クビワキンクロ
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クビワキンクロ | |||||||||||||||||||||||||||
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クビワキンクロ(オス繁殖羽) Aythya collaris
クビワキンクロ(メス) Aythya collaris
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保全状況評価[1] | |||||||||||||||||||||||||||
LEAST CONCERN (IUCN Red List Ver.3.1 (2001)) | |||||||||||||||||||||||||||
分類 | |||||||||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||||||||
Aythya collaris (Donovan, 1809)[1] | |||||||||||||||||||||||||||
和名 | |||||||||||||||||||||||||||
クビワキンクロ[2] | |||||||||||||||||||||||||||
英名 | |||||||||||||||||||||||||||
Ring-necked duck[2] | |||||||||||||||||||||||||||
橙:繁殖地、黄:周年生息、濃黄:越冬地
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クビワキンクロ(Aythya collaris) は、カモ目カモ科スズガモ属に分類される鳥類。
分布
[編集]北アメリカ大陸中部で繁殖し、冬季になるとアメリカ合衆国・メキシコ・西インド諸島へ渡り越冬する[2]。アメリカ北西部では留鳥として周年見られる。
日本での初めての記録は 1970年京都府亀岡市の平の沢池におけるもので、以降まれな冬鳥として、北海道、本州で時々記録されている[要出典]。ヨーロッパ・カーボベルデ・モロッコ・日本などへ迷行した例がある[1]。1977年に不忍池でも確認され[3][2]、1984年以降7年連続で飛来が観察された例がある[4]。2007年現在までに1990年に田辺市、1991年に猪苗代湖、1992年に斜里川河口、2006年に境港市の6地域で14例が目撃されている[4]。1990年に陸前高田市でも目撃例があるが、同定や形態の記述が不十分で査読された論文で発表されていないことから不確実な記録とされる[4]。また、2018年に町田市で、2020年から2022年にかけて横浜市旭区で複数のカメラマンにより撮影されている。2022年1月には愛知県知多市の佐布里池に雄1羽が飛来。3月下旬までマガモやホシハジロの群れの中で過ごした。
形態
[編集]体長約40cm。翼長オス19.5 - 20.6センチメートル、メス18.5 - 19.5センチメートル[2]。後頭部が盛り上がった独特の形をしていることで、他種と区別できる。
生態
[編集]内陸部にある池沼に生息すし[2]、水面上で水草や甲殻類、水生昆虫などを食べる。植物質傾向が強い[2]。
浮草や岸辺の水草の中に巣を作り、8 - 9個の卵を産む[2]。抱卵期間は26 - 27日[2]。
参考文献
[編集]- ^ a b c BirdLife International. 2012. Aythya collaris. The IUCN Red List of Threatened Species 2012: e.T22680370A40134867. doi:10.2305/IUCN.UK.2012-1.RLTS.T22680370A40134867.en, Downloaded on 21 January 2016.
- ^ a b c d e f g h i j k 黒田長久・森岡弘之監修 「クビワキンクロ」『世界の動物|分類と飼育 ガンカモ目』、財団法人東京動物園協会、1980年、72頁。
- ^ 福田道雄、クビワキンクロ AYTHYA COLLRIS の渡来 『鳥』 1977年 26巻 2-3号 p.95-96, doi:10.3838/jjo1915.26.95
- ^ a b c 藤井忠志、四ツ家孝司、佐々木均、佐々木あさ子、砂田比左男、熊谷賢、「クビワキンクロAythya collarisの岩手県初記録」『日本鳥学会誌』 2007年 56巻 2号 p.184-186, doi:10.2326/jjo.56.184
- 真木広造他 『日本の野鳥590』 平凡社
- 『日本の鳥 550 水辺の鳥』、文一総合出版