Wikipedia:GFDLは何ではないか
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この文書は私論です。一部のウィキペディアンが助言や意見を記したものです。広く共有されている考え方もあれば、少数意見の見解もあります。内容の是非については慎重に検討してください。 |
ウィキペディアを含むウィキメディア・プロジェクト群の多くは内容をGNU Free Documentation License (GFDL) とクリエイティブ・コモンズ 表示-継承ライセンスで提供されています。しかしながら、その意味合いはたびたび誤解されます。
GFDLは何ではないか
[編集]- GFDLはパブリックドメインではありません。GFDLで提供される内容の著作権は著者に帰属され、著者が権利を放棄した場合のみパブリックドメインになります。GFDLで提供される内容の二次的著作物はGFDLライセンスで提供しなければならず、原作者(著作権の所有者)名の記載もしなければなりません。
- GFDLはほかのソフトウェアライセンスとの互換性を必ず有するわけではありません。たとえば、BSDライセンスで提供される内容はGFDLライセンスで提供される内容に組み込むことができるが、GFDLライセンスで提供される内容をBSDライセンスで提供される内容に組み込むことはできません。2021年現在、ウィキペディア日本語版の投稿者は投稿内容をGFDLとCC BY-SA 3.0ライセンスで公開することに同意していますが、投稿者の中にはさらに別のライセンスで公開すること(マルチライセンス)に同意している方もいます。
- GFDLでの公開に同意したことは、著作権の譲渡を意味しません。ウィキペディアは利用者の投稿の著作権を所有せず、利用者がそれぞれの投稿の著作権を所有します。
- GFDLは著作権法を回避する方法ではありません。著作権が保護された内容は利用者が著作権を所有しているか、利用許可を与えられていない限り、ウィキペディアに追加すべきではありません。利用許可がある内容でも、GFDLとCC BY-SA 3.0のデュアルライセンスとの互換性がないライセンスでの許可の場合もウィキペディアに追加できません。この規定の例外については、Category:自由利用できないファイルの受け入れ方針に含まれるページを参照してください。著作権侵害の疑われる内容が追加された場合の対処はWikipedia:著作権侵害への対処を参照してください。
関連項目
[編集]- GNU Free Documentation License
- Wikipedia:記事の所有権 - ウィキペディアのコンテンツに対する、著作権以外の権利の主張について