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オクタント

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
3つの軸平面(x=0,y=0,z=0)が空間を8つの八分体に分割する。立方体の頂点の8つの(±,±,±)座標がそれらを表すのに使われる。水平面はx軸とy軸の間の4象限を示す(頂点番号はリトルエンディアンの平衡3進数である)。

オクタント(英:Octant)は空間幾何学において、ユークリッド三次元座標系を座標の符号で8分割したもののうちのひとつである[1]

二次元の四分円や二次元の直線に似ている。

解説

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オクタントを命名する慣例として、オクタントの符号の表をつくることがある(例: (+, -, -), (+++))。(+, +, +)を表すものを第一オクタントと呼ぶことがあるが、他の7個の名称に関してはまだ定義されていない。(±, ±, ±) 表現を使う利点として、その明白さとより高い次元への拡張性がある。


次の表は、符号のタプルを列挙する方法のひとつを示している。マイナスを1とする二進数列挙は、簡単に次元を超えて一般化できる。プラスを1とする二進数列挙は、平衡三進法と同じ順番で定義できる。四分円でのローマ数字を使った列挙がグレイコードを使用しているので、オクタントの列挙もグレイコードを使用する。

オクタント
グレイコード x y z 二進数 平衡三進法
マイナスを

1とした場合

プラスを

1とした場合

< > < > < >
0 + + + 0 0 7 7 13 13
1 + + 1 4 6 3 11 −5
3 + + 2 2 5 5 7 7
2 + 3 6 4 1 5 −11
7 + + 4 1 3 6 −5 11
6 + 5 5 2 2 −7 −7
4 + 6 3 1 4 −11 5
5 7 7 0 0 −13 −13
四分円との比較
ローマ数字 x y 二進数 平衡三進法
マイナスを

1とした場合

プラスを

1とした場合

< > < > < >
I + + 0 0 3 3 4 4
II + 1 2 2 1 2 −2
IV + 2 1 1 2 −2 2
III 3 3 0 0 −4 −4

Little- and big-endian are marked by "<" and ">".

脚注

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  1. ^ Weisstein, Eric W. "オクタント". mathworld.wolfram.com (英語).