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吉川春子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

吉川 春子(よしかわ はるこ、1940年11月26日 - )は、日本の政治家日本共産党所属の元参議院議員(4期)。

吉川 春子
よしかわ はるこ
生年月日 (1940-11-26) 1940年11月26日(84歳)
出生地 東京都
出身校 中央大学法学部法律学科卒業
所属政党 日本共産党

選挙区 比例区
当選回数 4回
在任期間 1983年7月9日 - 2007年7月22日

当選回数 1回
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略歴

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テレビ出演

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政治的主張

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  • 2003年静岡空港建設反対の国会議員署名活動で署名者に加わっている[1]
  • 1997年参議院へ「新聞販売労働者・新聞奨学生の労働に関する質問主意書」を提出。新聞配達に関わる労働者と新聞奨学生を取り巻く過酷な労働環境の実態が示された[2]
  • 選択的夫婦別姓制度導入を支持する。「選択的夫婦別姓制は家族内の不平等をなくす根本の問題」と述べている[3]2000年には、吉川ら超党派女性国会議員50名が、夫婦別姓選択制を求めて当時の首相森喜朗に申し入れを行った。申し入れでは、「とくに若い世代では、夫婦別姓選択制を望む声が高まっています。政府には、世論を喚起するなど、夫婦別姓選択制を導入するための努力を望む」としている[4]
  • 自民党の一部議員の憲法24条改憲する動きについて、「両性の本質的平等を定めた憲法24条を改憲対象にするのは女性の人権を後退させる」として批判する[5]。なお、現行の民法の夫婦同姓規定はこの憲法24条に違反する、という主張がある[6]

慰安婦問題

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2007年2月21日マイク・ホンダアメリカ合衆国下院121号決議を成立させる動きに連動し、米議会の公聴会で慰安婦を名乗り証言した李容洙を招いて開催した集会に参加。円より子は「現在、『促進法案(戦時性的強制被害者問題解決促進法案)』が(審議されず)吊るしっぱなしになっている。法案を通過させ被害者の名誉を回復したい。そのために通常国会で審議されるよう努力していく」と述べた。岡崎トミ子は『(被害者証言は)日本の国会がすべきこと。米国で先に実現し恥ずかしく思う。日本がアジアで尊敬される国になるには戦争加害責任をきちんととって周辺の国々と友好を深めていかなければならない』と述べた。参加者は民主党の郡和子 (衆議院議員)と、岡崎トミ子円より子千葉景子江田五月那谷屋正義と、社民党の福島みずほと、日本共産党の吉川春子(以上、参議院議員)。集会後は、浅野勝人外務副大臣と李容洙を引き合わせて、促進法案の早期成立を求めた[7]

著書

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  • 『アジアの花たちへ「慰安婦」問題と格闘した国会議員の記録』2008年2月 かもがわ出版 ISBN 978-4-7803-0152-6
  • 『翔びたて女性たち - 美しい性のレボリューション』2004年1月 ケイアイメディア
  • 『50番めのハードル』1983年12月 あゆみ出版
  • 『従軍慰安婦 - 新資料による国会論戦』1997年12月 あゆみ出版
  • 『女性の自立と政治参加 ある女性参議院議員の歩みとたたかい』2015年6月 かもがわ出版

脚注

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  1. ^ 国会議員署名これまでと今後の展望 - 空港はいらない静岡県民の会 2009年3月7日時点のアーカイブ
  2. ^ 質問第一二号 新聞販売労働者・新聞奨学生の労働に関する質問主意書”. 参議院 (1997年12月10日). 2014年8月10日閲覧。
  3. ^ mネット、2004年2月 国会議員への民法改正に関するアンケート
  4. ^ 夫婦別姓選択性導入などを盛りこんだ民法改正案推進を求める申し入れ 2000年9月29日
  5. ^ 2005年3月31日(木) しんぶん赤旗
  6. ^ 民法改正を考える会『よくわかる民法改正 - 選択的夫婦別姓&婚外子差別撤廃を求めて』朝陽会、2010年
  7. ^ 朝鮮新報 国会議員、市民団体ら 参院議員会館で集会「慰安婦」解決促進法、早期制定を [1]
議会
先代
新設
日本の旗 参議院環境委員長
2001年
次代
今泉昭