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中島真人

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
中島真人
なかじま まひと
生年月日 1935年1月1日
出生地 日本の旗 日本 山梨県甲府市
没年月日 (2008-05-18) 2008年5月18日(73歳没)
死没地 日本の旗 日本 山梨県甲府市
出身校 拓殖大学商学部卒業
所属政党 自由民主党
子女 中島克仁

選挙区 山梨県選挙区
当選回数 2回
在任期間 1995年7月23日 - 2007年7月28日

在任期間 1993年12月15日 - 1994年9月29日

山梨県の旗 山梨県議会議員
選挙区 甲府市選挙区
当選回数 3回
在任期間 1979年 - 1983年
1987年 - 1995年
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中島 真人(なかじま まひと、1935年1月1日 - 2008年5月18日)は、日本政治家参議院議員(2期)、山梨県議会議長、山梨県議会議員(3期)を務めた。

略歴

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山梨県甲府市出身。山梨県立韮崎高等学校拓殖大学商学部卒業。大学卒業後、山梨県立高等学校の教諭となる。1979年の山梨県議会議員選挙に立候補し初当選。3期務めた。在職中、1993年12月15日から1994年9月29日まで議長を務めた[1][2]。1995年の第17回参議院議員通常選挙山梨県選挙区から自由民主党公認候補として立候補し、現職の磯村修民主改革連合)や新進党赤池誠章らを破り初当選。

在職中は自民党山梨県連の会長を務めたほか1998年に発足した小渕内閣では大蔵政務次官、2003年の小泉再改造内閣では内閣府副大臣沖縄及び北方対策総合科学技術政策男女共同参画青少年育成、少子化対策食品安全栄典個人情報保護及び国際平和協力業務などを担当[3][4])に就任した。しかし2005年の郵政解散を発端とする第44回衆議院議員総選挙では県連が態度を曖昧にしたことにより党本部との軋轢を招いたことから選挙後に県連会長を辞任。2007年5月に県連会長へ復帰したが健康面に不安を抱えるようになったため、同年7月の第21回参議院議員通常選挙に不出馬を表明し、政界から引退。

引退から1年後の2008年5月18日午前2時2分、肝不全のため甲府市の病院で死去した[5]。73歳没[5]

息子の中島克仁衆議院議員である。

人物

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上記郵政選挙における対応のまずさをはじめ、鈴木宗男による献金問題(通称「ムネオマネー」)[6][7]西松建設による政治資金規正法違反[8]の時も名前が出てくることなど疑惑が絶えない状況が続いていた。

自民党と対立する民主党議員ではあるが同じ元教諭という間柄から輿石東と仲がよく、山梨県知事選挙ではともに山本栄彦を支持して共闘しているほか、山梨県教職員組合の政治献金問題が発覚した際には「輿石と中島がバーターで参議院選挙に取り組んだ」と報道されている[9]。但し輿石とのバーターについては事実無根であると反論し、その後の取材を一切拒否している。

一方で同じ韮崎高校出身で自民党議員だった横内正明とは何かと対立していた。2003年の山梨県知事選挙では堀内光雄とともに横内を批判し対立候補で民主党から推薦を受けていた山本栄彦を支援したため横内は落選、また翌2004年の第20回参議院議員通常選挙に関しては横内が自民党からの出馬を表明したのにもかかわらず県連会長としてこれを認めず、自民党は山梨県選挙区での公認候補を断念する事態となり、輿石の圧勝をサポートすることになった(横内は比例区から出馬したが落選)。2007年の山梨県知事選挙においても当初の不出馬の確約を反故にして出馬を表明した横内に対して「県連を分裂させる行為である」と批判し、自分の後継者としても難色を示すなど[10]その後県知事に当選した横内の元を訪れ和解をアピールした堀内に対し[11]、中島と横内との関係は最後まで改善されることはなかったが、中島の没後に横内は会見で哀悼の意を表している[12]

脚注

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  1. ^ “議⻑人事で紛糾、派閥利害むき出し 新県会議⻑に中島真人氏 /山梨”. 朝日新聞 (甲府): p. 0. (1993年12月17日) 
  2. ^ “8年ぶり社会党副議長 県議会事実上オール与党体制 /山梨”. 朝日新聞 (甲府): p. 0. (1994年9月30日) 
  3. ^ 第159回国会 衆議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第2号
  4. ^ 第159回国会 参議院 内閣委員会 第2号
  5. ^ a b “おくやみ/中島真人さん”. 下野新聞 (宇都宮): p. 2. (2008年5月19日) 
  6. ^ 「宗男マネー貰った42国会議員」(週刊ポスト2002年7月5日号)
  7. ^ 「ムネオマネーが送られた国会議員の面々」(しんぶん赤旗2002年3月10日記事)
  8. ^ 西松建設の違法献金事件(Yahoo!トピックス)
  9. ^ 産経新聞』2004年11月24日記事
  10. ^ 次期参院選山梨 中島氏が不出馬表明 - 山梨日日新聞 2006年9月26日
  11. ^ どうなる衆院山梨2、3区 刺客の傷、癒えぬ自民 整わず臨戦態勢(2008年7月5日、MSN産経ニュース)
  12. ^ 【知事会見録】山梨・横内正明知事 富士山世界遺産登録へ努力 - MSN産経ニュース 2008年6月2日
議会
先代
鴻池祥肇
日本の旗 参議院決算委員長
2005年 - 2006年
次代
泉信也
先代
創設
日本の旗 参議院厚生労働委員長
2001年
次代
阿部正俊
先代
狩野安
日本の旗 参議院国民福祉委員長
2000年
次代
廃止
公職
先代
伊藤達也
根本匠
米田建三
日本の旗 内閣府副大臣
伊藤達也
佐藤剛男と共同

2003年 - 2004年
次代
七条明
西川公也
林田彪