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FCザンクトパウリ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
FCザンクトパウリ
原語表記 FC St. Pauli
愛称 The Pirates of the League
クラブカラー 栗色と白
創設年 1909年
所属リーグ ドイツ・ブンデスリーガ
所属ディビジョン 1部
ホームタウン ハンブルク
ホームスタジアム
ミラントア・シュタディオン
収容人数 29,546
代表者 ドイツの旗 オーケ・ゲトリッヒ
監督 ドイツの旗 スイスの旗 ファビアン・ヒュルツェラー
公式サイト 公式サイト
ホームカラー
アウェイカラー
テンプレート(ノート)サッカークラブPJ

FCザンクトパウリFC St. Pauli)は、ドイツハンブルクのザンクトパウリ地区を本拠地とするスポーツクラブ。同じくハンブルクを本拠地とするハンブルガーSVとのサッカー部門の対戦は、ハンブルク・ダービーとして激しい盛り上がりをみせる。ドイツ最大級の歓楽街であるレーパーバーンの脇に本拠地となるスタジアムが位置している。

歴史

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激しく上下する成績
スタジアム脇の売店

1910年に創設。ブンデスリーガ発足後は、1977年に1部昇格を果たしたが、翌年に2部へ降格、更に降格した年も成績は低迷し3部にまで降格した。そこから徐々にはい上がり、1988年に1部復帰を果たした。1部在籍中にみられた、同じハンブルクを本拠地とするハンブルガーSVとのハンブルクダービーは街を熱狂させた。

その後も1部と2部の往復を繰り返していたが、2002年に2部に降格すると更に低迷し、またもや2シーズン連続の降格という不名誉な結果を残しレギオナルリーガ(3部)へと降格した。こうした低迷期の中でも、2002年にカップ戦で世界王者であったバイエルン・ミュンヘンを破っており、サポーターを大いに喜ばせている。2006年にもカップ戦で4強にまで残った(この際はバイエルン・ミュンヘンに敗北)。その間にも着実に力を付け、2007年には2部へ復帰、2010年には1部復帰を果たした。前半戦こそは11位と比較的健闘していたが、0-1でアウェーながらも勝利した2011年2月16日のハンブルガーSVとのハンブルク・ダービーを最後に一気に低迷し、最下位に終わり、結局前評判通り、1シーズンで2部に降格した。しかし、序盤戦で失点を恐れない勇猛果敢なサッカーを見せたホルガー・シュタニラウスキde)監督の手腕が高く評価され、翌シーズンにはTSG1899ホッフェンハイムに引き抜かれる結果となった。2015年6月にアーセナルFCを退団した宮市亮が3年契約で完全移籍。移籍金は契約満了のためなし。

2024年5月12日、ホームで行われたVfLオスナブリュック戦を3-1で勝利し、13年ぶりのブンデスリーガ復帰を決めた[1][2][3]。最終戦のSVヴェーエン・ヴィースバーデン戦も勝利し、2023-24シーズンの2部リーグ優勝を決めている[4]。また、ライバルのハンブルガーSVは昇格に失敗した為、クラブ史上初となるハンブルガーより高い順位でシーズンを終えることとなった[3]

タイトル

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国内タイトル

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なし

国際タイトル

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なし

過去の成績

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シーズン ディビジョン DFBポカール
リーグ 順位
2007-08 ブンデスリーガ2部 34 11 9 14 47 53 42 9位 2回戦敗退
2008-09 ブンデスリーガ2部 34 14 6 14 52 59 48 8位 1回戦敗退
2009-10 ブンデスリーガ2部 34 20 4 10 72 37 64 2位 2回戦敗退
2010-11 ブンデスリーガ1部 34 8 5 21 35 68 29 18位 1回戦敗退
2011-12 ブンデスリーガ2部 34 18 8 8 59 34 62 4位 1回戦敗退
2012-13 34 11 10 13 44 47 43 10位 2回戦敗退
2013-14 34 13 9 12 44 49 48 8位 1回戦敗退
2014-15 34 10 7 17 40 51 37 15位 1回戦敗退
2015-16 34 15 8 11 45 39 53 4位 1回戦敗退
2016-17 34 12 9 13 39 35 45 7位 2回戦敗退
2017-18 34 11 10 13 35 48 43 12位 1回戦敗退
2018-19 34 14 7 13 46 53 49 9位 1回戦敗退
2019-20 34 9 12 13 41 50 39 14位 2回戦敗退
2020-21 34 13 8 13 51 56 47 10位 1回戦敗退
2021-22 34 16 9 9 61 46 57 5位 準々決勝敗退
2022-23 34 16 10 8 55 39 58 5位 2回戦敗退
2023-24 34 20 9 5 62 36 69 1位 準々決勝敗退
2024-25 ブンデスリーガ1部


