本宿村
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もとじゅくむら 本宿村 | |
---|---|
復元された旧本宿村役場 | |
廃止日 | 1955年2月1日 |
廃止理由 |
編入 本宿村、岩津町、常磐村、河合村、藤川村、山中村、竜谷村、福岡町 → 岡崎市 |
現在の自治体 | 岡崎市 |
廃止時点のデータ | |
国 | 日本 |
地方 | 中部地方、東海地方 |
都道府県 | 愛知県 |
郡 | 額田郡 |
市町村コード | なし(導入前に廃止) |
面積 | 14.74 km2. |
総人口 |
2,782人 (1950年10月1日[1]) |
隣接自治体 | 額田郡山中村、豊富村、宝飯郡長沢村、蒲郡市 |
本宿村役場 | |
所在地 | 愛知県額田郡本宿村大字本宿字一里山39 |
座標 | 北緯34度53分32秒 東経137度15分39秒 / 北緯34.89233度 東経137.26075度座標: 北緯34度53分32秒 東経137度15分39秒 / 北緯34.89233度 東経137.26075度 |
ウィキプロジェクト |
本宿村(もとじゅくむら)は、かつて愛知県額田郡にあった村である。現在の岡崎市の東部に相当する。
沿革
[編集]- 江戸時代末期、この地域は西大平藩領、天領、寺社領、旗本領などであった。元々は法蔵寺の門前町であったが、東海道赤坂宿と藤川宿の間にあることから、間の宿としても栄えた。
- 1889年(明治22年)10月1日 - 上衣文村、大幡村、鶫巣村、鉢池村、本宿村が合併し、額田郡本宿村が発足する。
- 1926年(大正15年)4月1日 - 愛知電気鉄道(現・名鉄名古屋本線)本宿駅が開業。
- 1928年(昭和3年) - 3代目本宿村役場が竣工。
- 1933年(昭和8年)12月 - 宝飯郡蒲郡町の間に鉢地坂トンネルが開通。
- 1955年(昭和30年)2月1日 - 岡崎市に編入される。
行政
[編集]歴代村長
[編集]名前 | 就任日 | 退任日 |
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富田代太郎 | 1889年11月13日 | 1893年11月12日 |
永井隈治 | 1893年11月13日 | 1894年12月20日 |
天野伴吉 | 1894年12月20日 | 1909年2月20日 |
鈴木市太郎 | 1909年2月20日 | 1911年6月10日 |
永井貞治 | 1911年9月10日 | 1921年2月 |
小野田藤兵衛 | 1921年4月2日 | 1926年3月 |
小早川博 | 1926年3月 | 1932年3月 |
永井貞治 | 1932年4月 | 1933年10月 |
神谷重治 | 1933年10月 | 1937年10月 |
鈴木与一郎 | 1937年10月 | 1942年8月 |
小早川博 | 1942年8月 | 1946年3月21日 |
倉橋松蔵 | 1946年3月22日 | 1947年4月 |
鈴木勇 | 1947年4月5日 | 1948年9月 |
酒井国次 | 1948年9月6日 | 1948年12月 |
太田亀吉 | 1948年12月21日 | 1952年12月 |
小早川博 | 1952年12月22日 | 1955年2月 |
出典は『新編 岡崎市史 20 総集編』[2]
本宿村役場
[編集]1928年(昭和3年)、小早川博村長の時代に3代目本宿村役場が建てられ、岡崎市に編入される1955年(昭和30年)まで役場庁舎として使用された。
旧本宿村役場は2008年(平成20年)に解体されたが、保管部材を使用した復原工事が実施され、2022年(令和4年)4月に資料館「旧本宿村役場」が開館した[3][4]。岡崎市東部地域の歴史文化に関する展示がある。
交通
[編集]鉄道
[編集]道路
[編集]- 東名高速道路 - 岡崎市編入後に開通。
- 国道1号
- 国道473号
- 愛知県道38号蒲郡本宿線
- 旧東海道
教育
[編集]中学校
[編集]小学校
[編集]名所・旧跡
[編集]- 法蔵寺
- 金龍院
- 菩提院
- 本宿一里塚跡
- 本宿陣屋跡
- 近藤勇首塚
- 宇都野龍碩邸跡 - 宇津野家は本宿村における医者の家系である[5]。18世紀中頃の3代目当主宇津野立碩は既に医者だった。4代目宇津野立泉、5代目宇津野立達(1775年~1848年)、6代目宇津野龍泉(1799年~1862年)、7代目宇都野龍碩(1818年~????年)、8代目宇津野龍山(1842年~1878年)、9代目宇津野弌(宇津野碩遵、1946年~1916年)と続いた[5]。7代目宇都野龍碩はシーボルトの弟子の蘭方医である青木周弼の弟子。
脚注
[編集]- ^ 愛知県郡市町村勢要覧(愛知県総務部統計課 1951年10月刊行)
- ^ 新編岡崎市史編さん委員会『新編 岡崎市史 20 総集編』新編岡崎市史編集委員会、1993年、pp.609-610
- ^ “旧本宿村役場が開館します”. 岡崎市 (2022年3月25日). 2022年7月20日閲覧。
- ^ “14年前に解体の旧本宿村役場が復活 岡崎、昔の息吹伝える資料館に”. 中日新聞Web. (2022年4月14日) 2022年7月20日閲覧。
- ^ a b 新編岡崎市史編さん委員会『新編 岡崎市史 20 総集編』新編岡崎市史編集委員会、1993年、pp.48-49
参考文献
[編集]- 新編岡崎市史編さん委員会『新編 岡崎市史 20 総集編』新編岡崎市史編集委員会、1993年