中村光至
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中村 光至 | |
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誕生 |
1922年9月16日 熊本県 |
死没 | 1998年11月3日(76歳没) |
職業 | 小説家 |
言語 | 日本語 |
国籍 | 日本 |
主な受賞歴 | オール讀物新人賞(1960年) |
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中村 光至(なかむら こうじ、1922年〈大正11年〉9月16日 - 1998年〈平成10年〉11月3日)は、日本の小説家。本名の読みは「みつし」[1]。主に警察小説を手がけた。『南方文学』同人[2]。
人物・来歴
[編集]熊本県山鹿市生まれ[1]。大東文化学院[1]日本文学科卒業後、高校教師や大学事務職員などを経て[1]、福岡県警[1]教養課に勤務。『九州文学』などに小説を発表する一方で、『福岡県警察史』の刊行や県警職員雑誌『暁鐘』の編集を担当した[1]。
1960年、「白い紐」でオール讀物新人賞受賞[1]。1965年、『氷の庭』で直木賞候補[1]。1993年、福岡市文化賞受賞[1]。
著書
[編集]- 『氷の庭』講談社、1965年
- 『墨の儀式』講談社、1968年(2003年に東京法令出版から再出版。)
- 『黒い轍』令文社、1976年
- 『薩摩歴史散歩 燃える桜島』創元社、1978年
- 『捜査 北九州病院長バラバラ殺人事件』徳間書店〈トクマ・ノベルズ〉、1983年 - 1979年に福岡県北九州市で実際に発生した事件(北九州市病院長殺害事件)を題材にしている。
- 『刑事 唐津・虹ノ松原殺人事件』徳間書店〈トクマ・ノベルズ〉、1984年
- 『特別捜査本部 佐世保・筑豊・小倉連続強姦殺人事件』徳間書店〈トクマ・ノベルズ〉、1985年
- 『署長特命』徳間書店〈トクマ・ノベルズ〉、1986年
- 『漂着死体』勁文社〈ケイブンシャノベルス〉、1986年
- 『手配書の女』徳間書店〈トクマ・ノベルズ〉、1987年
- 『阿蘇外輪山(カルデラ)殺人事件』勁文社〈ケイブンシャノベルス〉、1987年
- 『刑事(デカ)たちの死角』勁文社〈ケイブンシャ文庫〉、1988年
- 『横須賀・マニラ殺人連鎖』廣済堂ブルーブックス〉、1989年
- 『緊急逮捕、令状なし』ケイブンシャ文庫〉、1989年
- 『横浜市警殺しの捜査線』廣済堂ブルーブックス〉、1990年
- 『広域指定105号事件』ケイブンシャ文庫〉、1990年
- 『横浜-博多・誘拐殺人』廣済堂ブルーブックス〉、1991年
- 『遊撃刑事(ショート・デカ)』光文社文庫、1992年
- 『失踪人 遊撃刑事2』光文社文庫、1993年
- 『密告者(インフォーマー)のリスト 遊撃刑事3』光文社文庫、1995年
- 『追撃 遊撃刑事4』光文社文庫、1996年
- 『拉致 遊撃刑事5』光文社文庫、1999年
- 『特捜刑事(デカ)』双葉社〈フタバノベルス〉、1992年
- 『県警特殊捜査班』ケイブンシャ文庫、1992年
- 『公開捜査』フタバノベルス、1993年
- 『退職刑事(デカ)vs.長期囚』フタバノベルス、1994年