、デジタルワークス全般を担当している<ref name="natalie467678">{{Cite web|和書|url= https://natalie.mu/comic/news/467678|author= |title= MAPPAが新スタジオを大阪市に設立、在宅ワークの浸透で拠点を分散|date= 2022-03-01|accessdate= 2022-09-03|website= [[ナタリー (ニュースサイト)|コミックナタリー]]|publisher= 株式会社ナターシャ}}</ref>。外注の専門スタジオではなく同社CGI部が参加する元請作品の場合は、作品の監督と意見交換して完成イメージを共有しながら内製できることを強みとしている<ref name="natalie467678"/>。

作画部では正式に所属する正社員・契約社員の約30名のスタッフが原画を担当。その他、演出や作画に関するスタッフの多くは各プロジェクトごとにフリーランスの演出家やアニメーターが多数参加している。

=== 仙台スタジオ ===
2018年4月2日に開設。地元採用数名を含む13名で活動をスタートした<ref name="sendaiinterview"/>。 2020年時点で31人にまで拡充<ref name="kahoku20201016"/>。東京スタジオとの違いとして、設立当初は新卒採用者全員を正社員で雇用していた<ref name="kahoku20201016"/><ref name="sendaiinterview"/>。

仙台に進出した理由は「地元でアニメ制作の仕事をしたい」という東北の若者たちの受け皿になることや「地方都市でアニメを学んでも就職は東京」というアニメ制作の東京一極集中の是正のため<ref name="kahoku20201016"/><ref name="sendaiinterview"/>。開設場所の検討に当たっては、同じ[[宮城県]]の[[塩竈市]]が丸山会長の出身地であり、社内にも宮城出身者がいたことからスムーズにイメージができたという<ref name="sendaikeizai">{{cite news |url= https://sendai.keizai.biz/headline/2370/|author= |title=「この世界の片隅に」制作のマッパ、仙台に地方スタジオ開設へ 人材育成目的に|date= 2017-06-02|accessdate= 2022-09-03|website= |publisher=[[仙台経済新聞]]}}</ref>。

仙台スタジオでは主に動画と仕上げ（彩色）の工程を担当<ref name="mappacompany"/><ref name="animationbusiness12757"/>。特徴として、動画マンが仕上げの工程も担当する「デジタル動仕」を主としている<ref name="kahoku20201016"/>。そのため、紙に鉛筆で描く従来の方式ではなく、[[液晶]][[タブレット (コンピュータ)|タブレット]]にペンで描きこむデジタル動画を推進<ref name="kahoku20201016"/><ref name="sendaiinterview"/>。アニメーターによる仕上工程までの一貫作業、および早期の実作業入りを実現している<ref name="mappacompany"/>。デジタルツールの導入は、前工程の原画や後工程以降を担う東京の制作現場とデータのやりとがスムーズに行え、地方拠点でも不利なく作業が行える利点がある<ref name="kahoku20201016"/>。

仙台スタジオでは自社作品の動画・仕上げ部門を社内で完結させることを将来的な目標としている。また、3DCG・撮影・背景といったCGI 部門を仙台に新設することも想定しており、将来的にはCGや撮影、演出などの人材も仙台で育ててアニメーション制作の全工程を仙台で行うことを理想に掲げている<ref name="mappacompany"/><ref name="sendaikeizai"/>。

=== 大阪スタジオ ===
2022年3月1日、新スタジオを[[大阪市]]内に設立すると発表<ref name="natalie467678"/><ref name="mappa1661">{{Cite web|和書|url= https://www.mappa.co.jp/news/info/2022/1661/|author= |title= 新スタジオ設立のお知らせ|date= 2022-03-01|accessdate= 2022-09-03|website= |publisher= MAPPA}}</ref>。新拠点を設立する理由については、近年の在宅ワークの浸透で業務に地理的な制約がなくなり、事業拡大と拠点の分散を考えた時、隣接府県からのアクセスが良く、関西在住のクリエイターや学生が地元を離れずに仕事ができる大阪市が適していると考えたからとしている<ref name="natalie467678"/><ref name="mappa1661"/>。