現所属メンバー

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2023-24シーズン ブンデス2部 開幕戦(1.FCカイザースラウテルン戦)フォーメーション (3-4-3)
2023年11月7日現在[5]

注:選手の国籍表記はFIFAの定めた代表資格ルールに基づく。

No. Pos. 選手名
2 DF ギリシャ マノリス・サリアカス英語版
3 DF エストニア カロル・メッツ
4 DF オーストリア デービッド・メネス英語版
5 DF ドイツ ハウケ・ヴァール英語版
6 FW ドイツ シモン・ツォラー
7 MF オーストラリア ジャクソン・アーバイン () ()
8 DF スウェーデン エリック・スミス英語版
9 FW ブラジル マウリデス
10 MF ドイツ マルセル・ハルテル英語版
11 FW ドイツ ヨハネス・エッゲシュタイン
14 FW トーゴ エティエネ・アメニド英語版 ()
15 FW ルクセンブルク ダネル・シナニ ()
16 MF ドイツ カルロ・ブカルファ英語版 ()
No. Pos. 選手名
17 FW イングランド オラダポ・アフォラヤン英語版 ()
18 FW スコットランド スコット・バンクス英語版
19 FW ノルウェー アンドレアス・アルバース
21 DF ドイツ ラース・リツカ英語版
22 GK ボスニア・ヘルツェゴビナ ニコラ・ヴァシリ英語版 ()
23 DF ドイツ フィリップ・トロイ英語版
24 MF オーストラリア コナー・メトカーフ
25 FW ポーランド アダム・ジビガワ英語版
26 FW トルコ イライアス・サアド英語版 ()
28 GK ドイツ ソーレン・アーラーズ
29 DF ドイツ ルカ・マーセル・ギュンター
30 GK ドイツ サシャ・ブルヒャート
監督
ファビアン・ヒュルツェラー
in

注:選手の国籍表記はFIFAの定めた代表資格ルールに基づく。

No. Pos. 選手名
18 FW スコットランド スコット・バンクス英語版 (クリスタルパレスU21)
out

注:選手の国籍表記はFIFAの定めた代表資格ルールに基づく。

No. Pos. 選手名

歴代監督

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歴代所属選手

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GK

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DF

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MF

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FW

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脚注

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エピソード

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2024年11月14日Xの利用を停止すると発表した[1][2]。チームは2013年からXの利用を始め、利用停止を発表した時点で25万人のフォロワーを有していたが、利用停止の理由として、イーロン・マスクによるXの買収以後、マスクはXをヘイトマシーンに変えたと痛烈に非難している[1][2]。また2025年2月国内(ドイツ)にて行われる議会選挙にて、世論を操作するものになるかもしれないという懸念点も挙げた[1][2]。チームは今後BlueSkyに移行するとも発表し、フォロワーにBlueSkyへの移行を呼び掛けた[1][2]ブンデスリーガのクラブでXの利用を停止すると発表したのはザンクトパウリが初めてとなる[2]ガーディアンは、主要サッカークラブとしてはザンクトパウリが初めてXの利用停止を発表したと報じている[3]。ブンデスリーガのクラブでは、11月中にSCフライブルクヴェルダー・ブレーメンもXの利用停止を発表した[4][5]

関連項目

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  • FIFIワイルドカップ - FIFA非加盟国による国際サッカー大会。ザンクトパウリが主催し、自ら「ザンクトパウリ共和国」として出場。

外部リンク

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  1. ^ a b c d ザンクト・パウリがフォロワー数25万人の『X』から撤退…「ヘイトマシーン」との非難や世論操作への懸念を表明”. goal.com. 2024年11月16日閲覧。
  2. ^ a b c d e ザンクト・パウリ、『X』からの撤退を発表 「マスク氏はXをヘイトマシーンに変えた」”. サッカーキング. 2024年11月15日閲覧。
  3. ^ ‘A hate machine’: St Pauli become first major football club to leave X”. The Guardian. 2024年11月14日閲覧。
  4. ^ ブレーメンが『X』からの撤退を発表…ブンデスでは2クラブ目、プラットフォームの過激化を指摘”. サッカーキング. 2024年11月19日閲覧。
  5. ^ 堂安律所属のフライブルク、『X』からの離脱を発表。ブンデスでは3クラブ目”. goal.com. 2024年11月27日閲覧。