ドクトリン・ダーク
ドクトリン・ダーク プロフィール
- 初出作品:ストリートファイターEX
- 格闘スタイル:軍隊式暗殺術[1]
- 誕生日:12月3日[2]
- 出身地:
ドクトリン・ダーク(Doctrine Dark、D.ダーク)は、カプコン、アリカの対戦型格闘ゲーム『ストリートファイターEX』シリーズ、およびアリカの対戦型格闘ゲーム『ファイティングEXレイヤー』に登場する架空の人物。
概要
[編集]かつてはガイルの部下だった、ドイツ系アメリカ人の青年。米軍特別戦闘部隊に所属していたが、ロレント率いる部隊との戦闘で敗北。部隊は彼以外全滅し、彼自身も重傷を負う。このことが原因でロレントとガイルへの復讐を誓い、彼はドクトリン・ダークと名乗り始める。本名はオルガー (Holger)。
ガイルへの復讐の理由は、彼が「上官なのに自分を鍛えてくれなかった」と思い込んでいるからである(ようするに一方的な逆恨み)。
『ストリートファイターV』の公式サイト「シャドルー格闘家研究所」の「キャラ図鑑」にて個人プロフィールが明かされた[2]。出身国の設定については、『EX』のバックストーリーでは「ドイツ系でありながらアメリカを祖国と慕う」と記載されており、ムック『ストリートファイターぴあ』ではドイツ、『V』の「キャラ図鑑」ではアメリカと表記が割れている。
『ファイティングEXレイヤー』では、ガルダの強者怨に取り憑かれた影響で心を失い、強氣の虜となって強者の命を求めて彷徨い続けている[3]。
ゲーム上の特徴
[編集]設置型の爆弾「EX-プロシブ」を絡めた起き攻めと待ちが持ち味。必殺技に癖があるため対戦時のキャラクター相性に差があるが、牽制と立ち回りを使いこなせれば強い。
『EX plus α』までは中攻撃→DARKワイヤーが繋がらなかったため、『EX』のキャラクターの中では弱い部類に入っていた。しかしながら、相手の起き上がりにEX-プロシブを重ね、ガードブレイクを出すと連続ガード(HIT)を迫ることができるという強力な連係を持ち合わせてもいた。『EX2』ではDARKワイヤーが中攻撃から繋がるようになり、強力なキャラクターとなる。『EX2 PLUS』では、『EX2』から主要箇所を弱体化され、標準的な強さとなる。
各種技の解説
[編集]この節の加筆が望まれています。 |
通常技
[編集]ここでは『ストEX PLUS α』での技名称を掲載。なお、立ち状態の遠近およびジャンプ状態の垂斜の区別はない。
操作 | 立ち | しゃがみ | ジャンプ |
---|---|---|---|
弱パンチ | DARKジャブ | DEATHジャブ | HELLジャブ |
中パンチ | DARKエルボー | DEATHストレート | HELLストレート |
強パンチ | DEATHフック | DARKアッパー | |
弱キック | DARKハイキック | DEATHキック | KILLニー |
中キック | DARKニー | DEATHサイドキック | KILLキック |
強キック | DEATHスイング | DARKスピンキック | KILLニール |
投げ技
[編集]- DEATHモーメント
- アーケード版では相手の背後に回りブレードで首を切り裂き攻撃する技。コンシューマー版では表現上の問題(残酷表現の規制)で火薬を相手の首につけて爆発させるものとなっている。アーケード版の『EX2 PLUS』も基板によっては斬り付けではなく爆発になっている。なお、コンシューマー版の「DEATHモーメント」は本来の「DEATHモーメント」と同じ動きでブレードが無いため、ダークが相手キャラクターの首近くで腕を動かすと相手が燃えてダメージを受ける、といった投げ技になっている。『EXレイヤー』で再実装され、こちらではブレードによる電撃を流し込むものになっている。
- DARKスロー