3つめの拠点となる大阪スタジオは、CGIに特化し、3DCG部門からスタートして背景や仕上、撮影、編集、デザインなどのデジタルワークスを担当することを想定している<ref name="animationbusiness12757"/><ref name="itmedianews051">{{Cite web|和書|url= https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2203/05/news051.html|author= |title= Blenderをアニメ制作に投入 「呪術廻戦」などを手掛けるMAPPAが新スタジオ CGI特化|date= 2022-03-05|accessdate= 2022-09-03|website= ITmedia NEWS|publisher= [[アイティメディア]]}}</ref>。3DCGでは[[3DCGソフトウェア|CGソフト]]で業界内シェアの高い[[3ds Max]]だけでなく、普及が進んでいる[[Blender]]も実制作へ投入する予定である<ref name="animationbusiness12757"/><ref name="itmedianews051"/>。

=== アニメーションプロデューサー ===
* 丸山正雄（取締役会長） - 「[[うしおととら]]」「[[牙狼 -紅蓮ノ月-]]」
* 大塚学（代表取締役） - 「[[坂道のアポロン]]」「[[てーきゅう]]」「[[残響のテロル]]」「[[神撃のバハムート]]」「牙狼-GARO-シリーズ」「[[DAYS (漫画)|DAYS]]」「[[BANANA FISH]]」「[[ゾンビランドサガ]]（第1期）」「[[さらざんまい]]」「[[RE-MAIN]]」
* 野田楓子 - 「[[パンチライン (アニメ)|パンチライン]]」「[[ユーリ!!! on ICE]]」「[[ドロヘドロ]]」「[[恋とプロデューサー〜EVOL×LOVE〜]]」「[[体操ザムライ]]」「[[平穏世代の韋駄天達]]」「アリスとテレスのまぼろし工場」
* 川越恒 - 「[[将国のアルタイル]]」「[[ゴッド・オブ・ハイスクール]]」「進撃の巨人 The Final Season Part2」「[[takt op.|takt op.Destiny]]」「進撃の巨人 The Final Season 完結編 前編」「[[地獄楽]]」
* 松永理人 - 「[[どろろ (アニメ)|どろろ]]」「[[グランブルーファンタジー]]（第2期）」「[[進撃の巨人 (アニメ)|進撃の巨人]] The Final Season Part1」
* 小川崇博 - 「[[かつて神だった獣たちへ]]」「[[LISTENERS リスナーズ]]」「ゾンビランドサガ リベンジ」「[[ダンス・ダンス・ダンスール]]」「[[とんでもスキルで異世界放浪メシ]]」
* 瀬下恵介 - 「[[呪術廻戦 (アニメ)|呪術廻戦]]」「[[チェンソーマン (アニメ)|チェンソーマン]]」

