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大相撲昭和2年3月場所

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
大相撲昭和2年3月場所
基本情報
会場 大阪上本町六丁目
番付発表 1927年1月7日
開催期間 1927年3月14日3月24日(11日間)
各段優勝・三賞
幕内最高優勝 常ノ花寛市(10勝1敗)
十両優勝 {{{十両優勝}}}({{{十両優勝成績}}})
幕下優勝 {{{幕下優勝}}}({{{幕下優勝成績}}})
三段目優勝 {{{三段目優勝}}}({{{三段目優勝成績}}})
序二段優勝 {{{序二段優勝}}}({{{序二段優勝成績}}})
序ノ口優勝 {{{序ノ口優勝}}}({{{序ノ口優勝成績}}})
殊勲賞 {{{殊勲賞}}}
敢闘賞 {{{敢闘賞}}}
技能賞 {{{技能賞}}}
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大相撲昭和2年3月場所(おおずもうしょうわにねんさんがつばしょ)は、1927年(昭和2年)3月14日からの3月24日までの11日間、大阪府大阪市天王寺区上本町六丁目開催された大相撲本場所である。

概要

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前年末に東京相撲大阪相撲を吸収合併して大相撲に一本化されて以降、2度目の本場所。東京両国国技館と西日本で交互に本場所を開催(各年2場所)することになっていたが、旧東京方・大阪方の対立構造は続いており、西日本の本場所は、東京本場所と別個に番付編成を行うこととなった。

番付・星取表

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幕内
東 85点 番付 西 97点(優勝
備考 成績 力士名 力士名 成績 備考
全休 西ノ海嘉治郎 横綱 常ノ花寛市 10勝1敗 幕内最高優勝
7勝3敗1分 宮城山福松 張出横綱
4勝1敗6休 能代潟錦作 大関 大ノ里萬助 9勝2敗 優勝次点
2勝1敗8休 太刀光電右衛門 張出大関
優勝次点 9勝2敗 小野川喜一郎 関脇 常陸岩英太郎 9勝2敗 優勝次点
優勝旗手
1勝10敗 若葉山鐘 小結 山錦善治郎 7勝3敗1分
張出小結 出羽ヶ嶽文治郎 6勝4敗1休
3勝8敗 清水川清行 前頭1 真鶴秀五郎 5勝6敗 大阪相撲より合流
張出前頭 綾錦由之丞 0勝4敗7休
6勝5敗 大蛇山雄作 前頭2 白岩亮治 2勝9敗
6勝5敗 清瀬川敬之助 前頭3 玉錦三右衛門 6勝4敗1休
0勝2敗9休 三杉磯善七 前頭4 外ヶ濱弥太郎 全休
7勝4敗 錦洋与三郎 前頭5 柏山大五郎 5勝6敗
2勝9敗 東関善三郎 前頭6 桂川力蔵 3勝3敗5休
2勝9敗 朝響信親 前頭7 若常陸恒吉 6勝5敗
3勝8敗 吉野山要治郎 前頭8 常陸嶽理市 4勝7敗
2勝9敗 荒熊谷五郎 前頭9 常陸島朝吉 2勝3敗6休
7勝4敗 錦城山勇吉 前頭10 綾鬼喜一郎 1勝10敗
8勝3敗 一ノ濱善之助 前頭11 雷ノ峰伊助 7勝4敗
3勝7敗1休 阿久津川高一郎 前頭12 光風貞太郎 全休 場所後引退
全休 真砂石三郎 前頭13 朝光亀太郎 4勝2敗5休
6勝5敗 星甲実義 前頭14 樽錦政吉 5勝6敗
7勝4敗 泉洋藤太郎 前頭15 琴ヶ浦善治郎 6勝5敗

表彰

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タイトル 四股名 地位 回数 成績 部屋 出身 備考
幕内最高優勝 常ノ花寛市 西横綱 3場所ぶり4度目 10勝1敗 出羽海部屋 岡山県岡山市

備考

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  • 上述のとおり、この時期の大相撲は東京場所と西日本の本場所で別々に成績の集計と番付編成を行っていた。本3月場所の番付は、西日本の本場所の番付編成の起点の場所として、直前の1月場所と同じ番付で開催した。
  • 優勝争いでは、常ノ花が初日から10連勝して3場所ぶりの優勝決定。千秋楽結びの横綱対決では旧大阪方の宮城山が勝利して常ノ花の全勝を阻止、大阪開催の場所で意地を見せた。

脚注

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注釈

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出典

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参考文献

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  • 高永武敏『相撲昭和史 激動の軌跡』恒文社東京都千代田区、1982年6月30日。ISBN 4-7704-0489-1