静田靖
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静田 靖(しずた やすし)は、日本の数理科学者・物理学者。奈良女子大学・大阪工業大学元教授。理学博士(京都大学)。元京都大学数理解析研究所研究員。
専門は、数理科学・物理学・量子アルゴリズム、数値解析/数値シミュレーション。
略歴
[編集]1959年京都大学理学部物理学科卒業。1961年同大学大学院理学研究科物理学専攻修士課程修了。1965年同大学大学院理学研究科博士課程修了、理学博士(京都大学)[1]。京都大学数理解析研究所研究員[2]などを経て、1986年奈良女子大学理学部教授。1999年大阪工業大学情報科学部教授。2002年同学部情報科学科(現:情報知能学科)教授。2006年大阪工業大学退職[3]。大阪工業大学情報科学部において、主に奈良女子大学との研究連携に貢献した。
主な所属学会は、アメリカ数学会(AMS)、日本数学会など。主な著書は、The initial boundary value problem for symmetric hyperbolic systems with characteristic boundary - Qualitative Aspects and Applications of Nonlinear Evolution Equations (World Scientific1995)。
主な研究
[編集]- 対称双曲型偏微分方程式系の初期値境界値問題
- 線型および非線型対称双曲系の特性的境界値問題 科学研究費助成事業:研究課題/領域番号 09440061、奈良女子大学との共同研究
- 輸送方程式の作用素論的取扱い:Navier-Stokes方程式等の位相解析的数値解析的研究
- Faddeevの方法について: 散乱理論数学
- 量子アルゴリズムの研究〜 量子コンピュータに向けて
脚注
[編集]- ^ 静田靖 (1965). On fundamental equation of spatially independent problems in neutron thermalization theory [中性子の熱中性子化理論における空間非依存的問題の基礎方程式について] (理学博士 乙第420号). Vol. 京都大学. hdl:2433/211524. NAID 500000428126。
- ^ 静田靖、望月清「Faddeevの方法について (散乱の理論の数学に關する研究会報告集)」『数理解析研究所講究録』第6巻、京都大学数理解析研究所、1965年5月、2-11頁、CRID 1050845760582076416、hdl:2433/107368、ISSN 1880-2818。
- ^ 2006年度退職教員・2007年度新任教員の情報 大阪工業大学 情報科学部 同窓会組織 「北山会」