== 作品 ==
=== テレビアニメ ===
{| class="wikitable" style="font-size:smaller;"
!開始年
!放送期間
!タイトル
!監督
!{{Nobr|アニメーション<br />プロデューサー}}
!備考 
|-
| rowspan="2"|2012年
|4月 - 6月
|[[坂道のアポロン]]
|[[渡辺信一郎 (アニメ監督)|渡辺信一郎]]
|諸澤昌男<br />大塚学<br />宇田川純男
|共同制作：[[手塚プロダクション]] 
|-
|10月 - 12月
| rowspan="3"|[[てーきゅう]]
| rowspan="3" |[[板垣伸]]
|田中将士
|第1期
|-
| rowspan="3"|2013年
|7月 - 9月 
| rowspan="2" |大塚学
|第2期
|-
|10月 - 12月  
|第3期
|-
|10月 - 2014年3月
|[[はじめの一歩 Rising]]
|[[宍戸淳]]<br/>西村聡
|岩瀬安輝<br />橋本信太郎<br />渡部正和<br />上田純久
|共同制作：[[マッドハウス]] 
|-
| rowspan="3"|2014年
|7月 - 9月
|[[残響のテロル]]
|渡辺信一郎
| rowspan="3" |大塚学
| rowspan="4" |
|-
|10月 - 12月
|[[神撃のバハムート GENESIS]] 
|[[さとうけいいち]]
|-
|10月 - 2015年3月
|[[牙狼〈GARO〉-炎の刻印-]] 
| {{仮リンク|林祐一郎|en| Yuichiro Hayashi}}
|-
| rowspan="3"|2015年
|4月 - 6月
|[[パンチライン (アニメ)|パンチライン]] 
|上村泰
|大塚学<br />野田楓子
|-
|7月 - 12月
|[[うしおととら]]
|西村聡
|[[丸山正雄]]<br />三田圭志
|共同制作：[[スタジオヴォルン|studio VOLN]] 
|-
|10月 - 2016年4月
|[[牙狼 -紅蓮ノ月-]]
|[[若林厚史]]
|丸山正雄
|
|-
| rowspan="3"|2016年
| 4月 - 6月
|うしおととら（第2シーズン）
|西村聡
|丸山正雄<br />三田圭志
|共同制作：studio VOLN 
|-
|7月 - 12月
|[[DAYS (漫画)|DAYS]]
|[[宇田鋼之介]]
|大塚学
| rowspan="2" |
|-
|10月 - 12月
|[[ユーリ!!! on ICE]] 
|山本沙代
|野田楓子<br />小川崇博
|-
| rowspan="6"|2017年
|1月 - 3月
|[[アイドル事変]]
|吉田大輔
|三田圭志
|共同制作：studio VOLN 
|-
|4月 - 9月
|[[神撃のバハムート VIRGIN SOUL]]
|さとうけいいち
|増田克人
| rowspan="8" |
|-
|7月 - 9月
|[[賭ケグルイ]] 
|林祐一郎
|{{N/A}}
|-
|7月 - 12月
|[[将国のアルタイル]] 
|[[古橋一浩]]
|川越恒
|-
|10月 - 12月
|[[いぬやしき]] 
|さとうけいいち（総）<br/>籔田修平
|増田克人
|-
|10月 - 2018年3月
|[[牙狼〈GARO〉-VANISHING LINE-]] 
|[[朴性厚]]
|野田楓子<br />小川崇博
|-
| rowspan="2"|2018年
| 7月 - 12月
|[[BANANA FISH]] 
|[[内海紘子]]
| rowspan="2" |大塚学
|-
|10月 - 12月
|[[ゾンビランドサガ]] 
|[[境宗久]]
|-
| rowspan="5" |2019年
|1月 - 3月
|[[賭ケグルイ××]] 
|林祐一郎<br/>松田清
|小川崇博
|-
|1月 - 6月
|[[どろろ (アニメ)|どろろ]]
|古橋一浩
|松永理人
|共同制作：手塚プロダクション 
|-
|4月 - 6月
|[[さらざんまい]]
|[[幾原邦彦]]
|大塚学<br />渡部正和
|共同制作：[[ラパントラック]] 
|-
|7月 - 9月
|[[かつて神だった獣たちへ]]
|宍戸淳
|小川崇博
| rowspan="2" |
|-
|10月 - 12月
|[[GRANBLUE FANTASY The Animation Season 2]] 
|梅本唯
|松永理人
|-
| rowspan="8" |2020年
| rowspan="2" |1月 - 3月
|[[うちタマ?! 〜うちのタマ知りませんか?〜]]
|松田清
|久保亨<br />渡部正和
|共同制作：ラパントラック 
|-
|[[ドロヘドロ]]
|林祐一郎
|野田楓子
| rowspan="10" |
|-
|4月 - 6月
|[[LISTENERS リスナーズ]] 
|安藤裕章
|小川崇博
|-
|7月 - 9月
|[[THE GOD OF HIGH SCHOOL ゴッド・オブ・ハイスクール]] 
|朴性厚
|川越恒<br />久保亨
|-
|7月 - 10月
|[[恋とプロデューサー〜EVOL×LOVE〜]] 
|境宗久
| rowspan="2" |野田楓子
|-
|10月 - 12月
|[[体操ザムライ]] 
|清水久敏
|-
|10月 - 2021年3月
|[[呪術廻戦 (アニメ)|呪術廻戦]] 
|朴性厚
|瀬下恵介
|-
|12月 - 2021年3月
|[[進撃の巨人 (アニメ)|進撃の巨人]] The Final Season（Part.1)
|林祐一郎
|松永理人
|-
| rowspan="4"|2021年
|4月 - 6月
|[[ゾンビランドサガ リベンジ]] 
|境宗久
|小川崇博
|-
| rowspan="2"|7月 - 10月
|[[平穏世代の韋駄天達]] 
|城所聖明
|野田楓子
|-
|[[RE-MAIN]]
|[[西田征史]]（総）<br/>松田清
|大塚学
|-
|10月 - 12月
|[[takt op.Destiny]]
|伊藤祐毅
|川越恒<br />福士裕一郎
|共同制作：マッドハウス
|-
| rowspan="3"|2022年
|1月 - 4月
|進撃の巨人 The Final Season（Part.2）
|林祐一郎
|川越恒
| rowspan="5" |
|-
|4月 - 6月
|[[ダンス・ダンス・ダンスール]]
|境宗久
|小川崇博
|-
|10月 - 12月
|[[チェンソーマン (アニメ)|チェンソーマン]]
|中山竜
|瀬下恵介
|-
| rowspan="6" |2023年
|1月 - 6月
|[[ヴィンランド・サガ]]（SEASON 2）
|籔田修平
|長谷川博哉
|-
|1月 - 3月
|[[とんでもスキルで異世界放浪メシ]]
|松田清
|小川崇博
|-
|3月
| rowspan="2" |進撃の巨人 The Final Season
| rowspan="2" |林祐一郎
| rowspan="3" |川越恒
|前編
|-
|11月
|後編
|-
|4月 - 7月 
|[[地獄楽]]
|牧田佳織
| rowspan="6" |
|-
|7月 - 12月
|[[呪術廻戦 懐玉・玉折/渋谷事変]]
|御所園翔太
|瀬下恵介
|-
| rowspan="3" |2024年
|1月 - 3月
|[[ぶっちぎり?!]]
|内海紘子
|小川崇博
|-
|4月 - 7月
|[[忘却バッテリー]]
|中園真登
|長谷川博哉<br />岡村耕也
|-
|10月 - 
|[[らんま1/2 (2024)]]
|宇田鋼之介
|岡村耕也
|-
|rowspan="2"|2025年
|1月 - 
|[[全修。]]
|山﨑みつえ
|小川崇博
|-
| rowspan="2" {{TBA}}
|[[LAZARUS ラザロ]]<ref>{{Cite web|和書|url=https://natalie.mu/comic/news/595914|title=渡辺信一郎監督の新アニメ「LAZARUS ラザロ」2025年放送！宮野真守らキャスト発表|website=コミックナタリー|publisher=ナターシャ|date=2024-10-19|accessdate=2024-10-19}}</ref>
|渡辺信一郎
|松永理人
|[[TOONAMI]]オリジナル作品。
|-
| {{TBA}}
|呪術廻戦 死滅回游<ref>{{Cite web|和書|url=https://jujutsukaisen.jp/news/20231229_01.php|title=TVアニメ『呪術廻戦』続編制作決定!!|website=TVアニメ「呪術廻戦」公式サイト|date=2023-12-29|accessdate=2023-12-29}}</ref>
|colspan="2"{{TBA}}
|rowspan="2"| 
|}

