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1994年の映画

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1994年の映画(1994ねんのえいが)では、1994年(平成6年)の映画分野の動向についてまとめる。

1993年の映画 - 1994年の映画 - 1995年の映画

出来事

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世界

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日本

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日本の映画興行

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  • 入場料金(大人)
  • 入場者数 1億2299万人[8] - 1992年(平成4年)の1億2560万人を下回るワースト記録。〔ただし、1996年にはワースト記録を更新する。〕
  • 興行収入 1535億9000万円[8] - 〔初めて、〕アニメが邦画配給収入の過半数を占めた[9]
配給会社別年間配給収入
配給会社 配給本数 年間配給収入 概要
前年対比
松竹 14 51億5159万円 男はつらいよ 寅次郎の縁談』/『釣りバカ日誌4』は『男はつらいよ』シリーズの最高の配給収入15.7億円を記録する。奥山和由常務取締役が自ら撮り直した『RAMPO』は配給収入12億円のヒットとなった。『忠臣蔵外伝 四谷怪談』の公開延期で急遽公開された『釣りバカ日誌スペシャル』(5.6億円)は今一つ。秋に公開された『忠臣蔵外伝 四谷怪談』は3億円台と期待外れ。
77.4%
東宝 18 118億6376万円 10年連続の年間配給収入100億円突破。『平成狸合戦ぽんぽこ』(26.3億円)、『ゴジラvsメカゴジラ』(18.7億円)、『ドラえもん のび太と夢幻三剣士』(13.5億円)、『ヒーローインタビュー』(13.4億円)、『クレヨンしんちゃん ブリブリ王国の秘宝』(10.7億円)が偉業に貢献した。配給収入10億円突破番組の半数が東宝。
109.8%
東映 27 70億2628万円 ドラゴンボールZを中心とした『'94春東映アニメフェア』(14.5億円)と『'94夏東映アニメフェア』(11.2億円)、正月公開『劇場版美少女戦士セーラームーンR』(13億円)のアニメ3番組が配給収入10億円を突破した。『ストリートファイターII MOVIE』(7億円)は好稼動。『首領を殺った男』・『東雲楼 女の乱』のような東映が得意としたアダルト路線は不振、『集団左遷』は低調。
110.0%
出典:「1994年度日本映画・外国映画業界総決算--経営/製作/配給/興行のすべて」『キネマ旬報1995年平成7年)2月下旬号、キネマ旬報社、1995年、154 - 156頁。 

