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埼玉大橋

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
埼玉県道46号標識
埼玉大橋(右岸より撮影・2011年10月)

埼玉大橋(さいたまおおはし)とは、埼玉県加須市麦倉と同市佐波との間の利根川(新川通)に架かる埼玉県道46号加須北川辺線である。新大利根川橋とも呼ばれる[1]

概要

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歴史

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麦倉村(現・加須市麦倉)が江戸時代以降の利根川改修工事によって、佐波村(現・加須市佐波)との間には1621年新川通が開削され陸の孤島となり、移動は下流側に迂回して利根川橋を渡るか[4]大越渡船[5] に頼るようになった。このような交通事情を改善するために建設された。工費は9億3000万円で開通当初は有料橋であった[4]。なお渡船は開通と同時期に廃止となった。

その他

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  • 歩道は上流側と下流側に設置されているが、幅が1 mと狭隘で車道との間に段差があり危険なため、歩道の拡幅と自転車通行帯の設置を検討したところ[6][7][8]、車道との段差を無くすため歩道の表面を削りとる工事が2014年におこなわれ、境界線上に視線誘導施設として赤いラバーポールが設置されたが、歩道の幅はそのままである[9]。また、前後の取り付け道路には工事は行われおらず、段差はそのままである。
  • 有料化時代は、埼玉大橋から上流側は約12 kmもの区間、昭和橋まで一般道路の橋は架けられていなかった[2]

隣の橋

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脚注

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  1. ^ a b プレストレスト・コンクリート橋 カンチレバー工法実績集 (PDF) p.3 - カンチレバー技術研究会
  2. ^ a b 日本橋梁建設協会. “虹橋 No.31 1984.8”. 2014年6月21日閲覧。p.34
  3. ^ 前後の取り付け道路を含めた総延長では1,135.5 mとなる [1]
  4. ^ a b c d 『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』393-394頁。
  5. ^ 大越船橋(現・埼玉大橋)1896-8 - 土木学会附属土木図書館
  6. ^ 平成23年12月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文 (野中 厚議員)”. 埼玉県議会 (2011年12月28日). 2014年1月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年1月6日閲覧。
  7. ^ 平成25年9月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文 (柿沼トミ子議員)”. 埼玉県議会 (2013年10月7日). 2015年1月6日閲覧。
  8. ^ 埼玉大橋の歩道整備・安全対策を…及川議員 - 日本共産党加須市議会議員団
  9. ^ 平成26年12月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文 (柿沼トミ子議員の質問に対する柳沢一正県土整備部長の答弁より)”. 埼玉県議会 (2015年1月23日). 2015年2月24日閲覧。

参考文献

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  • 大利根町教育委員会『大利根町史 通史編』、大利根町、2004年(平成16年)3月30日、709-713頁。
  • 『虹橋 No.31』” (PDF). 日本橋梁建設協会. p. 34 (1984年8月). 2015年7月28日閲覧。
  • 「角川日本地名大辞典」編纂委員会『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』角川書店、1980年7月8日。ISBN 4040011104 

関連項目

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外部リンク

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座標: 北緯36度10分35秒 東経139度38分53秒 / 北緯36.17639度 東経139.64806度 / 36.17639; 139.64806