=== 劇場アニメ ===
{| class="wikitable" style="font-size:smaller;"
!公開年
!タイトル
!監督
!アニメーション<br />プロデューサー
|-
| rowspan="2" |2016年
|[[牙狼〈GARO〉-DIVINE FLAME-]]
|林祐一郎
|大塚学<br />小川崇博
|-
|[[この世界の片隅に (映画)|この世界の片隅に]]
| rowspan="2" |[[片渕須直]]
|[[松尾亮一郎]]
|-
|2019年
|[[この世界の（さらにいくつもの）片隅に]]
|大塚学<br />松尾亮一郎
|-
|2021年
|[[劇場版 呪術廻戦 0]]
|朴性厚
|瀬下恵介
|-
|2023年
|[[アリスとテレスのまぼろし工場]]
|[[岡田麿里]]
|野田楓子<br />橘内諒太
|-
|2024年
|[[イナズマイレブン 英雄たちのヴィクトリーロード#劇場アニメ|劇場版 イナズマイレブン 新たなる英雄たちの序章]]<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.inazuma.jp/movie/|title=イナズマイレブン・ザ・ムービー 2025 『劇場版 イナズマイレブン 新たなる英雄たちの序章』『映画 イナズマイレブン総集編 伝説のキックオフ』|work=|publisher=レベルファイブ|accessdate=2024-09-02}}</ref>
|[[日野晃博]]（総）
|rowspan=3 {{TBA}}
|-
|2025年
|[[ベルサイユのばら]]
|吉村愛
|-
|{{TBA}}
|[[劇場版 チェンソーマン レゼ篇]]
|{{TBA}}
|}

