陳傑憲
統一ライオンズ #24 | |
---|---|
2017年8月18日 | |
基本情報 | |
国籍 | 中華民国 |
出身地 | 台湾省高雄県 |
生年月日 | 1994年1月7日(30歳) |
身長 体重 |
173 cm 73 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投左打 |
ポジション | 外野手、遊撃手、二塁手 |
プロ入り | 2016年 ドラフト2位 |
初出場 | 2016年7月29日 |
年俸 | 月給51万台湾元(2021年) |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
| |
国際大会 | |
代表チーム | チャイニーズタイペイ |
WBC | 2023年 |
この表について
|
陳 傑憲 | |
---|---|
各種表記 | |
繁体字: | 陳 傑憲 |
簡体字: | 陈 杰宪 |
拼音: | Chén Jiéxiàn |
注音符号: | ㄔㄣˊㄐㄧㄝˊㄒㄧㄢˋ |
和名表記: | ちん けつけん |
発音転記: | チェン・ジェシェン |
英語名: | Chen Chieh-Hsien |
獲得メダル | ||
---|---|---|
男子 野球 | ||
チャイニーズタイペイ | ||
アジア プロ野球チャンピオンシップ | ||
銅 | 2023 |
陳 傑憲(チェン・ジェシェン、1994年1月7日 - )は、台湾の高雄県出身のプロ野球選手(内野手、外野手)。右投左打。現在はCPBLの統一ライオンズに所属している。
経歴
[編集]プロ入り前
[編集]台湾の高雄県(現:高雄市)出身。高校時代は日本の岡山県共生高等学校に留学[1]。一学年上には後に日本プロ野球でプロ入りすることになる呉念庭と廖任磊がいた。高校卒業後は帰台し、台湾電力に入社。2016年のドラフトで統一セブンイレブン・ライオンズから2位指名を受け入団。
統一ライオンズ時代
[編集]2017年開幕前の「侍ジャパン強化試合 日本 vs チャイニーズタイペイ」のチャイニーズタイペイ代表に選出されたが、同月の第4回ワールド・ベースボール・クラシックの代表選出はならなかった。レギュラーシーズンでは王柏融に次ぐリーグ2位の打率.387、王勝偉に次ぐリーグ2位の17盗塁を記録しブレイク。11月には2017 アジアプロ野球チャンピオンシップチャイニーズタイペイ代表に選ばれた。
2018年11月には「ENEOS 侍ジャパンシリーズ2018」のチャイニーズタイペイ代表に選出。
2019年は4月20日の中信兄弟戦で右手に死球を受けた際に骨折をし[2]、長期離脱をした。結局、年内に復帰することはできず20試合出場でシーズンを終えた。
2020年の開幕戦で決勝タイムリーを放った[3]。4月は遊撃手で出場していたが、失策が多く同月25日からは指名打者での出場が増えた[4]。5月10日以降は外野手として試合に出続けた。外野では内野の守備とは一転し、好プレーを連発した[5]。同月と6月共に月間打率4割を記録するも、月間MVPには届かなかった。7月には打率.246と調子を落とすも、8月には再び打率4割をマークし月間MVPを獲得した[6]。最終的には統一ライオンズの記録を塗り替える174安打をマークするなど[7]、首位打者、最多安打、ベストナインを獲得した[8]。チームメイトの林安可、蘇智傑も外野手部門のベストナインを受賞し、CPBL史上初となる同一チームで外野を独占する形となった[9]。台湾シリーズでは駄目押しとなるホームランを放つなど[10]、打率.310を記録した[11]。
選手としての特徴
[編集]ミート力が高く、バッティングフォームは広島東洋カープに所属している秋山翔吾を参考にしている[12]。
詳細情報
[編集]年度別打撃成績
[編集]年 度 |
球 団 |
試 合 |
打 席 |
打 数 |
得 点 |
安 打 |
二 塁 打 |
三 塁 打 |
本 塁 打 |
塁 打 |
打 点 |
盗 塁 |
盗 塁 死 |
犠 打 |
犠 飛 |
四 球 |
敬 遠 |
死 球 |
三 振 |
併 殺 打 |
打 率 |
出 塁 率 |
長 打 率 |
O P S |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2016 | 統一 | 37 | 131 | 116 | 18 | 40 | 27 | 0 | 2 | 53 | 14 | 5 | 3 | 2 | 1 | 11 | 0 | 1 | 11 | 0 | .345 | .403 | .457 | .860 |
2017 | 114 | 516 | 437 | 113 | 169 | 34 | 5 | 3 | 222 | 48 | 17 | 11 | 3 | 5 | 53 | 7 | 9 | 36 | 6 | .387 | .458 | .508 | .966 | |
2018 | 112 | 527 | 463 | 102 | 165 | 26 | 7 | 8 | 229 | 60 | 16 | 11 | 4 | 1 | 46 | 10 | 3 | 43 | 8 | .356 | .417 | .495 | .912 | |
2019 | 20 | 88 | 78 | 17 | 29 | 3 | 0 | 2 | 38 | 15 | 5 | 2 | 0 | 1 | 8 | 0 | 1 | 5 | 2 | .372 | .432 | .487 | .919 | |
2020 | 115 | 549 | 484 | 99 | 174 | 32 | 4 | 3 | 223 | 67 | 21 | 10 | 1 | 8 | 48 | 1 | 7 | 42 | 5 | .359 | .419 | .461 | .880 | |
