Archaic Chain -アルカイック・チェイン-
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『Archaic Chain -アルカイック・チェイン-』は、原作:天河信彦・作画:皇なつき[1]による日本の漫画作品。
概要
[編集]『コミックブレイド臨時増刊コミックブレイドMASAMUNE』(マッグガーデン)にて連載。同誌2004年「初夏」号・同年「真夏号」・同年「秋」号および2005年「冬」号・同年「初春」号・同年「春」号・同年「初夏」号に掲載。
皇が天河を指名する形で連載が開始されたが[2]、7回連載された後中断し、未完のまま終了した。
単行本は全1巻が刊行されており、巻数表示はない。一時は、続きを描き下ろしで発表するという計画があったらしいが、都合により叶わなかった[要出典]。
あらすじ
[編集]奈良・明日香。15歳にして影手流の当主となった鉄は、同じく影手流を継いでいる香具山家で生活を共にしていた。
夏休みのある日、「大モンゴル展」を訪れた鉄と天鼓は、謎の男アラヲミが展示品の「テムジンの太刀」を盗む現場に出くわすが、ひょんなことから鞘だけが2人の手元に残ってしまう。
登場人物
[編集]- 畝火 鉄(うねび まがね)/影輝(かげてる)
- 主人公で影手流畝火家の当主。「鉄(まがね)」の名を嫌っている。天鼓からは「てっちゃん」と呼ばれる。香具山家で暮らしている。
- 香具山 天鼓(かぐやま てんこ)
- 中学3年生。頬に客人の印がある。両親を「おとっちゃま」「おかあちゃま」と呼ぶ。
- 香具山 埴安(かぐやま はにやす)
- 天鼓の父親。影手流香具山家の当主。
- 香具山 知流夜(かぐやま ちるや)
- 埴安の妻。天鼓の身代わりに遮那王に連れ去られた。
- キヨヒト/アラヲミ
- 光の剣を操る。手首に天鼓と同じ客人の印がある。姉が自分の身代わりに遮那王に連れ去られた。
- ニギサキ/ミタマ
- キヨヒトの従者。
- 佐久夜(さくや)
- エンジェルラダー教団の教主。知流夜の妹。遮那王に連れ去られた姉を取り戻したいと願っている。
用語
[編集]- 影手流(かげてりゅう)
- 理論上、この世で最も薄い刃を持ち、斬れないものはないという影の太刀を操る流派。人の影を斬ると、自身の影が濃くなる。誤って開いてしまった霊道を閉じる防人の役目を果たす。
- 影の太刀
- 光の剣
- 霊道(レイライン)
- 神や鬼が通るとされる道。
- 遮那王(しゃなおう)
- 幼子の体の一部に印をつけ、「7歳になったら迎えにいく」と約束させさらっていく。身代わりがいれば本人でなくても良いらしく、天鼓の母とキヨヒトの姉がその例である。
- 客人(まろうど)
- 客人の印
- エンジェルラダー教団
- 東京都墨田区に本部を構える教団。
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書籍情報
[編集]- 天河信彦・皇なつき 『Archaic Chain -アルカイック・チェイン-』 マッグガーデン〈ブレイドコミックス〉
- 2010年10月10日発行 ISBN 4-86127-199-1