=== Webアニメ ===
{| class="wikitable" style="font-size:smaller;"
!配信年
!タイトル
!監督
!アニメーション<br />プロデューサー
!備考
|-
| rowspan="2" |2020年
|リリィ・トライアングル<ref name=":0">{{Cite web|和書|date= 2020-07-07|url= https://natalie.mu/comic/news/386540|title= 星海社×MAPPAのYouTubeチャンネル始動、ツイ4作品を続々と映像化|work= コミックナタリー|accessdate= 2020-07-17}}</ref>
| rowspan="2" {{N/A}}
| rowspan="3" {{N/A}}
| rowspan="2" |まにまにTVにて配信の漫画動画
|-
|ふしぎねこのきゅーちゃん<ref name=":0" />
|-
|2021年
|[[Yasuke -ヤスケ-]]<ref>{{cite web|url=https://deadline.com/2018/11/netflix-anime-pacific-rim-altered-carbon-cagaster-of-an-insect-cage-yasuke-trese-1202498191/|accessdate=2018-11-08|website=Deadline Hollywood|title=Netflix Unveils ‘Pacific Rim’, ‘Altered Carbon’ & More In New Lineup Of Anime Originals}}</ref>
|ルショーン・トーマス
|rowspan="2"|[[Netflix]]
|-
|2022年
|[[賭ケグルイ双]]
|林祐一郎（総）<br />牧田佳織
|小川崇博
|}

=== ゲーム ===
{| class="wikitable" style="font-size:smaller;"
!発売年
!タイトル
!監督
!備考
|-
|2018年
|[[アイドリッシュセブン]]
|境宗久
|「ナナツイロ REALiZE」MV制作
|-
|2019年
|[[ペルソナ5]] ザ・ロイヤル
|林祐一郎
|オープニングアニメーション制作
|-
|2024年
|[[イナズマイレブン 英雄たちのヴィクトリーロード]]
|{{N/A}}
|アニメーション制作<ref>[https://www.famitsu.com/news/202303/09295493.html 『イナイレ』新作『イナズマイレブン 英雄たちのヴィクトリーロード』詳細が発表。アニメ制作はMAPPA。過去作の選手4500人でチームが組める]</ref>
|}

