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南山城村

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みなみやましろむら ウィキデータを編集
南山城村
村内にある宇治茶茶畑
南山城村旗 南山城村章
南山城村旗
1964年9月15日制定
南山城村章
1964年9月15日制定
日本の旗 日本
地方 近畿地方
都道府県 京都府
相楽郡
市町村コード 26367-2
法人番号 3000020263672 ウィキデータを編集
面積 64.11km2
総人口 2,180[編集]
推計人口、2024年10月1日)
人口密度 34人/km2
隣接自治体 相楽郡笠置町和束町
三重県伊賀市
奈良県奈良市
滋賀県甲賀市
村の木 さつき
村の花 山桜
南山城村役場
村長 平沼和彦
所在地 619-1411
京都府相楽郡南山城村大字北大河原小字久保14番地1
北緯34度46分22秒 東経135度59分37秒 / 北緯34.77281度 東経135.99356度 / 34.77281; 135.99356座標: 北緯34度46分22秒 東経135度59分37秒 / 北緯34.77281度 東経135.99356度 / 34.77281; 135.99356
南山城村役場庁舎
南山城村役場庁舎
外部リンク 公式ウェブサイト

南山城村位置図

― 政令指定都市 / ― 市 / ― 町・村

ウィキプロジェクト
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南山城村(みなみやましろむら)は、京都府の南部に位置し、相楽郡に属する

概要

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月ヶ瀬口駅近くの町並み

京都府唯一の村となっており、京都府では最東端、且つ、最南端の自治体である。「自然が薫り 絆が生きる 自立するむら!みなみやましろ」を村の標語に掲げている。

地理

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月ヶ瀬口駅下の水路

地形

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高山ダム
月ヶ瀬湖

河川

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主な川

湖沼

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主な湖
主なダム

人口

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2010年(平成22年)国勢調査より前回調査からの人口増減をみると、11.19%減の3,078人であり、増減率は府下26市町村中24位、36行政区域中34位。

南山城村と全国の年齢別人口分布(2005年) 南山城村の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 南山城村
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性
南山城村(に相当する地域)の人口の推移
1970年(昭和45年) 3,570人
1975年(昭和50年) 3,388人
1980年(昭和55年) 3,396人
1985年(昭和60年) 3,701人
1990年(平成2年) 3,890人
1995年(平成7年) 4,024人
2000年(平成12年) 3,784人
2005年(平成17年) 3,466人
2010年(平成22年) 3,078人
2015年(平成27年) 2,652人
2020年(令和2年) 2,391人
総務省統計局 国勢調査より

2017年(平成29年)には過疎地域に指定された[1]。京都府南部では隣接する笠置町和束町が以前から指定されていたが、南山城村は長らく指定を受けていなかった。

隣接自治体

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京都府の旗京都府
三重県の旗三重県
滋賀県の旗滋賀県
奈良県の旗奈良県

歴史

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古代

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平安時代
  • 896年寛平8年)完成の『類聚三代格』に南山城村の「大河原」の名が見られる[2]が、『和名抄』には当村の領域と推定される地名は認められず、当時はこの地域の開発が進んでいなかった事がうかがえる[3]

中世

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南北朝時代

近世

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江戸時代
  • 高尾村、法ヶ平尾村、田山村、北大河原村、南大河原村、野殿村があった(いずれも柳生藩に所属)。
  • 木津川の水運の起点で、信楽焼の出荷や木材の積み出し場であったが、1897年(明治30年)に加茂・伊賀上野間に鉄道が開通して以後水運は衰退した[2]

近現代

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明治
  • 明治維新後、開拓により童仙房村ができ、高尾村と法ヶ平尾村が合併して高尾村となる[4]
昭和

現代

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平成
  • 2015年平成27年)-「日本茶800年の歴史散歩」が日本遺産に認定されたとき、南山城村の「童仙房・高尾・田山・今山の茶畑(高尾)」もその一部として認定された[5][6]

行政

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村長

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  • 村長 – 平沼 和彦(ひらぬま かずひこ)(2019年 – 1期目)

政治

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村議会

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  • 南山城村議会 定数:10人[7]

衆議院

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選挙区 議員名 党派名 当選回数 備考
京都府第6区宇治市城陽市八幡市京田辺市木津川市久世郡綴喜郡相楽郡 山井和則 立憲民主党 8 選挙区

施設

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警察

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本部
駐在所
  • 高山駐在所
  • 大河原駐在所

消防

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本部

郵便局

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主な郵便局
  • 南山城村郵便局
  • 京都高山郵便局

集会施設

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公民館
  • 高尾公民館
  • 月ヶ瀬ニュータウン集会所
  • 南大河原会館
  • 南山城村文化会館(やまなみホール)

文化施設

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教育施設
  • 童仙房生涯学習センター
  • 南山城村自然の家
  • 南山城村農業者トレーニングセンター
多目的交流施設
  • 南山城村移住交流スペースやまんなか

経済

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村内の茶畑。宇治茶を栽培している

第一次産業

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農業

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  • 宇治茶 - 静岡茶狭山茶と並んで『日本三大茶』といわれ、生産量の少ない狭山茶を省いて静岡茶とともに『日本二大茶』ともいわれている。

南山城村の茶畑の面積は昭和中期以降大幅に拡大しており、1960年(昭和35年)には73.8ヘクタールであった作付面積は1982年(昭和57年)には263.9ヘクタールに拡大した。 なお同時期の宇治市の茶の作付面積は159.7ヘクタールから94.5ヘクタールに減少している[8]

