アルビレックス新潟プノンペン
アルビレックス新潟プノンペン | |||
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原語表記 | Albirex Niigata FC Phnom Penh | ||
クラブカラー | オレンジ、 ブルー | ||
創設年 | 2014年 | ||
解散年 | 2015年 | ||
ホームタウン | プノンペン | ||
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■テンプレート(■ノート)■サッカークラブPJ |
アルビレックス新潟FCプノンペン(アルビレックスにいがたFCプノンペン)は、かつて存在したカンボジアのサッカークラブ。アルビレックス新潟シンガポールの出資によりプノンペンを本拠地として活動していた。
概要
[編集]2014年、アルビレックス新潟シンガポール(Sリーグ)を運営するアルビレックス・シンガポール社が100%出資し、完全子会社として運営法人が設立された[1]。前年、アルビレックス・シンガポール社は、スペインにアルビレックス新潟バルセロナ(カタルーニャ地域第4部リーグ)を設立しており、これが2例目の国外展開となる。
アルビレックス・プノンペンは「クラブの国際交流と日本のスポーツビジネスの世界輸出」をテーマとして設立されたが、シンガポールやバルセロナとは異なり、現地のカンボジア人選手を主体としていた。「日本流のトレーニングを採用することによってカンボジアのサッカーの普及を図るとともに、日本のスタイルのサッカークラブや社会貢献活動を通して、日本のスポーツビジネスのモデルを世界に紹介し、新たな輸出産業としての可能性を探っていく」との理想を掲げてスタートしたが、トップチームは1年で活動停止となった[1]。
歴史
[編集]2013年5月、アルビレックス・シンガポール社代表の是永大輔がカンボジアを訪れた際に構想が生まれ、7月より開始されたカンボジアサッカー協会との交渉を経てリーグ参入が決定した[2]。本来、新規参加クラブは3部リーグからのスタートとなるが、日本企業のスポンサー獲得等を考慮して1部リーグ参加が承認された[2]。
2013年10月16日、アルビレックス・シンガポール社からクラブの設立とカンボジア・リーグへの参入が発表された[1]。是永は2014年1月のインタビューで「カンボジア・リーグの外国人枠は5人、試合出場は3人までと定められているため、日本人選手の入団は4人程となる」との見通しを話した[2]。参入初年度のメンバーには、アルビレックス・シンガポールでもプレーした佐瀬達也らが名を連ねた。
カンボジア・リーグの開幕戦は2014年1月25日に行われた。アルビレックス・プノンペンはこのクラブ初の公式戦でボーウング・ケット・ラバーフィールドと対戦し、4対1で敗れた[3]。このまま開幕後6連敗を喫け、結局リーグ戦は2勝4分け16敗の最下位。プレーオフに勝利して1部残留を決めた。
2015年3月19日、トップチームの活動停止が発表された。今後もスクール事業は継続される[4]。
出典
[編集]- ^ a b c “アルビレックス新潟FCプノンペン、創立!” (2013年10月16日). 2014年1月10日閲覧。
- ^ a b c “カンボジアL参戦 是永社長に聞く”. 新潟日報: 17面. (2014年1月23日)
- ^ “Cambodian League: Boeung Ket Rubber Field - Albirex Niigata (C)”. FIFA.com (2014年1月25日). 2014年1月26日閲覧。
- ^ “アルビレックス新潟プノンペンFCトップチーム活動停止のお知らせ” (2015年3月19日). 2015年3月19日閲覧。