=== その他 ===
{| class="wikitable" style="font-size:smaller;"
!年
!タイトル
!備考
|-
| rowspan="2" | 2012年
|新潟市アニメプロジェクト 古町と団子郎「ラグーンストーンを探せ!」
|2012年11月10日「がたふぇす」にて公開
|-
|[[トヨタ自動車]] ITS Ha:mo（ハーモ） コンセプト映像 「約束への道」
| rowspan="4" |
|-
| rowspan="2" |2013年
|新潟市アニメプロジェクト 古町と団子郎 第二段「謎の巨大魚をつかまえろ!」<ref name=":1">{{Cite web|和書|url=https://www.manganime-niigata.jp/animetion.html|title=シリーズアニメ　古町と団五郎|website=MangAnimeナビ にいがた ～新潟発！マンガ・アニメ総合サイト～|accessdate=2020-10-15}}</ref>
|-
|[[日本放送協会|NHK]] 「[[花は咲く]]」アニメーション版
|-
|2014年
|新潟市アニメプロジェクト 古町と団子郎 第三段「光る鯛車を取り戻せ!」<ref name=":1" />
|-
|2018年
|[[オタフクソース]]のアニメ・わたしの名はオオタフクコ〜小さな幸せを、地球の幸せに。〜
| -2019年
|-
| rowspan="2" |2019年
|POCARI SWEAT – Bintang SMA
| rowspan="2" |共同制作:[[CLAP]]、PT. Amerta Indah Otsuka（インドネシア）のアニメーションCM
|-
|This is # BintangSMA 2019 Winner!
|-
|2020年
|NHK 「[[NHKスペシャル]]【#あちこちのすずさん・戦争×アニメ×青春！】」
| rowspan="3" |
|-
|2021年
|「俺たちマジ校デストロイ」 MV
|-
|2023年
|ネイチャーラボ「MARO17」CM 『泡沫（ウタカタ）feat.TETS』篇<ref>{{Cite web|和書|title=【MAPPA】と【東京スカパラダイスオーケストラ】による【MARO17】新作アニメーションTVCMが2023年7月20日〜放送開始|url=https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000409.000017718.html|work=PR TIMES|publisher=ネイチャーラボ|date=2023-07-20|accessdate=2023-08-04}}</ref>
|-
|2024年
|[[Eve (歌手)|Eve]] × [[Deu (歌手)|Deu]]「フラットウッズのモンスターみたいに」 MV<ref>{{Cite web |url=https://natalie.mu/music/news/572069 |title=Eve×PEOPLE 1・Deuコラボ曲MV、アニメ「チェンソーマン」手がけたMAPPAが制作 |access-date=2024-05-03 |date=2024-05-03 |website=[[音楽ナタリー]]}}</ref>
|
|}

=== 制作協力 ===
{| class="wikitable" style="font-size:smaller;"
!年
!タイトル
!制作元請
!備考
|-
|2012年
|[[宇宙兄弟]]
|[[A-1 Pictures]]
| rowspan="5" |各話制作協力
|-
| rowspan="2" |2013年
|[[THE UNLIMITED 兵部京介]]
|[[マングローブ (アニメ制作会社)|Manglobe]]
|-
|[[AMNESIA]]
|[[ブレインズ・ベース]]
|-
|2014年
|[[スペース☆ダンディ]]
|[[ボンズ (アニメ制作会社)|BONES]]
|-
|2023年
|[[PLUTO]]
|[[スタジオM2]]
|}
<!--出典の『エキサイトニュース』の記事の引用元は『まいじつ』、加えて『Anime News Network』の記事に関しては『オタコム』や非公開のTwitter（現・X）アカウントを出典としているため、[[WP:RS]]や[[WP:POV]]の観点からコメントアウトします。また、『「[[Anime News Network]]」にも取り上げられたことで〈中略〉批判を受けることになった』の出典自体が『Anime News Network』のため、不適切と言わざるを得ません。解除の際は、より適切な二次資料をもとに改稿すること。ソックパペット（多重アカウント）が合理的な理由もなく解除した場合は、事前の告知なく投稿ブロック依頼を提出します。--><!-- == 労働問題・事件・不祥事 ==
=== 元・所属アニメーター及び参加アニメーターによる内部告発 ===
MAPPAに所属し、2021年放送の『[[進撃の巨人 (アニメ)|進撃の巨人 The Final Season]]』に参加したアニメーターが同社を退職後、自身のTwitterアカウントにて同社の労働環境の劣悪さを告発した<ref name="ANN0518">{{Cite web|url=https://www.animenewsnetwork.com/interest/2021-05-18/former-mappa-animator-describes-working-conditions-as-like-a-factory/.172930|title=Former MAPPA Animator Describes Working Conditions as Like a 'Factory'|date=2021-05-18|accessdate=2021-06-03}}</ref><ref name="ex0520">{{Cite web|url=https://www.excite.co.jp/news/article/Myjitsu_281892/|title=アニメ『呪術廻戦』の“MAPPA”が炎上！ 暴露ツイートでブラックな内情が明らかに|date=2021-05-20|accessdate=2021-06-03}}</ref>。

