中村豊 (地理学者)
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中村 豊(なかむら ゆたか、1948年(昭和23年) - 2007年(平成19年)6月)は、日本の地理学者、名古屋経済大学短期大学部(2002年に市邨学園短期大学から改称)教授[1]。
愛知県生まれ。1978年、名古屋大学大学院文学研究科博士課程修了。
行動地理学の分野において、アメリカ合衆国のピーター・グールド (Peter Gould) が提起したメンタルマップ研究をいち早く日本に導入し[2]、1970年代末から居住地選好や空間認知に関する研究を展開した[3]。
水内俊雄は、中村が「日本の認知地理学のパイオニア」であり[4]、「1980年代の地理学のムーブメントを形成した旗手であった」と評している[5]。
中学、高校時代の親友は河村たかし名古屋市長。
おもな著者
[編集]出典・脚注
[編集]- ^ 中村豊「超越論的世界像としてのメンタルマップ」『空間・社会・地理思想』第13号、九州大学大学院人文科学研究院地理学講座、2010年、115-122頁、doi:10.24544/ocu.20180105-032、ISSN 1342-3282、NAID 120006001567、2022年3月1日閲覧。
- ^ 石黒正紀、中津光代「福岡県の居住地選好体系からみたメンタルマップと場所イメ-ジ」『福岡教育大学紀要. 第二分冊社会科編』第46号、福岡教育大学、1997年2月、1-17頁、ISSN 0286-3227、NAID 120006379199。
- ^ 横山智「熊本大学文学部学生の居住地選好メンタルマップ」『文学部論叢』第100号、熊本大学、2009年3月、51-67頁、ISSN 03887073、NAID 110007041792、2022年3月1日閲覧。
- ^ 水内俊雄「編集後記」(PDF)『空間・社会・地理思想』第11号、2007年12月28日、奥付、2014年1月16日閲覧。
- ^ 水内俊雄「編集後記」(PDF)『空間・社会・地理思想』第12号、2008年12月28日、奥付、2014年1月16日閲覧。