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uClibc

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
uClibc
対応OS 組み込みLinux
ライセンス GNU Lesser General Public License[1]
公式サイト http://www.uclibc.org/
テンプレートを表示
µClibc, システムコール (system calls), Linuxカーネル / µClinux.

uClibc は、組み込みLinux向けの小型標準Cライブラリである。uClibc は、メモリ管理ユニットを必要としないマイクロコントローラに対応したμClinux 向けに開発された("u" は「マイクロ」を意味する μローマナイゼーションである)[2]

プロジェクトを創始したのは Erik Andersen。他の主なコントリビュータとして Manuel Novoa III がいる。GNU Lesser General Public License でライセンスされており、フリーソフトウェアである。

特徴

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uClibc は、一般的なLinuxディストリビューションで使用している GNU Cライブラリ (glibc) よりずっと小さい。glibc はフル機能を実装し各種ハードウェアやカーネルに対応しているが、uClibc は組み込みLinuxに特化している。また、メモリ使用量を抑えるために機能単位で有効化/無効化が可能である。

uClibc は標準のLinuxにもMMUのないシステムにも対応している。Intel 80386AMD64ARM(両エンディアン対応)、AVR32Blackfinh8300m68kMIPS(両エンディアン対応)、PowerPCSuperH(両エンディアン対応)、SPARCv850 といったプロセッサに対応している。

歴史

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uClibc の開発は1999年ごろ始まった[3]。ほぼ全体を一からコーディングしたが[4]、glibc や他のプロジェクトから持ち込んだコードも一部ある[5]

関連項目

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脚注

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  1. ^ uClibc FAQ: Licensing
  2. ^ uClibc naming 2008年2月10日閲覧
  3. ^ uClibcのcopyrightテキスト
  4. ^ History”. uClibc FAQ. 2007年6月19日閲覧。
  5. ^ uClibc Changelog”. 2007年6月19日閲覧。 “pthreads support (derived from glibc 2.1.3's linuxthreads library) [...] Merged in the random number support (rand, srand, etc) from glibc.”

外部リンク

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