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田村栄太郎

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

田村 栄太郎(たむら えいたろう、1893年明治26年〉9月25日 - 1969年昭和44年〉11月29日)は、歴史家で、反骨・在野の民間史学者だった。遊廓街で育ったことから幼少時から遊女らと交渉を持った。風俗関係に関する研究で知られ、数多くの著書を出した。

任侠の世界なども著すが、民間史学としては、原典考証でやや未整理な点がある[要出典]

経歴

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  • 1893年 - 群馬県高崎市人力車宿を営む家に生まれる
  • 高崎商業学校を病気のため卒業間際に中退、病気が治ったあと上京、明治薬学校(現・明治薬科大学)に入るがほどなく中退、台湾に渡り、漢方薬の研究をするがほどなく帰国。1916年ころ結婚。左翼運動に参加する。
  • 1923年 - 群馬共産党事件で検挙される
  • 1928年 - 群馬県議会選挙に立候補するが落選
  • 1929年 - 上京、以降群馬県には戻らず
  • 1930年 - 「日本農民一揆録」を著す
  • 1960年 - 雄山閣から「著作集」を出版
  • 1969年 - 死去

著書

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  • 『五分の魂』聖光社書店 1925 ノンキナトウサン文庫
  • 『日本農民一揆録』南蛮書房 1930 
  • 『明治初年の政治的農民一揆』文藝戰線出版部 1930
  • 『一揆・雲助・博徒』大畑書店 1933 
  • 『封建制下の農民一揆』叢文閣 1933
  • 「戰爭を覘く」白揚社、1934年
  • 『忠臣蔵物語』白揚社 1934 
  • 『歴史の人物を抉ぐる』白揚社 1934 
  • 『近世日本交通史 伝馬制度と参覲交代』清和書店 1935
  • 『歴史の真実を衝く』学芸社 1935 
  • 「日本風俗史」三笠書房、1936年
  • 『郷土史研究の手引』白揚社 1938
  • 日柳燕石』春陽堂書店 1939
  • 板倉伊賀守』三元社 1941 
  • 川路聖謨」日本電報通信社出版部 、1942年
  • 『維新海軍の人々』北海出版社 1943
  • 『外人の観た明治の日本』興亜書房 1943 
  • 『日本工業前史』東洋堂 1943
  • 『日本工業文化史』科学主義工業社 1943
  • 『日本電気技術者伝』科学新興社 1943
  • 『日本の技術者』興亜書房 1943
  • 渡辺崋山の人と思想」今日の問題社、1943年
  • 大蔵永常 産業指導者』図書出版 1944
  • 川村純義中牟田倉之助伝 明治海軍の創始者』日本軍事図書 1944
  • 『日本の産業指導者』国民図書刊行会 1944
  • 「近代日本農民運動史論」月曜書房、1948年
  • 『裏返忠臣蔵』潮流社 1949
  • 「やくざ」潮流社、1949年
  • 『やくざ考』雄山閣 1958
  • 『妖婦列伝』雄山閣 1960
  • 赤穂浪士 その歴史的背景と人間性』雄山閣出版 1964
  • 『江戸東京風俗地理』第1-4 雄山閣 1964-65
  • 「やくざの生活」雄山閣出版、1964年
  • 『史料からみた秀吉の正体』雄山閣 1965
  • 「江戸時代 町人の生活」雄山閣出版、1966
  • 『史料からみた日蓮の正体』雄山閣出版 1966
  • 『史料からみた義経と頼朝』雄山閣 1966
  • 勝麟太郎』雄山閣出版 1967 人物史叢書
  • 『江戸時代の交通 近世日本交通史』雄山閣出版 1970
  • 『史料からみた勝海舟』雄山閣 1974
  • 『日本の風俗』編 柏書房 1981
  • 『人物・近世産業文化史』雄山閣出版 1984
  • 『人物・近世洋学文化史』雄山閣出版 1984
  • 『日本職人技術文化史』雄山閣出版 1984
  • 『近世の農民一揆』雄山閣出版 1985
  • 『人物・近世エレキテル文化史』雄山閣出版 1985
  • 『考証忍者物語』雄山閣出版 1988
  • 『江戸庶民の暮らし』雄山閣 2003
  • 『江戸城』雄山閣 2003
  • 『江戸やくざ研究』雄山閣 2003
  • 『江戸やくざ列伝』雄山閣 2003
  • 『大江戸の栄華』雄山閣 2003

著作集

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『田村栄太郎著作集』雄山閣出版(全7巻)、1960-61年

  • (1)世直し
  • (2)江戸の風俗 武家篇
  • (3)江戸の風俗 町人篇
  • (4)実録小説考
  • (5)妖婦列伝
  • (6)郷土史入門 上巻
  • (7)郷土史入門 下巻

評伝

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外部リンク

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