同アニメーターによると、同社はフリーアニメーターや海外スタジオに原画の工程の多くを発注していた。しかし、原画の発注を受けるのに一定期間のノルマが必要な所属アニメーターと違い、フリーアニメーターは経験年数に関係なく原画を受注できる。外注先から送られてくる原画は多くの修正を必要とし、同社所属アニメーターは残業をして朝まで外注先から届く原画の修正作業に追われた。また、同社は「作品数が多いということはアニメーションに需要があり、その需要に対して高品質な作品をいかに供給できるかが問題」という理念から、年間に最大で8作品のTVアニメーションを受注・制作していたが、同アニメーターによると、当時の制作現場は4つの作品を同時進行で制作するほど多忙であった。この社内環境から所属アニメーターたちは原画を描くのではなくリテイクばかりを請け負う状況となっていた<ref name="ANN0518"/><ref name="ex0520"/>。

これらの投稿が注目されてネット上の各所に情報が拡散。2021年5月19日、この情報が北米最大規模のアニメ紹介サイト「[[Anime News Network]]」にも取り上げられたことで海外のアニメファンから批判を受けることになった<ref name="ANN0518"/><ref name="ex0520"/>。

さらに、「[[チェンソーマン (アニメ)|チェンソーマン]]」の初公開PVで話題を集めたMAPPA設立10周年記念イベント『MAPPA STAGE 2021 -10th Anniversary-』より翌日以降、同社作品に参加した複数のアニメーターより労働・給与体制について指摘するコメントが投稿された。同社制作の劇場作品にて動画の工程を請け負ったアニメーターは、丁寧な仕上がりを求められる劇場作品で動画一枚の単価が250円であったことを批判し、高度な完成度が求められる映像作品であったため、とても厳しい仕事であったと投稿している<ref name="ANN0704">{{Cite web|url=https://www.animenewsnetwork.com/interest/2021-07-02/animator-ippei-ichii-says-netflix-anime-produced-at-mappa-paid-bottom-rates/.174701|title=Animator Ippei Ichii Says Netflix Anime Produced at MAPPA Paid Bottom Rates (Updated)|date=2021-07-02|accessdate=2021-07-04}}</ref>。

同社が[[Netflix]]で制作するアニメーションの原画を請け負ったアニメーターは、1カットの単価が3,800円であったことを告白し、通常は平均的なテレビシリーズの単価である3,000円から7,000円の中でも低い安価な値段を提示されたことを問題視した。アニメーターによると、本作は高品質な作画を求められる配信アニメであり、通常であれば1カット15,000円以上で交渉するのが妥当な値段であることを述べ、もし3,800円で請け負えば他のアニメーターの単価も下がってしまうことを問題視した。なお、同アニメーターは本作を発注している[[Netflix]]についても問題視している。これらのコメントには業界内のフリーランスのアニメーターも多く反応を寄せ、安価な単価による発注を問題視した<ref name="ANN0704"/>。そして、2021年7月2日、この情報が再び「Anime News Network」にも取り上げられたことで海外のアニメファンから再度、批判を受けることになった<ref name="ANN0704"/>。

これらの騒動に対し、同社は7月7日に同社公式ホームページにて声明を公表。該当作品や過去の元請作品において受託した制作費に対し、発注した単価価格は適切であり、各アニメータにその受注を強制した事実は一切ないこと。さらに、今回のような情報漏洩に強く抗議するとともに断固とした措置をとることを主張した。なお、実際に適正価格がいかほどだったかについては明かされておらず不透明なままである<ref>{{Cite web|url=http://www.mappa.co.jp/news/news_0707.html|title=弊社未発表作品におけるSNS上の情報漏洩について|date=2021-07-07|accessdate=2021-07-07}}{{リンク切れ|date=2022年4月}}</ref>。
-->

