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カイオ・フェリペ・ゴンサウベス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
カイオ
名前
本名 カイオ・フェリペ・ゴンサウベス
愛称 ゴレアドール
ポルトガル語 KAIO Felipe Gonçalves
基本情報
国籍 ブラジルの旗 ブラジル
生年月日 (1987-07-06) 1987年7月6日(37歳)
出身地 パラナ州クリチバ
身長 187cm
体重 77kg
選手情報
ポジション FW
利き足 左足
ユース
1995-2000 ブラジルの旗 J・マルセーリ
2000-2004 ブラジルの旗 パラナ・クルーベ
クラブ1
クラブ 出場 (得点)
2005-2006 ブラジルの旗 アトレチコ・パラナエンセ 5 (0)
2007 ブラジルの旗 グアナバラEC
2008-2009 日本の旗 セレッソ大阪 53 (18)
2010-2013 日本の旗 横浜FC 72 (25)
2013-2014 アラブ首長国連邦の旗 アル・ワスルFC 0 (0)
2014 大韓民国の旗 全北現代モータース 32 (9)
2015 大韓民国の旗 水原三星ブルーウィングス 21 (4)
2016-2017 タイ王国の旗 ブリーラム・ユナイテッド 22 (5)
2017-2018 中華人民共和国の旗 雲南麗江 9 (2)
2018 日本の旗 京都サンガF.C. 15 (4)
2019-2020 アラブ首長国連邦の旗 エミレーツ・クラブ 7 (1)
2021 ブラジルの旗 オエステFC
2022 ブラジルの旗 パラナ・クルーベ
通算 236 (68)
1. 国内リーグ戦に限る。
■テンプレート■ノート ■解説■サッカー選手pj

カイオ・フェリペ・ゴンサウベスポルトガル語: Kaio Felipe Gonçalves1987年7月6日 - )は、ブラジルパラナ州クリチバ出身の元サッカー選手。日系ブラジル人3世。現役時代のポジションはフォワードミッドフィールダー

JリーグKリーグ時代の登録名はカイオハングル: 카이오)[1][2]

来歴

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祖父母のうち3人が日本人である日系ブラジル人3世として生まれる。

ブラジルのアトレチコ・パラナエンセなどを経て2008年にセレッソ大阪に入団。2008年9月15日のJ2リーグ第35節・FC岐阜戦においてハットトリックを達成。チームがリードしている状況での選手交代の際に、その場に座って動かず、スタッフに担架で運ばれるのが恒例となっており、運ばれている最中も座った状態のため、その様子はサポーターからカイオ神輿と呼ばれていた。ピッチの外まで運ばれるとすぐに立ち上がっていた。

活躍が認められて2009年1月にレンタル元のアトレチコ・パラナエンセの公式HPにおいてセレッソへのレンタル期間延長が発表された。2014年にブラジルで開催される2014 FIFAワールドカップへの出場を視野にいれて、日本国籍の取得を検討していると報道されている[3]

2009年5月9日草津戦において、草津のDFに背後からチャージを受け負傷退場し、検査により左足首関節の靱帯損傷で全治3カ月と診断されたが[4] 驚異的な回復力を見せ、7月12日の湘南戦にて2ヶ月ぶりに戦列に復帰した。 なお負傷後、草津サポーター有志から千羽鶴や回復を願うメッセージが届けられ、驚くとともに大変喜んだという[5]

2009年8月5日の草津戦においては、チームが苦戦する中で草津相手に「お礼弾」を決め、1-0での勝利に貢献。試合後には怪我の原因となる接触プレーをした草津のDFと笑顔で握手を交わし抱き合い、草津サポーターにも挨拶に行くという義理堅い一面も見せた。

当時は無名の後に日本代表の主力となる香川真司乾貴士がいたこともあり、彼らが2シャドーでカイオが1トップという形で共存して活躍を見せた。2010年1月25日、期限付き移籍期間満了によりセレッソ大阪を退団、アトレチコ・パラナエンセへ復帰した。

2010年6月25日横浜FCに期限付き移籍が発表された。同年12月10日、横浜FCへ完全移籍加入することが発表された[6]

2018年7月、京都サンガF.C.へ加入すると発表された[7]。第33節では軌道のブレるロングシュートを決めて年間ベストゴール級と称され、第39節にもロングシュートで得点を決めた。

2019年1月9日、エミレーツ・クラブへ完全移籍すると発表された[8]

2023年6月10日、セレッソ大阪対ヴィッセル神戸にジェルマーノと共に招かれた。サポーターから当時のチャントと当時の横断幕で迎えられて、涙を流した[9]

所属クラブ

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個人成績

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国内大会個人成績
年度クラブ背番号リーグ リーグ戦 リーグ杯オープン杯 期間通算
出場得点 出場得点出場得点 出場得点
日本 リーグ戦 リーグ杯天皇杯 期間通算
2008 C大阪 33 J2 16 8 - 2 0 18 8
2009 9 37 10 - 1 0 38 10
ブラジル リーグ戦 ブラジル杯オープン杯 期間通算
2010 アトレチコPR セリエA
日本 リーグ戦 リーグ杯天皇杯 期間通算
2010 横浜FC 10 J2 17 6 - 2 1 19 7
2011 29 9 - 1 0 30 9
2012 25 10 - 2 1 27 11
2013 0 0 - - 0 0
UAE リーグ戦 リーグ杯オープン杯 期間通算
2013 アル・ワスル 10 ガルフ
韓国 リーグ戦 リーグ杯FA杯 期間通算
2014 全北現代 K1
2015 水原三星
タイ リーグ戦 リーグ杯FA杯 期間通算
2016 ブリーラム
2017
日本 リーグ戦 リーグ杯天皇杯 期間通算
2018 京都 20 J2 15 4 - - 15 4
UAE リーグ戦 リーグ杯オープン杯 期間通算
2019 エミレーツ ガルフ
通算 日本 J2 139 47 - 8 2 147 45
ブラジル セリエA
UAE ガルフ
総通算 139 47 0 0 8 2 147 49

その他の公式戦

参照

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  1. ^ 카이오”. K League. 2023年12月5日閲覧。
  2. ^ カイオ”. J.League. 2023年12月5日閲覧。
  3. ^ セレッソ大阪FWカイオが日本国籍取得へ - nikkansports.com日刊スポーツ2009年2月16日
  4. ^ セレッソ大阪カイオ左足首靱帯損傷、ニッカンスポーツ、2009年5月11日
  5. ^ カイオからの伝言、セレッソ大阪広報担当ブログ、2009年8月4日
  6. ^ FWカイオ選手アトレチコ・パラナエンセ(ブラジル)より完全移籍加入のお知らせ 横浜FCオフィシャルサイト・ニュース2010年12月10日
  7. ^ カイオ選手 加入のお知らせ』(プレスリリース)京都サンガF.C.、2018年7月27日https://www.sanga-fc.jp/news/p/13195/2018年7月31日閲覧 
  8. ^ カイオ選手 エミレーツ・クラブへ完全移籍のお知らせ』(プレスリリース)京都サンガF.C.、2019年1月9日http://www.sanga-fc.jp/news/p/13687/2019年1月9日閲覧 
  9. ^ 第17節”. 2023年6月11日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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