小野茂
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小野 茂(おの しげる、1930年11月15日 - 2014年9月10日[1])は、日本の英語学者、東京都立大学名誉教授。
略歴
[編集]東京府生まれ。父は官僚・政治家の小野哲。旧制武蔵高等学校卒、1953年東京大学文学部英文科卒業。同年学習院大学助手、1955年専任講師、1959年一橋大学専任講師、1962年東京都立大学助教授、1974年教授。1969年から1970年までペンシルヴェニア大学留学。1971年「英語法助動詞の発達」で文学博士(東京大学)。東京都立大学名誉教授、1988年昭和女子大学教授。2000年退職。中世英語英文学会会長、国際アングロサクソニスト学会(ISAS)名誉会員。妻は小野恭子(1930年 - )津田塾大学名誉教授[要出典](ジョイス研究)。
著書
[編集]- 『英語法助動詞の発達』(研究社出版 1969年)
- 『フィロロジーへの道』(研究社選書 1981年)
- 『英語史の諸問題』(南雲堂 1984年)
- 『On Early English Syntax and Vocabulary』(南雲堂、1989年)
- 『英語史研究室』(南雲堂 1990年)
- 『フィロロジーの愉しみ』(南雲堂 1998年)
- 『フィロロジスト 言葉・歴史・テクスト』(南雲堂 2000年)
- 『フィロロジーのすすめ』(開文社出版 2003年)
- 『歴史の中の英語』(南雲堂 2008年)
共編著
[編集]翻訳
[編集]- リチャード・バックル編『英国社会階層と言語表現 UとノンU再考』(秀文インターナショナル 1982年)
- Maxine Tull Boatner, John Edward Gates 編 Adam Makkai 改訂『バロン現代英語熟語辞典』(共編訳 秀文インターナショナル 1982年)
- R.W.チェインバーズ『英語散文の連続性について アルフレッドからモアとその一派まで』(斉藤俊雄共訳 英潮社新社 英潮社新社・英語学・英文学叢書 1987年)
- A.Johnson『ロングマンよく使われる英語の慣用句とことわざ事典』(訳編 秀文インターナショナル 1995年)
- ジェリー・ノールズ『文化史的にみた英語史』(小野恭子共訳 開文社出版 1999年)
- ハイナー・ギルマイスター『英語史の基礎知識』(開文社出版 2000年)
- ワーズワス、シェリー、キーツ『小野茂訳詩集』南雲堂 2000年)
記念論文集
[編集]脚注
[編集]- ^ “訃 報 [2012年(平成24年)10月1日 ~]”. 東京都立大学同窓会. 2024年10月29日閲覧。
参考
[編集]- 小野茂「研究余滴 〈エッセイ 2〉英語と私」『学苑』第874号、光葉会、2013年8月、64-71頁、ISSN 1348-0103、NAID 110009596006。