ガス・ガス
ガス・ガス GusGus | |
---|---|
ガス・ガス(2016年) | |
基本情報 | |
出身地 | アイスランド レイキャヴィーク |
ジャンル | 電子音楽、テクノ、ハウス、ダウンテンポ、アンビエント |
活動期間 | 1995年 - |
レーベル | OROOM、4AD、コンパクト |
公式サイト |
gusgus |
メンバー |
ダニエル・アグスト・ハラルドソン ビルギル・ソラリンソン マルグレト・ラン・マグナスドッティル |
ガス・ガス[注 1](GusGus)は、アイスランドのレイキャヴィーク出身の電子音楽バンド[1]。当初は映画と俳優の集団だったが、グループは主に電子音楽で知られている[2]。グループのディスコグラフィは11枚のスタジオ・アルバムで構成されている。
略歴
[編集]ガス・ガスは、1995年に映画と俳優の集団として結成された[2]。バンド名は、ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー監督による1974年のドイツ映画『不安と魂』(原題(ドイツ語):Angst essen Seele auf、英:Ali: Fear Eats the Soul)に由来しており、そこでは女性キャラクターが恋人のために調理するクスクスのことを、「グスグス」と発音する[3]。ガス・ガスの音楽は折衷的で、主にテクノ、トリップ・ホップ、ハウスに分類されるが、バンドは他のスタイルも実験してきた[2]。彼らは、ビョーク、デペッシュ・モード、モロコ、シガー・ロスなどの人気アーティストの曲をリミックスしている。
バンドのメンバーはさまざまで、次のようなメンバーが含まれる。
- ダニエル・アグスト・ハラルドソン
- エミリアナ・トリーニ・ダヴィスドッティル
- マグナス・ヨンソン (別名ブレイク)
- ハフディス・ハルド・スラスタードッティル
- ウルズル・ハコナルドッティル (別名アース)
- ホグニ・エギルソン
- ビルギル・ソラリンソン (別名ビギ・ヴェイラまたはビゴ)
- マグナス・グズムンドソン (別名マギー・レゴ、ハーブ・レゴウィッツ、ハンク・オブ・ア・マン、バックマスター・デ・ラ・クルス、ザ・フォックス、ファックマスター、またはハー・レゴウィッツ)
- ステファン・スティーブンセン (別名プレジデント・ボンゴ、アルフレッド・モア、またはプレジデント・ペニス)
- シグルズル・キャルタンソン(別名シギ・キンスキー)
- ステファン・アルニ・ソルゲイルソン
- バルドゥル・ステファンソン (ファイナンシャル・アーツ・ディレクター、別名 DJ テクノ・ヨルゲンセン)
- ラグンヘイズル・アクセル
- ポール・ガルザルソン[2]
1997年、バンドはトロントで公演を行った。さらにアルバム『ディス・イズ・ノーマル』をサポートするツアーの一環として、二度目の訪問を行っている[4]。
1998年、楽曲「Purple」のリミックスが、ポール・オークンフォールドのトランス・コンピレーション『Tranceport』に収録された。
グループの3枚目のアルバム『ディス・イズ・ノーマル』(1999年)の後、ガス・ガスの映画制作部門(キャルタンソンとアルニ・ソルゲイルソン)は分離し、広告やビデオを制作する制作会社セレブレーター(現在はアーニ&キンスキーとして知られる)を設立した[5]。
2004年1月、彼らはイアン・ブラウンとともに楽曲「Desire」をリリースした。
2011年の時点で、バンドは世界中で700,000枚以上を売り上げた[6]。
2015年の時点で、メンバーは4名 (プレジデント・ボンゴ、ビギ・ヴェイラ、ウルズル・ハコナルドッティル、ダニエル・アグスト・ハラルドソン) で構成されている。ハフディス・ハルド、ブレイク、ダニエル・アグストなどの元メンバー数名はソロ活動を行っている。エミリアナ・トリーニは、ピーター・ジャクソン監督の映画『ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔』のサウンドトラックに曲を提供した。
ディスコグラフィ
[編集]スタジオ・アルバム
[編集]- Gus Gus (1995年)
- 『ポリディストーション』 - Polydistortion (1997年)
- 『ディス・イズ・ノーマル』 - This Is Normal (1999年)
- Gus Gus vs. T-World (2000年)
- Attention (2002年)
- 『FOREVER』 - Forever (2007年)
- 『24/7』 - 24/7 (2009年)
- 『アラビアン・ホース』 - Arabian Horse (2011年)
- 『メキシコ』 - Mexico (2014年)
- Lies Are More Flexible (2018年)
- Mobile Home (2021年)
ライブ・アルバム
[編集]- Mixed Live at Sirkus, Reykjavik (2003年)
コンピレーション・アルバム
[編集]- 15 ára (2010年)
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 「ガスガス」の表記もある。実際の発音は「グスグス」に近い。
出典
[編集]- ^ “Gusgus”. Discogs.com. 7 December 2019閲覧。
- ^ a b c d Colin Larkin, ed (2000). The Virgin Encyclopedia of Nineties Music (First ed.). Virgin Books. p. 183. ISBN 0-7535-0427-8
- ^ Gusgus Interview with Nina Asseng, Berlin 2007 Archived 2014-07-14 at the Wayback Machine. (comment by Daníel Ágúst, starting at 5:30)
- ^ "Live Reviews: Gus Gus May 6, 1999 Lee's Palace, Toronto". Chart Attack, by Mike McCann
- ^ “Arni & Kinski | Biography”. November 27, 2007時点のオリジナルよりアーカイブ。September 24, 2023閲覧。
- ^ “New Gus Gus Album Premiered Onboard Flights | Icelandair”. 18.203.49.15. 2019年12月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年12月7日閲覧。