- 相手の胸倉を掴み、後ろに倒れこみながら投げ飛ばす巴投げ。『EXレイヤー』では倒れ込む際に体の向きを変えて前方に投げ飛ばす。
特殊技
[編集]- KNIFEナイトメア
- ナイフで切りつける中段技。
- DEATHスピンキック
- 回し蹴りを放つ。リーチが長いので牽制に使えるが発生が少々遅い。
- SHUDDERブレード
- ガードブレイクまたはハードアタック技。大きく後ろへ反った後に両手でナイフを構えながら前進する。
必殺技
[編集]- DARKワイヤー
- ワイヤーを伸ばし、相手の動きを封じる技。『EX plus α』までは発生が遅く、中攻撃から繋がらなかったが、『EX2』からは繋がるようになった。
- ヒットさせた後、以下の技に派生する。『EX plus α』までは追加入力を行わないと一定時間でワイヤーが切れてしまう。
- DARKスパーク
- 敵に繋いだワイヤーを導線にして火薬を爆発させる。『EX plus α』までは追加入力後に発動、『EX2』以降は放置していると一定時間で自動発動する。
- DARKホールド
- ワイヤーを引っ張って相手を自分に引き寄せる。追加入力で発動し、引き寄せた相手はよろめくためそこから追撃することが可能。
- KILLブレード
- 斜め前に飛んでブレードで攻撃する対空技。『EX plus α』まで使用可能な技。『EX2』以降は削除されたが、『EX3』ではモメンタリーコンボとなって復活した。
- KILLワイヤー / DARKディフェンダー
- 斜め上に向けてワイヤーを伸ばす対空技。ヒットした相手はそのまま落ちてくる(落ちてくるスピードは技の強弱で変化)のでそこに追撃が可能。「KILLブレード」に代わって『EX2』から追加された。『EXレイヤー』で技名が変更された。
- EX-プロシブ
- 前方の地面に向けて爆弾を設置する技。相手がその地点に来た瞬間、あるいは一定時間で爆発する。押したキックボタンによって、爆発するまでの時間が異なる(弱は短く、強は長い)。
スーパーコンボ
[編集]- KILLトランプ / DARKナイフ
- 「KILLブレード」を2連発する技。発生、無敵時間、リーチが優秀な技。『EX2』以降は必殺技に無敵時間のあるものが無くなったダークには対空や割り込みなどで重宝するが、ガードされると技後が隙だらけになってしまい、反撃必至。『EXレイヤー』で技名が変更された。
- DARKシャックル
- 前進しながらブレードによる連続攻撃を繰り出した後、6段目が地上ヒットすればブレードを相手に突き刺し、倒したところへ「EX-プロシブ」で攻撃する技。6段目が地上ヒットしないと7段目に移行せず(『EX3』では6段目が地上ヒットしていても距離が離れていると7段目に移行しない)、ダメージがかなり落ちる。ただし、ガードさせれば確定反撃は無い。
- EX-プロミネンス
- 『EX2』から追加されたスーパーコンボ。「EX-プロシブ」の強化版。爆弾が着地した瞬間に火柱のような爆発が巻き起こり、巻き込まれた相手は上空へ跳ね上げられる。跳ね上がっている間追撃が可能(落ちて来る間は追撃不可)。
- DEATHトラップ
- 『EX2 PLUS』から追加されたメテオコンボ。ワイヤーを伸ばし、動きを封じた相手を引き寄せ、飛び越えざまに背中に爆弾を設置して爆発させる。ワイヤーが地上にいる相手にヒットしなかった場合、技は発動しないほか、ガードされたりワイヤーがヒットしないと隙だらけであったりと他のキャラクターのメテオコンボと比べ使い所が難しい。単発ではなく「DARKワイヤー」からキャンセルをかけると確実に(相手との距離がどんなに離れていても)ヒットするが、その場合はダメージが激減する。
登場作品
[編集]- 対戦型格闘ゲーム
- 『ストリートファイターEX』シリーズ(全作品)
- 『ファイティングEXレイヤー』