== 関連人物 ==
=== 所属スタッフ ===
==== 制作 ====
{{dl2
| 役員 |
* 大塚学（代表取締役社長、[[コントレール (アニメ制作会社)|コントレール]]代表取締役を兼任）
* [[丸山正雄]]（創業者・取締役会長、[[スタジオM2]]代表取締役を兼任）
* 長谷川博哉（取締役副社長・プロデューサー、[[ゴンゾ]]→[[プロダクション・アイジー|Production I.G]]→[[ウィットスタジオ|WIT STUDIO]]出身<ref>{{Cite news|url=https://www.loft-prj.co.jp/schedule/lofta/88097|title=アニメーションプロデューサー座談会 vol.03|newspaper=LOFT PROJECT SCHEDULE|publisher=LOFT PROJECT|accessdate=2024-05-29}}</ref>）
* 岩瀬安輝（取締役）
* 淡輪雄介（取締役）
* 籔田修平（取締役）
* 細貝康介（取締役）
* 瀬下恵介（執行役員・プロデューサー）
* 松尾英児（顧問・Chief Rights Officer）
| プロデューサー |
* 川越恒
* 松永理人
* 小川崇博
}}

==== アニメーター・演出家 ====
* [[平松禎史]]
* 御所園翔太
* 牧田佳織
* 籔田修平
* 松田清

=== 関連スタッフ ===
==== 制作（関連スタッフ） ====
* [[木村誠 (アニメーション制作者)|木村誠]]（元取締役・企画部部長、[[フジテレビ]]出身）
* 野田楓子（元プロデューサー）

==== アニメーター・演出家（関連スタッフ） ====
* [[渡辺信一郎 (アニメ監督)|渡辺信一郎]]
* [[片渕須直]]（元所属スタッフ、現：コントレール取締役）
* [[阿部恒]]（元所属スタッフ）
* [[境宗久]]（元所属スタッフ、現：[[スタジオKAI]]所属）
* [[朴性厚]]（元所属スタッフ、現：[[E&H production]]代表取締役社長）
* 梅本唯（元所属スタッフ、現：E&H production所属）
* 清水久敏（元所属スタッフ、現：E&H production所属）
* 西澤千恵（元所属スタッフ、現：E&H production所属）
* 佐野誉幸（元所属スタッフ、現：E&H production所属）

==== 3Dクリエイター ====
* 申在勲（元所属スタッフ、現：E&H production所属）
* 朴昌楫（元所属スタッフ、現：E&H production所属）

==== その他（関連スタッフ） ====
* [[瀬古浩司]]（脚本家）
* [[松尾亮一郎]]（元プロデューサー、現：[[CLAP]]代表取締役社長）

== 関連項目 ==
* [[マッドハウス]] - 創業者である丸山正雄が所属していたスタジオ。
* [[STUDIO 4℃]] - 大塚学が所属していたスタジオ。
* [[CLAP]] - [[松尾亮一郎]]が独立して設立したスタジオ。『この世界の片隅に』の主要スタッフとともに独立。
* [[スタジオM2]] - 創業者である丸山正雄が設立したスタジオ。丸山は設立に伴い経営・活動の拠点をM2に移した。
* [[コントレール (アニメ制作会社)|コントレール]] - 大塚学が片渕須直とともに設立したスタジオ。
* [[スタジオヴォルン]] - 一部作品を共同制作。
* [[E&H production]] - [[朴性厚]]が独立して設立したスタジオ。『呪術廻戦』『劇場版 呪術廻戦0』などで活躍した演出家・クリエイターが多く移籍している。
* [[アニメ制作会社一覧]]

== 脚注 ==
=== 注釈 ===
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=== 出典 ===
{{Reflist|2|refs=
<ref name="marketing">{{Cite web|和書|url= https://marketing.itmedia.co.jp/mm/articles/1810/23/news130.html|author= |title= 電通、サンライズなど有力スタジオと連携して「ジャパニメーション」のブランディング活用を推進|date= 2018-10-23|accessdate= 2022-09-03|website= ITmedia NEWS|publisher= [[アイティメディア]]}}</ref>
}}

== 外部リンク ==
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[[Category:日本のアニメスタジオ]]
[[Category:中野区の企業]]
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