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千羽づる

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
千羽づる
監督 神山征二郎
脚本 松田昭三
神山征二郎
原作 手島悠介
(『飛べ!千羽づる ヒロシマの少女 佐々木禎子さんの記録』より)
製作 野原嘉一郎
神山征二郎
出演者 広瀬珠実
倍賞千恵子
前田吟
音楽 針生正男
撮影 南文憲
製作会社 共同映画全国系列会議
神山プロダクション
配給 日本の旗 共同映画
公開 日本の旗 1989年6月24日
上映時間 96分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
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千羽づる』(せんばづる)は、1989年制作の日本映画

原爆の子の像のモデルとなった、広島への原爆投下による白血病で12歳で死去した佐々木禎子を描いた作品。手島悠介原作の児童文学『飛べ!千羽づる ヒロシマの少女 佐々木禎子さんの記録』(講談社・1982年刊)の映画化。神山征二郎監督。

あらすじ

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佐々木禎子(1955年3月撮影)
原爆の子の像

昭和29年広島。理髪店を営む佐々木健造・重子夫妻の娘で小学6年生の禎子は活発で心優しくて友達も多く、楽しく暮らしていた。

その年の秋のある日、禎子は風邪をこじらせる。だが、リンパ腺が腫れてなかなか治らないため、近所の医者にかかると、原爆傷害調査委員会(ABCC)で検査を受けるよう勧められる。検査の結果、禎子は白血病と判明し、余命数か月から1年と診断される。実は禎子は2歳の時の昭和20年8月6日原爆投下の際に爆心地から2キロ離れた所で黒い雨を浴びていたのだった。

入院して治療を受けることになった禎子は、雨宮由紀子という女性と同部屋になる。彼女から「千羽鶴を折れば病気が治る」と教えられた禎子は、回復を信じて一生懸命に鶴を折り続けるのだが、病は徐々に彼女の体を蝕んでいく…。

キャスト

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脚注

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関連項目

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外部リンク

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