コンテンツにスキップ

左近義弼

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。More blessing (会話 | 投稿記録) による 2010年3月6日 (土) 06:57個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (新しいページ: ''''左近義弼'''(さこん よしすけ,1865年-1944年)は聖書翻訳者。 ==生涯== 1865年、義越前国敦賀に近い杉津出身の農家に生まれ...')であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)

左近義弼(さこん よしすけ,1865年-1944年)は聖書翻訳者。

生涯

1865年、義越前国敦賀に近い杉津出身の農家に生まれる。1882年福沢諭吉の元で学ぶため上京して、慶応義塾で学び、時事新報社に就職した。

1887年渡米して、1890年米国ニュー・ヨークで初めて聖書を読んで、キリスト教に入信する。原語から聖書を和訳するためにドル一神学校ユニオン神学校で聖書原語を学んだ。

1896年本多庸一とアメリカで会う。本多から初めて日本のキリスト教界のことを聞いて、文語訳聖の改訳の必要を痛感して、日本の別所梅之助などの日本の有識者の助言を得て翻訳した。完成を見ずに1944年に死去する。

生涯で、出版されたものは、旧約聖書の19%、新約聖書の73%に上った。

参考文献

  • 「日本キリスト教歴史大事典」
  • 「クリスチャン情報ブック2006」