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深谷観光バス

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深谷観光バス株式会社
深谷観光バス「ふっかちゃん」ラッピングバス
種類 株式会社
市場情報 非上場
略称 FKK
本社所在地 日本の旗 日本
366-0819
埼玉県深谷市西大沼356[1]
設立 1962年昭和37年)[1]
業種 陸運業
法人番号 7030001086558 ウィキデータを編集
事業内容 一般貸切旅客自動車運送事業
一般乗合旅客自動車運送事業
特定旅客自動車運送事業
旅行業
一般労働者派遣事業[1]
代表者 代表取締役 高田勇三[1]
資本金 2,700万円[1]
従業員数 18名(2020年5月15日現在)[1]
外部リンク https://www.fukayakanko.com/
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ふっかちゃんがデザインされた観光仕様の車両

深谷観光バス株式会社(ふかやかんこうバス)は、埼玉県深谷市本社を置くバス事業者である[1]貸切バス事業と特定バス事業を行ってきたが、2020年4月からは乗合バス事業にも参入した。

概要

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1962年昭和37年)に旧深谷町町会議員や地元有志から出資を募り、株式会社として設立された[1]。そうした設立経緯から、公共交通機関の乏しい当地にあって地域住民の利便性を高めるべく、公共的責任を担うことを会社運営の理念としている[1]埼玉県バス協会全国旅行業協会、埼玉旅行業協会会員[1]

埼玉県深谷市に営業所を設けて貸切バス事業を行っている。貸切バスの営業区域は埼玉県全域と群馬県伊勢崎市太田市[1]である。

また旅行業も営み、ツアーの企画や手配、航空券やホテル予約などの取り扱いも手がける。

路線バス

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  • 深谷日赤病院
    • KN1 籠原駅南口 - ARIO深谷 - 東都大学2号館 - 深谷日赤
    • KN2 [急行] 籠原駅南口 - ARIO深谷 - 東都大学2号館 - 深谷日赤(籠原駅 - ARIO深谷間ノンストップ) ※平日のみ。朝駅発、夕日赤発
    • KN3 籠原駅南口 - ARIO深谷 - 東都大学2号館 ※平日夜および土休日日中の一部便
    SuicaPASMOなどの交通系ICカードは利用不可。PayPayが利用可能だが200円均一運賃のみ対応で、各種割引は対応不可。
  • 深谷駅北-籠原駅北路線(2024年12月1日運行開始予定)[2]
    • 深谷大里看護専門学校 - 深谷駅北口間
      • FK1 深谷大里看護専門学校 → 深谷郵便局前 → 深谷駅北口
      • FK2 深谷大里看護専門学校 ← モリタネグリーン前 ← 深谷郵便局前 ← 深谷駅北口
      深谷大里看護専門学校付近の折り返し経路の関係でモリタネグリーン前は専門学校行きのみ経由する。そのため、両方向で系統番号が異なっている。
    • 深谷駅北口 - 深谷日赤間
      • FK3 深谷駅北口 → 深谷市役所南 → 深谷商業高校前深谷第一高校前 → 国済寺町 → 深谷日赤
      • FK4 深谷駅北口 ← 深谷市役所南 ← 深谷商業高校前 ← 深谷第一高校前 ← 国済寺町 ← ARIO深谷 ← 深谷日赤
      • FK8 [急行]深谷駅北口 - 深谷日赤(直行) ※ 平日1往復のみ
      深谷日赤付近の折り返し経路の関係でARIO深谷は深谷駅行きのみ経由する。そのため、両方向で系統番号が異なっている。
      急行は、FK3・4の経路とは関係なく、最短経路で深谷駅と日赤とを直通する[3]
    • 深谷日赤 - 籠原駅北口間
      • FK5 深谷日赤 → ARIO深谷 → 国済寺町 → JA幡羅 → 東方鈴木屋 → 籠原駅北口
      • FK6 深谷日赤 ← 国済寺町 ← JA幡羅 ← 東方鈴木屋 ← 籠原駅北口
      深谷日赤付近の折り返し経路の関係でARIO深谷は籠原駅行きのみ経由する。そのため、両方向で系統番号が異なっている。
    • 深谷駅北口 - 籠原駅北口間
      • FK7 深谷駅北口 - 深谷市役所南 - 深谷商業高校前 - 深谷第一高校前 - JA幡羅 - 東方鈴木屋 - 籠原駅北口
      両駅共に公共ロータリーで折り返して、経路違いは生じないため、両方向で系統番号は共通。

路線バス参入の背景

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籠原駅南口 - 深谷日赤間は国際十王交通が、2004年3月から2018年9月末までバス路線を保有していたが、採算が取れず、深谷市・熊谷市としても補助金を交付して存続を図る対象とは判断しなかったため撤退した。熊谷市は2018年10月より代替として既存のコミュニティバスゆうゆうバス」増発などの対応も行ったが、コミュニティバスであることから基本的に市境を跨がず、また運行本数にも限界があり、車両も小型であることから、地元からは混雑緩和等を求める声が上がっていた。

深谷観光バスでは、元々東都大学のスクールバスを受託しており、その置き換えも含む形で2020年4月より運行を開始した。

深谷市や熊谷市が国際十王交通の撤退に合わせて運行を委託した路線ではなく新規参入のため[4][5]廃止代替バスやコミュニティバスには該当せず、両市から補助金等の交付予定もない。


深谷北路線に関しては、深谷駅北口-籠原駅北口間を、こちらもかつて国際十王交通が運行していて、2020年3月31日付で撤退した路線(こちらは、昭和の時代から東武バスによって運行されていた歴史があり、沿線住民にも馴染みのある路線)がベースとなっており、そこを基点として、各種課題を整理の上、経路を拡大する形で深谷観光バス・深谷市・深谷大里福祉専門学校の共創事業として企画され、国の地域公共交通保維持改善事業費補助金(共創・MaaS実証プロジェクト)に応募・採択され、同補助金を活用する形で運行される[3]。なお、熊谷市側の説明(質疑応答)によれば、深谷市から補助金を受けて運行される予定としているが、先述の補助金と別枠なのかは不明[6]

契約輸送

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スクールバス

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  • 東都大学のスクールバス運行を受託している(うち籠原駅発着は、前述の一般路線バスに移行)。
  • 埼玉県立妻沼高等学校のスクールバス運行を受託している。

送迎バス

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車両

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貸切バスの車両には、深谷市のキャラクターふっかちゃん」がデザインされた車両も在籍する。

路線バスの車両として、日野・ブルーリボンIIノンステップバス(みつばバスパートナーズからの移籍車)が1台配置されている。

脚注

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外部リンク

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