アーサー・ラッカム
表示
アーサー・ラッカム Arthur Rackham | |
---|---|
ラッカムの自画像『トランスポンティン・コックニー』(1934年) | |
生誕 |
1867年9月19日 イギリス、ロンドン |
死没 |
1939年9月6日 (71歳没) イギリス、サリー |
国籍 | イギリス |
著名な実績 | イラストレーション |
アーサー・ラッカム(Arthur Rackham, 1867年9月19日 - 1939年9月6日)は、イギリスの挿絵画家。典型的な中流家庭の三男に生まれる。保険会社に勤務しつつ挿絵画家を志した。特にメルヒェンやファンタジーの挿絵で知られている。
生涯
[編集]ラッカムは12人兄弟の一人としてロンドンに生まれた。18歳からウェストミンスター火災保険会社に勤める傍ら夜学の美術学校に通い、絵入り雑誌にスケッチを寄稿。1892年、25歳のときに勤めを辞し、創刊時の『ウェストミンスター・ヴァジェット』誌でイラストレーターとして活動をはじめる。1893年に初めて本の挿絵を手がけ、以後挿絵画家として生涯にわたり数多くの挿絵を制作した。
1903年に肖像画家のイーディス・スターキーと結婚し、1908年に一女をもうけた。1906年にミラノの国際美術展で金賞を獲得、1911年のバルセロナの国際美術展でも金賞を受賞。生前よりパリのルーブル美術館を始めヨーロッパのほとんどの首都で彼の原画展が開催されている。ラッカムは1939年、癌によりリンプスフィールドの自宅で死去した。
主な作品
[編集]『グリム童話集』『ガリバー旅行記』(1900年)、『リップ・ヴァン・ウィンクル』(1905年)『ピーターパン・イン・ケンジントン・ガーデンズ』(1906年)、『不思議の国のアリス』(1907年)などの児童向けの作品がよく知られており、特に『不思議の国のアリス』はジョン・テニエルのものに次いで人気が高い。そのほか『真夏の夜の夢』(1908年)、『ウンディーネ』(1909年)やエドガー・アラン・ポーの作品集など大人向けのものも手がけている。
ギャラリー
[編集]-
『イギリス妖精物語(『ジャックと豆の木』)』(1918年)
-
『アーサー王物語』(1917年)
-
『イギリス妖精物語』(1918年)
-
『イギリス妖精物語』
-
『イギリス妖精物語』
-
『ニーベルングの指環』
-
『ニーベルングの指環』
-
『ニーベルングの指環』
-
『ニーベルングの指環』
-
『ニーベルングの指環』