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ガラクツロン酸

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
d-ガラクツロン酸
識別情報
CAS登録番号 685-73-4 チェック
PubChem 84740
ChemSpider 76444 チェック
UNII 2ENU0N1DRP チェック
EC番号 211-682-6
ChEBI
特性
化学式 C6H10O7
モル質量 194.139
融点

159 °C, 432 K, 318 °F

特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

d-ガラクツロン酸d-ガラクツロンさん、d-galacturonic acid)は、糖酸の1つで、d-ガラクトースの酸化型である。ポリマーポリガラクツロン酸(ペクチン酸)ペクチンの主成分である[1]。鎖状構造では、C1にアルデヒド基、C6にカルボキシ基を持つ。天然にはD体のみが多糖の構成成分として植物に広く存在する。L体のCAS登録番号は、[108729-78-8]である。

d-ガラクトースの別の酸化型は、d-ガラクトン酸wikidata(C1にカルボキシ基)および、粘液酸(C1およびC6にカルボキシル基)である。ウロン酸または、ヘキスロン酸英語版でもある。

天然に存在するウロン酸は、d-グルクロン酸d-ガラクツロン酸、l-イズロン酸d-マンヌロン酸である。

参考文献

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  1. ^ Debra Mohnen "Pectin structure and biosynthesis" Current Opinion in Plant Biology 2008, 11:266–277. doi:10.1016/j.pbi.2008.03.006.

関連項目

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