東京基督神学校
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東京基督神学校(とうきょうきりすとしんがっこう、英称、Tokyo Christian Theological Seminary)は、千葉県印西市にあった福音派の超教派神学校の1つ。東京キリスト教学園(東京基督教大学、共立基督教研究所)の一部であった。聖書宣教会と並んで福音主義神学教育の拠点となっていた。
法的には専修学校(神学専門課程、3年制)として規定されていた。そして、大卒者を対象として、教会教職養成を行っていた。
2012年3月に閉校し、その教会教職者養成の機能は東京基督教大学大学院神学研究科(2012年4月開設)に、教会音楽奉仕者養成の機能は東京基督教大学教会音楽専攻科(2011年4月開設)に、それぞれ引き継がれた。
沿革
[編集]- 1949年10月16日 - 東京基督神学校がJPM(Japan Persbyterian Mission)の宣教師達の協力で東京都杉並区堀ノ内(長谷川真太郎の自宅)で開校する。校長は横浜海岸教会の牧師渡辺連平で、ヤングが校長で、長谷川真太郎が学監だった。
- 1950年 - 高卒入学者のために予科を設立する。
- 1951年5月 - 東京基督神学校一時閉校、長谷川真太郎ら一部の教師と生徒が、運営方針の違いから離脱して別箇団体の東京神学塾を設立する。
- 1951年 - JPMのJ.M.L.ヤング宣教師らによって日本基督神学校に改称、改組される。
- 1954年4月 - カレッジ科を新設する。
- 1968年 - 東京都東久留米市に移転。
- 1979年 - 学校法人東京キリスト教学園のもとに、東京キリスト教短期大学、日本基督神学校、共立キリスト教研究所(翌年、共立基督教研究所に改称)が設置される。
- 1980年 - 東京都国立市に移転する。
- 1981年4月 - 東京基督神学校に改称する。
- 1986年4月 - 下川友也校長に就任。
- 1990年 - 千葉県印旛郡印西町(現在、千葉県印西市)に移転。
- 2000年 - 音楽科を設置。
- 2004年 - 山口陽一校長に就任。
- 2010年 - 東京基督教大学との改組により学生募集停止。
- 2012年3月 - 最後の卒業生を送り出し、閉校。
特徴
[編集]- 信仰の立場として、宗教改革の理念、特にウェストミンスター信仰告白を重視していた。
元教師
[編集]著名な出身者
[編集]- 小畑進(1952年卒業・第1回、元東京基督神学校教授)
- 田辺滋(1953年卒業・第2回、元東京基督神学校教授、新改訳聖書旧約研究員)
- 鈴木昌(1954年卒業・第3回東京聖書教会牧師)
- 宇田進(1956年・第3回、日本長老教会教師、神学者、東京基督教大学名誉教授)
- 堀越暢治(1962年・第9回、いのちありがとうの会理事長、創愛キリスト教会牧師、元日本長老教会四日市キリスト教会牧師)
- 下川友也(1967年・第13回、元東京基督神学校校長)
- 木内伸嘉(1978年・第24回、東京基督教大学第2代学長)
- 倉沢正則(1981年・第27回、東京基督教大学第4代学長)
- 櫻井圀郎(1984年・第30回、東京基督教大学教授)
- 大和昌平(1984年・第30回、東京基督教大学准教授、東京基督神学校教師)
- 伊藤明生(1985年・第31回、東京基督教大学教授)
- 山口陽一(1985年・第31回、東京基督神学校校長)
- 小林高徳(1987年・第33回、東京基督神学校教授)
関連項目
[編集]脚注
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