アッペンツェラー
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アッペンツェラー(Appenzeller)はスイス北東部アッペンツェル地方で生産される、牛乳から作るハードチーズ。生産地としてはアッペンツェル・インナーローデン準州、アッペンツェル・アウサーローデン準州、ザンクト・ガレン州、トゥールガウ州が挙げられる。熟成させるとき、ハーブ(時にはワインやシードルも)を浸した塩水をホイール(円盤状のチーズ塊)の表面に塗り、これが外皮(リンド)の形成を促すと共に、チーズに風味を添えて持ちをよくする[1]。
アッペンツェラーは少なくとも700年前には文献に現れている。現在、約75のチーズ製造場がこれを生産し、各々が違った塩水のレシピを持っている。そのレシピの殆どは企業秘密である[1]。
アッペンツェラーは麦わら色をしており、小さな孔と黄金色の外皮を持つ。濃厚な匂いは木の実もしくは果実の風味があり、それは熟成期間に応じてまろやかなものからきついものまである。三種類が売られている。
- クラシック - 3-4ヶ月熟成し、マイルドな風味。ホイールが銀のラベルで包装されている[2]。
- シュルショワー - 4-6ヶ月熟成し、強い風味。金のラベル[3]。
- エクストラ - 6ヶ月以上熟成し、格別の風味。黒のラベル[4]。
脚注
[編集]- ^ a b “Home Appenzeller Käse”. 2015年11月1日閲覧。
- ^ “www.appenzeller.ch”. 2015年12月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年11月1日閲覧。
- ^ “www.appenzeller.ch”. 2015年11月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年11月1日閲覧。
- ^ “www.appenzeller.ch”. 2015年11月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年11月1日閲覧。
外部リンク
[編集]- Official Appenzeller page
- San Francisco Chronicle, Janet Fletcher, October 21, 2004
- Description from Cheese of the Month Club
- Epicurious description