崔精
崔精(チェ・ジョン、최정、1996年10月7日 - )は、韓国の囲碁棋士。韓国棋院所属、劉昌赫九段門下、九段。女流名人戦5連覇、穹窿山兵聖杯世界女子囲碁選手権優勝4回、三星火災杯世界囲碁マスターズ準優勝など。
経歴
[編集]2010年、13歳で入段。
2011年GGオークション杯女流対シニア連勝対抗戦で8人抜き。同年女流棋聖戦で芮廼偉に敗れ準優勝。2012年女流名人戦決勝で金美里に勝って優勝、GGオークション杯最終戦で曺薫鉉を破って女流チーム勝利を決定、BCカード杯世界囲碁選手権出場、二段。2013年女流名人戦決勝で朴志娟に勝って2連覇、三段昇段。
2012年スポーツアコードワールドマインドゲームズ女子個人戦で銅メダル、男女ペア戦で金メダル獲得。2013年黄龍士双登杯世界女子囲棋勝抜戦で3人抜きして韓国優勝とする。同年女流棋聖戦優勝、四段。2014年穹窿山兵聖杯世界女子囲碁選手権で優勝。2015年六段。
2016年七段、LG杯世界棋王戦でベスト16進出。2016年韓国プロ棋士賞金ランキングで9位になり(1億5200万ウォン)、2015年に初めて1億を超えてから3年連続1億ウォンを超えた[1]。2017年穹窿山兵聖杯2度目の優勝し、これにより九段昇段。2018年韓国竜星戦ベスト8、穹窿山兵聖杯3度目の優勝、九段。2019年真貯蓄銀行杯プロ・アマオープン戦ベスト4、仲邑菫新初段との記念対局に出場[2]。2020、21年マキシムコーヒー杯ベスト8。2021年、牛膝鳳爪杯韓国棋院選手権戦リーグ出場。2022年に三星火災杯世界囲碁マスターズで女流棋士で史上初の男女混合国際棋戦で決勝進出、決勝三番勝負で申眞諝に0-2で敗れ準優勝。2023年にGSカルテックス杯準優勝。
韓国囲碁リーグで2012年から楽スターリーグに出場、2014年は本戦リーグ出場。韓国女子囲碁リーグではソウル富久チームなどで出場。韓国囲碁棋士ランキングでは2016年58位、2021年29位、22年17位、23年2月に13位。2015年から中国女子団体戦にも出場。
タイトル歴
[編集]国際棋戦
- 穹窿山兵聖杯世界女子囲碁選手権 2014、2017、2018、2019年
- 明月山杯中日韓三国四地女子囲棋争覇戦 2017年
- 呉清源杯世界女子囲碁選手権 2019年、2021年、2023年
- SENKO CUPワールド碁女流最強戦 2023・24年
国内棋戦
- 女流名人戦 2012-16年
- 女流棋聖戦 2013年
- プロ女流国手戦 2017-20、2022-23年年
- 海成女流棋聖戦 2018-20、2022年
- IBK企業銀行杯女子囲碁マスターズ 2021、2023年
- 湖畔杯女子最高棋士決定戦・Dr.G 女子最高棋士決定戦 2022年、2023年(第2回)、2023年(第3回)
他の棋歴
[編集]国際棋戦
- 三星火災杯世界囲碁マスターズ 2022年準優勝
- LG杯世界棋王戦 2016年ベスト16(○范蘊若、×彭立尭)、2019年ベスト16
- BCカード杯世界囲碁選手権 ベスト64 2012年(×胡耀宇、×范廷鈺)
- IMSAエリートマインドゲームズ
- 穹窿山兵聖杯世界女子囲碁選手権 2015年ベスト4
- 呉清源杯世界女子囲碁選手権 準優勝 2018年
- 黄龍士双登杯世界女子囲棋勝抜戦
- スポーツアコードワールドマインドゲームズ
- アジアインドア・マーシャルアーツゲームズ 2013年女子団体戦銀メダル、男女ペア戦銀メダル(羅玄とペア)