第二次産業

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工業

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  • 北本製茶工場

生活基盤

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大河原発電所

ライフライン

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電力

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発電所

電信

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市外局番

市外局番は、0743(市内局番は20~99、このうちNTT西日本は主に93、94を割り当て)となっている。 当村は京都府内にありながらNTTの区域としては奈良県扱いのため、同じ市外局番の笠置町以外の京都府内への通話は県外通話となる。 また、市外局番0742の地域(奈良市の大部分)へは市内料金で通話できる。 なお、生駒市、天理市、大和郡山市などは隣接していないが、市外局番が同じ0743のため、市外局番を省略して通話可能である。

教育

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高等学校

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廃校
  • 京都府立木津高等学校大河原分校(昼間定時制、1960年3月31日廃止)

中学校

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公立
廃校
  • 笠置町南山城村中学校組合立笠置中学校高山分校(1976年2月15日廃止、笠置中学校へ統合)
  • 笠置町南山城村中学校組合立笠置中学校野殿童仙房分教場(1976年2月15日廃止、笠置中学校へ統合)

小学校

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公立
廃校
  • 南山城村立大河原小学校(2003年3月31日廃止、南山城小学校へ統合)
  • 南山城村立高尾小学校(2003年3月31日廃止、南山城小学校へ統合)
  • 南山城村立田山小学校(2003年3月31日廃止、南山城小学校へ統合、現・田山生涯学習センター[9]
  • 南山城村立野殿童仙房小学校(2006年3月31日廃止、南山城小学校へ統合)

保育園

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公立
  • 南山城保育園

交通

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大河原駅
月ヶ瀬口駅
道の駅お茶の京都みなみやましろ村

鉄道

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村の代表となる駅:大河原駅

鉄道路線

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西日本旅客鉄道(JR西日本)

バス

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路線バス

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  • 南山城村村営バス(月曜 – 金曜運行・祝祭運休・無料)
    • 月ヶ瀬口駅~田山・高尾方面(宮ノ前経由松笠行き)
  • 南山城村コミュニティバス(毎週水曜日運行・無料)
    • 大河原~野殿・童仙房方面
  • 相楽東部広域バス(月・水・金・土の運行)
  • 三重交通
    • 月ケ瀬口駅~尾山口(観梅シーズン運行)

道路

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国道

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府県道

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主要地方道
一般府道

道の駅

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観光

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名所・旧跡

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日本遺産
  • 日本遺産第1号『日本茶800年の歴史散歩』京都・山城
  • 童仙房・高尾・田山・今山の茶畑が、2015年(平成27年)4月24日に日本遺産第1号『日本茶800年の歴史散歩』京都・山城を構成する文化財要素として、大規模な山なり茶園と茶園に囲まれ点在する茶農家群が指定。
童仙房地区は、明治初期に京都府主導により士族を転住させ開拓、府の支庁を設け、輸出増に対応すべく茶業振興に努めた地をストーリーの構成要素の1つとして、日本遺産認定[10]
今山七尾鳥地区は、1969年(昭和44年)の高山ダムの建設に伴い、高尾や田山から移転してきた農家によって開墾され、茶畑が造成された[11]
寺院
神社
田山地区の宗教施設
  • 華将寺跡・磨崖仏
  • 薬師神社(かさがみさん)
  • はうずきさん(はがみさん)

観光スポット

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京都府相楽郡南山城村の木津川にかかる沈下橋「大河原橋」(恋路橋)
  • 大河原橋 別名:恋路橋
  • 高山ダム湖公園
  • 月ヶ瀬カントリークラブ
  • 月ヶ瀬湖
  • 名張川
  • レイクフォレストリゾート
  • 山のテーブル 童仙房地区の旧野殿童仙房保育園舎を利用したコミュニティスペース&カフェスペース[12]
  • 夢絃峡温泉

文化・名物

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祭事・催事

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主な催事

関連著名人

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脚注

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  1. ^ ●平成29年3月31日付けで以下の市町村が公示されました(4月1日施行)。
  2. ^ a b 『京都大辞典 府域編』株式会社淡交社 1994年 p.503
  3. ^ a b 『角川日本地名大辞典』26 京都府 下巻 1982年(昭和57年)p.623
  4. ^ 南山城村史編さん委員会『南山城村史 資料編』南山城村 2002年(平成14年)
  5. ^ “日本遺産ポータルサイト” (日本語). https://japan-heritage.bunka.go.jp/ja/stories/story009/ 2018年7月22日閲覧。 
  6. ^ “童仙房・高尾・田山・今山の茶畑(高尾)”. 日本遺産「日本茶800年の歴史散歩」. https://nihonisan-kyoto.kokosil.net/ja/place/00001c00000000000002000000490034 2018年7月22日閲覧。 
  7. ^ 南山城村議会議員名簿(任期:2016年(平成28年)4月1日~2020年(令和2年)3月31日/定員:10人)”. 2018年11月25日閲覧。
  8. ^ 『農政研究資料』第84-27号「京都府における茶業経営の実態」1984年 京都府農業会議発行 p.3
  9. ^ 宇治茶歴史街道 緑の茶園ときらめく水面の癒しの道”. 京都府. 2024年8月22日閲覧。
  10. ^ 日本遺産第1号『日本茶800年の歴史散歩』~京都・山城~構成文化財の一覧”. 山城広域振興局農林商工部企画調整室 農業・宇治茶振興担当. 2018年7月22日閲覧。
  11. ^ 南山城村産業生活課『南山城村の宇治茶生産景観』南山城村産業生活課、2018年3月1日、6頁。 
  12. ^ やまびこ編集室『京都南山城村のおたより やまびこ』山のテーブル、20170330。 

外部リンク

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