各国ランキング

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日本配給収入ランキング

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1994年日本配給収入トップ10

順位 題名 制作国 配給 配給収入
1 クリフハンガー アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 東宝東和 40億円
2 トゥルーライズ アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 日本ヘラルド 35億円
3 平成狸合戦ぽんぽこ 日本の旗 日本 東宝 26.3億円
4 シンドラーのリスト アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 UIP 20.6億円
5 ライオン・キング アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 ブエナ・ビスタ 20億円
6 ゴジラvsメカゴジラ 日本の旗 日本 東宝 18.7億円
7 パーフェクト・ワールド アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 ワーナー・ブラザース 17億円
8 ミセス・ダウト アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 20世紀FOX 16億円
9 男はつらいよ 寅次郎の縁談 日本の旗 日本 松竹 15.7億円
10 ドラゴンボールZ 危険なふたり!超戦士はねむれない/スラムダンク 日本の旗 日本 東映 14.5億円
1994年邦画配給収入トップ10
順位 題名 配給 配給収入 備考
1 平成狸合戦ぽんぽこ 東宝 26.3億円
2 ゴジラvsメカゴジラ 東宝 18.7億円
3 男はつらいよ 寅次郎の縁談
釣りバカ日誌6
松竹 15.7億円
4 ドラゴンボールZ 危険なふたり!超戦士はねむれない
Dr.スランプ ほよよ!助けたサメに連れられて
スラムダンク
東映 14.5億円
5 ドラえもん のび太と夢幻三剣士
ドラミちゃん 青いストローハット
ウメ星デンカ 宇宙の果てからパンパロパン
東宝 13.5億円
6 ヒーローインタビュー 東宝 13.4億円
7 劇場版美少女戦士セーラームーンR
メイクアップ!セーラー戦士
ツヨシしっかりしなさい ツヨシのタイムマシーンでしっかりしなさい
東映 13.0億円
8 RAMPO 松竹
松竹富士
12.0億円
9 ドラゴンボールZ 超戦士撃破!!勝つのはオレだ
Dr.スランプ アラレちゃん んちゃ!!わくわくハートの夏休み
スラムダンク 全国制覇だ! 桜木花道
東映 11.2億円
10 クレヨンしんちゃん ブリブリ王国の秘宝 東宝 10.7億円 [注 1]
出典:1994年配給収入10億円以上番組 - 日本映画製作者連盟
1994年洋画配給収入トップ10
順位 題名 製作国 配給 配給収入 備考
1 クリフハンガー アメリカ合衆国の旗 東宝東和 40.0億円 [注 2]
2 トゥルーライズ アメリカ合衆国の旗 日本ヘラルド 35.0億円 [注 3]
3 シンドラーのリスト アメリカ合衆国の旗 UIP 20.5億円 [注 4]
4 ライオン・キング アメリカ合衆国の旗 ブエナ・ビスタ 20.0億円 [注 5]
5 パーフェクト・ワールド アメリカ合衆国の旗 ワーナー・ブラザース 17.0億円
6 ミセス・ダウト アメリカ合衆国の旗 20世紀FOX 16.0億円
7 メジャーリーグ2 アメリカ合衆国の旗 東宝東和 13.0億円
8 めぐり逢えたら アメリカ合衆国の旗 ソニー 12.0億円
9 フリントストーン/モダン石器時代 アメリカ合衆国の旗 ユニバーサル映画/UIP 11.0億円
10 クール・ランニング アメリカ合衆国の旗 ブエナ・ビスタ 10.0億円 [注 6]
10 マイ・ライフ アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 松竹富士 10.0億円
#10の出典:1、『キネマ旬報ベスト・テン85回全史 1924-2011』キネマ旬報社〈キネマ旬報ムック〉、2012年5月、534頁。ISBN 978-4873767550 
2、キネマ旬報1995年2月下旬号 総決算
上記以外の出典:1994年配給収入10億円以上番組 - 日本映画製作者連盟

全世界興行収入ランキング

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1994年全世界興行収入トップ10
順位 題名 スタジオ 興行収入
1 ライオン・キング ブエナ・ビスタ・ピクチャーズ $987,483,777
2 フォレスト・ガンプ/一期一会 パラマウント映画 $677,945,399
3 トゥルーライズ 20世紀フォックス $378,882,411
4 マスク ニュー・ライン・シネマ $351,583,407
5 スピード 20世紀フォックス $350,448,145
6 フリントストーン/モダン石器時代 ユニバーサル・スタジオ $341,631,208
7 ジム・キャリーはMr.ダマー ニュー・ライン・シネマ $247,275,374
8 フォー・ウェディング ワーキング・タイトル・フィルムズ $245,700,832
9 インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア ワーナー・ブラザース $223,664,608
10 今そこにある危機 パラマウント映画 $215,887,717
出典:1994 Worldwide Box Office Results”. Box Office Mojo. 2015年12月17日閲覧。

北米興行収入ランキング

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1994年北米興行収入トップ10
順位 題名 スタジオ 興行収入
1. フォレスト・ガンプ/一期一会 パラマウント $329,694,499
2. ライオン・キング ディズニー $312,855,561
3. トゥルーライズ 20世紀FOX $146,282,411
4. サンタクローズ ディズニー $144,833,357
5. フリントストーン/モダン石器時代 ユニバーサル $130,531,208
6. ジム・キャリーはMr.ダマー ニューラインシネマ $127,175,374
7. 今そこにある危機 パラマウント $122,187,717
8. スピード 20世紀FOX $121,248,145
9. マスク ニューラインシネマ $119,938,730
10. パルプ・フィクション ミラマックス $107,928,762
出典: 1994 Domestic Yearly Box Office Results”. Box Office Mojo. 2015年12月25日閲覧。