通算:5年 | 398 | 1811 | 1578 | 349 | 577 | 102 | 16 | 18 | 765 | 204 | 64 | 37 | 10 | 16 | 166 | 18 | 21 | 137 | 21 | .366 | .429 | .485 | .914 |
- 2020年度シーズン終了時
- 各年度の太字はリーグ最高
年度別守備成績
[編集]年 度 |
球 団 |
二塁 | 遊撃 | 外野 | |||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
試 合 |
刺 殺 |
補 殺 |
失 策 |
併 殺 |
守 備 率 |
試 合 |
刺 殺 |
補 殺 |
失 策 |
併 殺 |
守 備 率 |
試 合 |
刺 殺 |
補 殺 |
失 策 |
併 殺 |
守 備 率 | ||
2016 | 統一 | 3 | 4 | 5 | 0 | 0 | 1.000 | 19 | 28 | 43 | 7 | 8 | .910 | 17 | 22 | 3 | 0 | 1 | 1.000 |
2017 | - | 108 | 182 | 269 | 23 | 82 | .951 | 7 | 11 | 0 | 0 | 0 | 1.000 | ||||||
2018 | 4 | 3 | 5 | 1 | 1 | .889 | 95 | 164 | 202 | 30 | 55 | .924 | 14 | 23 | 3 | 1 | 0 | .963 | |
2019 | 13 | 16 | 37 | 4 | 7 | .930 | - | 7 | 14 | 0 | 0 | 0 | 1.000 | ||||||
2020 | - | 11 | 15 | 29 | 7 | 7 | .863 | 88 | 215 | 6 | 3 | 1 | .987 | ||||||
通算 | 20 | 23 | 47 | 5 | 8 | .933 | 233 | 389 | 543 | 67 | 152 | .933 | 133 | 285 | 12 | 4 | 2 | .987 |
- 2020年度シーズン終了時
タイトル
[編集]表彰
[編集]記録
[編集]- 初記録
- 初出場:2016年7月29日、対義大ライノズ26回戦(台南市立野球場)、8回裏に林志賢の代走で出場
- 初盗塁:同上、8回裏に二盗(投手:力猛、捕手:方克偉)
- 初打席:2016年7月31日、対義大ライノズ28回戦(台南市立野球場)、9回裏に倪福德から三振
- 初先発出場:2016年8月3日、対中信兄弟23回戦(台南市立野球場)、9番・遊撃手で先発出場
- 初安打・初打点:同上、4回裏に鄭凱文から左適時二塁打
- 初本塁打:2016年8月7日、対Lamigoモンキーズ30回戦(台南市立野球場)、7回裏に羅曼から中越3ラン
- その他の記録
- オールスターゲーム出場:2回(2017年、2018年)
背番号
[編集]- 46(2016年)
- 24(2017年 - )
代表歴
[編集]- 第1回21U野球ワールドカップ チャイニーズタイペイ代表
- 2015年アジア野球選手権大会 チャイニーズタイペイ代表
- 2017 アジア プロ野球チャンピオンシップ チャイニーズタイペイ代表
- 2023 アジア プロ野球チャンピオンシップ チャイニーズタイペイ代表
脚注
[編集]- ^ “【棒球留學5】陳傑憲的瘋狂日本高校生涯 每周4場比賽連打3年 | 蘋果新聞網 | 蘋果日報” (中国語). 蘋果新聞網. 2020年7月12日閲覧。
- ^ 鄧心瑜/台北報導. “中職》陳傑憲遭球吻骨折 雖難過但不怪楊志龍” (中国語). 體育 - 中時新聞網. 2019年4月20日閲覧。
- ^ “世界最速で台湾プロ野球開幕 延長11回死闘/詳細 - プロ野球 : 日刊スポーツ”. nikkansports.com. 2020年4月12日閲覧。
- ^ ETtoday新聞雲. “中職/陳傑憲游擊屢屢失誤重挫信心 餅總:看了很椎心 | ETtoday體育新聞 | ETtodayAMP” (中国語). ETtoday新聞雲. 2020年5月5日閲覧。
- ^ 自由體育. “中職》擺脫內野失誤陰影 陳傑憲外野大秀超狂接殺美技(影音) - 自由體育”. sports.ltn.com.tw. 2020年7月11日閲覧。
- ^ “2020年8月MVP|【投手】羅傑斯、【打擊】陳傑憲”. www.cpbl.com.tw. 2020年9月1日閲覧。
- ^ “中職/安打王難MVP 陳傑憲看團隊” (中国語). tw.sports.yahoo.com. 2020年11月13日閲覧。
- ^ “中職/最佳十人外野「三帥」包辦 陳傑憲盼讓稱號變響亮 | 體育” (中国語). 新頭殼 Newtalk (2020年11月16日). 2020年11月16日閲覧。
- ^ 聯合新聞網 (20201117T102904Z). “中職/獅隊3帥全說感謝他 郭俊佑:是我比較幸運 | 聯合新聞網:最懂你的新聞網站” (中国語). 聯合新聞網. 2020年11月17日閲覧。
- ^ “「世界最速開幕」の台湾プロ野球、ファン熱狂の台湾シリーズは統一が激闘制し7年ぶり優勝”. スポーツナビ. 2020年11月17日閲覧。
- ^ “中華職棒大聯盟全球資訊網 The Official Site of CPBL”. www.cpbl.com.tw. 2020年11月8日閲覧。
- ^ “「台湾の牛若丸」 台湾プロ野球・統一ライオンズ 陳傑憲選手に独占インタビュー | パ・リーグ インサイト | パ・リーグ公式メディア情報サイト” (jp). insight.official-pacificleague.com. 2018年9月14日閲覧。
外部リンク
[編集]- 選手の各国通算成績 CPBL、Baseball-Reference (CPBL)