- おかげ杯国際新鋭対抗戦 2015年団体戦優勝、2017年団体戦優勝、2018年団体戦優勝 2019年団体戦優勝
- 同里杯中韓新鋭対抗戦 2015年 1-2(×廖元赫、×趙晨宇、○於之瑩)
- 中日韓三国囲碁名人ペア戦 準優勝 2013年(劉昌赫とペア)
- 日中韓ペア碁名人選手権 2013年準優勝(劉昌赫とペア)、2017年優勝(趙漢乗とペア)
- 世界ペア碁最強位決定戦
- 2016年第3位(朴廷桓とペア)
- 2017年挑戦者(朴廷桓とペア)
- 2018年優勝(朴廷桓とペア)
- 2019年優勝(朴廷桓とペア)
- 華頂茶業杯・天台山農商銀行杯世界女流囲碁団体戦
- 農心辛ラーメン杯韓中クラシックスーパーマッチ 2022年 3-0(○劉小光、○於之瑩、○常昊)
- 湖盤杯ソウル新聞世界女子囲碁覇王戦 2022年 0-1(×上野愛咲美)
- アジア競技大会 2023年女子団体戦準優勝
国内棋戦、その他
- GSカルテックス杯プロ棋戦 2023年準優勝
- 牛膝鳳爪韓国棋院選手権戦 2022年12位
- 女流棋聖戦 準優勝 2011年、2021年、2023年
- プロ女流国手戦 準優勝 2021年
- SG杯ペア碁最強戦 優勝 2015年(朴承華とペア)、2016年(朴承華とペア)
- GGオークション杯女流対シニア連勝対抗戦
- 韓国囲碁リーグ
- 2012年楽スターリーグ(Kixx)8-10
- 2013年楽スターリーグ(ポスコケムテク)9-5
- 2014年(CJ E&M)0-1、楽スターリーグ 5-9
- 2016年(BGFリテールCU)4-7
- 2017年(BGFリテールCU)2-5
- 2019-20年(セルトリオン)8-7、ポストシーズン2-4
- 2020-21年(Com2uS Tygem)6-8
- 2021-22年(Com2uS Tygem)6-8
- 2021-22年(Com2uS Tygem)9-6
- 2022-23年(蔚山高麗亜鉛)8-11
- コロナ19克服祈願KB国民銀行囲碁リーグオールスター連勝戦 0-1 (×尹畯相)
- 韓国女子囲碁リーグ
- 2015年(ソウル富光タクス)8-4
- 2016年(ソウル富光タクス)12-2、ポストシーズン 2-0
- 2017年(ソウル富光薬品)12-2(同率最多勝)、ポストシーズン 4-0
- 2018年(忠南SGゴルフ)14-2(最多勝)、ポストシーズン3-0、優勝
- 2019年(ソウルサイバーORO)10-0、ポストシーズン1-0
- 2020年(保寧マッド)13-1(MVP、最多賞)、ポストシーズン2-0、優勝
- 2021年(保寧マッド)14-0(MVP、最多賞)、ポストシーズン5-0
- 2022年(保寧マッド)12-2
- 2023年(保寧マッド)10-2
- 大方建設杯シニアvs女子囲碁リーグチャンピオンカップ
- ニュースピムGAM杯女子囲碁最強戦 2022年 2-0(○金彩瑛、○呉侑珍)
- ハナ銀行MZ囲碁スーパーマッチ 2022年 0-1(×宋知勲)
- 中国全国囲棋選手権戦女子団体戦
- 2015年乙級(浙江非奥)
- 2016年(河北新奥)6-1
- 2017年(河北新奥)7-0
- 2018年(陳西天元棋院)7-0
- 2019年(浙江体彩)7-0
- 2020年(杭州智力運動学校)
- 2021年乙級(長城飯店)
注
[編集]- ^ HANGAME「李世乭,プロ棋士賞金王…1勝あたり1634万ウォン」2017.1.24
- ^ 日本棋院2019.1.23