フランス観客動員数ランキング

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  1. ライオン・キングアメリカ合衆国の旗
  2. Un Indien dans la villeフランス語版フランスの旗
  3. フォー・ウェディングイギリスの旗
  4. ミセス・ダウトアメリカ合衆国の旗
  5. フォレスト・ガンプ/一期一会アメリカ合衆国の旗
  6. マスクアメリカ合衆国の旗
  7. レオンフランスの旗アメリカ合衆国の旗
  8. パルプ・フィクションアメリカ合衆国の旗
  9. フィラデルフィアアメリカ合衆国の旗
  10. シンドラーのリストアメリカ合衆国の旗
出典:FRANCE 1994 - BOX OFFICE STORY”. boxofficestory. 2016年1月22日閲覧。

日本公開映画

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受賞

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誕生

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死去

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日付 名前 国籍 年齢 職業
1月 22日 テリー・サバラス アメリカ合衆国の旗 72 俳優
ジャン=ルイ・バロー フランスの旗 83 俳優・演出家
2月 6日 ジョゼフ・コットン アメリカ合衆国の旗 88 俳優
19日 デレク・ジャーマン イギリスの旗 52 映画監督
25日 北山年夫 日本の旗 72 俳優、声優
3月 4日 ジョン・キャンディ カナダの旗 43 俳優・コメディアン
6日 テンギズ・アブラゼ グルジアの旗 70 映画監督
メリナ・メルクーリ ギリシャの旗 73 女優
9日 フェルナンド・レイ スペインの旗 76 俳優
17日 マイ・セッタリング スウェーデンの旗 76 女優・映画監督
21日 リリー・ダミダ フランスの旗 89 女優
22日 菅貫太郎 日本の旗 59 俳優
23日 ジュリエッタ・マシーナ イタリアの旗 73 女優
4月 3日 フランク・ウェルズ アメリカ合衆国の旗 62 ウォルト・ディズニー・カンパニー代表取締役社長
19日 プレストン・ブレア アメリカ合衆国の旗 86 アニメーター
27日 小川英 日本の旗 64 脚本家
5月 1日 アル・ティーター アメリカ合衆国の旗 80 録音技師
8日 ジョージ・ペパード アメリカ合衆国の旗 65 俳優
15日 ギルバート・ローランド メキシコの旗アメリカ合衆国の旗 88 俳優
6月 4日 マッシモ・トロイージ イタリアの旗 41 俳優
5日 内出好吉 日本の旗 83 映画監督
6日 バリー・サリヴァン アメリカ合衆国の旗 81 俳優
14日 ヘンリー・マンシーニ アメリカ合衆国の旗 70 作曲家
15日 マノス・ハジダキス ギリシャの旗 68 作曲家
22日 石橋エータロー 日本の旗 66 俳優・コメディアン
7月 19日 村田武雄 日本の旗 87 脚本家
8月 6日 中古智 日本の旗 82 美術監督
8日 鳳啓助 日本の旗 71 漫才師
11日 ピーター・カッシング イギリスの旗 81 俳優
30日 リンゼイ・アンダーソン イギリスの旗 71 映画監督
9月 6日 ドゥッチョ・テッサリ イタリアの旗 67 映画監督・脚本家
7日 テレンス・ヤング イギリスの旗 80 映画監督
7日 デニス・モーガン アメリカ合衆国の旗 85 俳優・歌手
8日 東野英治郎 日本の旗 86 俳優
9日 パトリック・オニール アメリカ合衆国の旗 66 俳優
11日 ジェシカ・タンディ イギリスの旗 85 女優
12日 トム・イーウェル アメリカ合衆国の旗 85 俳優
17日 中川勝彦 日本の旗 32 歌手・俳優
23日 京塚昌子 日本の旗 64 女優
マドレーヌ・ルノー フランスの旗 94 女優
10月 5日 中条静夫 日本の旗 68 俳優
7日 三木鶏郎 日本の旗 80 作詞家・作曲家
16日 井上孝雄 日本の旗 59 俳優
20日 バート・ランカスター アメリカ合衆国の旗 80 俳優
21日 ブノワ・レジャン フランスの旗 41 俳優
24日 ラウル・ジュリア プエルトリコの旗 54 俳優
29日 汐路章 日本の旗 66 俳優
11月 30日 ライオネル・スタンダー アメリカ合衆国の旗 86 俳優
12月 5日 ギュンター・マイスナー ドイツの旗 68 俳優
6日 ジャン・マリア・ヴォロンテ イタリアの旗 61 俳優
21日 千田是也 日本の旗 90 俳優
22日 乙羽信子 日本の旗 70 女優
23日 大宮悌二 日本の旗 66 俳優・声優
セバスチャン・ショウ イギリスの旗 89 俳優
24日 清水雅 日本の旗 93 東宝相談役
ロッサノ・ブラッツィ イタリアの旗 78 俳優
26日 シルヴァ・コシナ ユーゴスラビアの旗イタリアの旗 61 女優
30日 巖金四郎 日本の旗 83 声優

