キャンディド・レコード
キャンディド・レコード Candid Records | |
---|---|
親会社 | ケイデンス・レコード |
設立 | 1960年 |
設立者 | アーチー・ブレイヤー |
ジャンル | ジャズ、ブルース |
国 | アメリカ合衆国 |
本社所在地 | ニューヨーク |
キャンディド・レコード(Candid Records)は、ニューヨークで初めて設立されたジャズ・レコード・レーベルである。
初期のキャンディド・レコード
[編集]キャンディド・ジャズ・レーベルは、アーチー・ブレイヤーが所有するケイデンス・レコードの子会社として1960年にニューヨークに設立された。ジャズ・ライターで公民権運動家のナット・ヘントフ[1][2]がレーベル(A&R)ディレクターだったため、当時流行していたジャズ音楽を代表するカタログを作成しようとした。ヘントフはまた、グラフィック・デザイナーで写真家のフランク・ガウナと協力して、キャンディドの特徴的なアルバム・カバーを作成した[3]。
キャンディドのカタログには、ドン・エリス、アビー・リンカーン、ブッカー・リトル、チャールズ・ミンガス、セシル・テイラーが含まれていた。1964年、経営難のため、アーチー・ブライヤーはキャンディド・レコードの親会社であるケイデンス・レコード[4]を閉鎖し、ケイデンスの全カタログ(キャンディド・レコードの録音を含む)をポップ歌手のアンディ・ウィリアムス[5]に売却することを選択した[6][5]。ウィリアムスは、1970年代から1980年代後半にかけて自身がオーナーを務めるバーナビー・レーベルからカタログを再発するか、外国のレコード会社にライセンスを供与した[7]。
ディスコグラフィ
[編集]キャンディド・レコードUK
[編集]1989年に、キャンディドの録音はブラック・ライオン・レコードに買収され[8]、ヴィンテージの録音がCDで再発され、新しいレコーディング作品も次々と制作された。新しいキャンディド・レコード (UK) のカタログには、グレッグ・エイベート、ケニー・バロン、ルイス・ボニーラ、アート・ホーディス、リー・コニッツ、デイヴ・リーブマン、ショーティ・ロジャース、バド・シャンク、モンゴ・サンタマリア、シャーリー・スコット、そして数多くの新たなジャズの才能が含まれるように拡大された。
脚注
[編集]- ^ (英語) Nat Hentoff: on his life as a jazz critic, and memories of John Coltrane’s A Love Supreme | Jerry Jazz Musician
- ^ Hentoff, Nat (1961). “THE NEGRO IN AMERICAN CULTURE”. CrossCurrents, Summer 1961 (University of North Carolina Press) 11 (3): 205–224. JSTOR 24456864 .
- ^ “The Birka Jazz Archive: Candid Records”. BirkaJazz.se. 2012年9月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年2月9日閲覧。
- ^ “Bleyer KO's Cadence”. Billboard (Nielsen Business Media, Inc.): 8. (12 September 1964). ISSN 0006-2510 .
- ^ a b Tiegel, Eliot (19 September 1964). “Williams Buys Cadence Tapes”. Billboard (Nielsen Business Media, Inc.): 1. ISSN 0006-2510 .
- ^ “Andy Williams is Still Sitting on Cadence Tapes”. Billboard (Nielsen Business Media, Inc.): 6. (7 November 1964). ISSN 0006-2510 .
- ^ Kernfeld, Barry (2002). Barry Kernfeld. ed. The New Grove Dictionary of Jazz, vol. 1 (2nd ed.). New York: Grove's Dictionaries Inc.. p. 379. ISBN 1561592846
- ^ (英語) LABEL GUIDE: CANDID | CVINYL