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ 『キネマ旬報ベスト・テン85回全史』では配給収入は10億0700万円となっている[10]。しかし、キネマ旬報1995年2月下旬号も日本映画製作者連盟と同じ10.7億円となっている[11]
  2. ^ 『キネマ旬報ベスト・テン85回全史』では配給収入は39.5億円となっている[10]
  3. ^ 『キネマ旬報ベスト・テン85回全史』では配給収入は32.0億円となっている[10]
  4. ^ 『キネマ旬報ベスト・テン85回全史』では配給収入は20.6億円となっている[10]
  5. ^ 『キネマ旬報ベスト・テン85回全史』では配給収入は19.6億円となっている[10]
  6. ^ 日本映画製作者連盟の発表には含まれず[12]

出典

[編集]
  1. ^ a b c d e f g h i j k l m 東宝 2010b, p. 246.
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w 東宝 2010b, p. 247.
  3. ^ 歌舞伎座さよなら公演古式顔寄せ手打式”. 歌舞伎美人. 松竹 (2009年1月6日). 2022年9月25日閲覧。 “最近では「歌舞伎座百年祝賀 古式顔寄せ手打式」(昭和62年11月26日開催)、「松竹百年 古式顔寄せ手打式」(平成6年11月26日開催)などが行われましたが、この度は14年ぶりの開催となりました。”
  4. ^ 斉藤 2009, p. 117.
  5. ^ 第46作 男はつらいよ 拝啓車寅次郎様”. 『男はつらいよ』公式サイト. 松竹映画. 2016年12月29日閲覧。
  6. ^ 小売物価統計調査(動向編) 調査結果”. 統計局. 2016年8月3日閲覧。
  7. ^ 主要品目の東京都区部小売価格:昭和25年(1950年)〜平成22年(2010年)” (Excel). 統計局. 2016年8月3日閲覧。
  8. ^ a b 過去データ一覧”. 一般社団法人日本映画製作者連盟. 2016年8月2日閲覧。
  9. ^ 小学館. “日本映画史(年表)”. コトバンク. 日本大百科全書(ニッポニカ). 朝日新聞社. 2019年7月6日閲覧。 “1994シネマ・コンプレックス型の劇場とミニシアターが相次いで新設。この年、日本映画配給収入のうち、アニメ映画が50%を超える”
  10. ^ a b c d e 『キネマ旬報ベスト・テン85回全史 1924-2011』キネマ旬報社〈キネマ旬報ムック〉、2012年5月、534頁。ISBN 978-4873767550 
  11. ^ 「1994年度日本映画・外国映画業界総決算 日本映画」『キネマ旬報1995年平成7年)2月下旬号、キネマ旬報社、1995年、156頁。 
  12. ^ 1994年配給収入10億円以上番組 - 日本映画製作者連盟

参考文献

[編集]
  • 斉藤守彦『映画館の入場料金は、なぜ1800円なのか?』ダイヤモンド社、2009年11月27日。ISBN 978-4-478-01134-8 
  • 東宝 編『東宝75年のあゆみ ビジュアルで綴る3/4世紀 1932 - 2007』東宝、2010年4月。 
    • 東宝 編『東宝75年のあゆみ 1932 - 2007 資料編』(PDF)東宝、2010年4月。